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    コミュニティ化戦略を展開する地域企業における 信頼形成の影響度考察

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    第二創業で上場を果たしたアウトドア総合メーカーをケーススタディとして,その成功要因を,コミュニティと信頼という側面から観察した。信頼は他者と関わる行動の中から生じ,またその信頼が自身の行動に繋がっていくという先行研究をベースに,商品と顧客のベネフィットを繋げていく当該企業のカード戦略とストア戦略,および社員の意識調査から信頼生成要因を明らかにした。そして,企業組織におけるソーシャル・キャピタル生成には,結合型(閉鎖性)と橋渡し型の両方のネットワーク関係構造バランスが重要であることを指摘した

    Bayesian modeling for composite reliability and maximal reliability.

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    A reliability coefficient in psychometrics is used as an index of consistency. The α coefficient has been widely used as an estimate of reliability coefficient: however, in recent years, there has been an increasing interest in devising other methods of estimating reliability. I have made extensive revisions to enhance clarity and reduce redundancy. In addition to reporting the point estimate of the reliability coefficient, it is also recommended to report the results of interval estimation. Furthermore, psychological research using Bayesian modeling is gradually gaining popularity. In this paper, we introduce a Bayesian model for obtaining the point and interval estimation of maximal reliability and ω coefficient using a statistical analysis environment R and Stan that implements HMC sampling.信頼性係数は心理尺度開発場面で、尺度の安定の度合いを示す指標として利用されている。信頼性係数の代表的な指標としてα係数が広く利用されてきた。近年、α係数の再検討が進み、その他の信頼性係数の指標にも関心が高まっている。また、信頼性係数の報告も点推定値のみならず、区間推定を行った結果を報告する事も意識されるようになっている。更に、ベイズモデリングを利用した心理学研究が増えつつある。本稿では統計解析環境RおよびHMCサンプリングを実装したStanを用いて、ベイズモデリングによって最大信頼性およびω係数の推定値と確信区間を構成する方法を紹介する

    Limited Effect of General Trust in Judgment of Other\u27s Trustworthiness

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    信頼性判断と一般的信頼に関するこれまでの研究では,高信頼者が低信頼者よりも他者の信頼性を正確に見極めれるかどうかに関して,一貫した結果が得られていなかった.本研究では,信頼性判断に用いることができる情報量に着目し,ターゲットについての情報が加算的に追加される状況において,初期情報に基づく信頼性判断に及ぼす一般的信頼の効果とその持続性について検討した.また,後続情報に対する反応パタンと個人特性の関連について検討した.その結果,1)信頼性判断に及ぼす一般的信頼の効果は,情報が追加されるに従い速やかに消滅すること,2)自己利益のために他者を利用しようと考える傾向(道具的関係志向)の高い人ほど,ネガティブ情報が追加された際にターゲットの信頼性評価を急速に低下させないことが明らかとなった.In previous studies on general trust, empirical evidence of the relationship between general trust and judgment accuracy of other\u27s trustworthiness is not consistet. In this study, focusing on the amount of information that can be used to demermine the target\u27s trustworthiness, we examined the effect of general trust on evaluations of initial information and subsequent information. We also examined the relationship between individual psychological characteristics and the pattern of reaction to subsequent information. The results of the study suggeset that the effect of general trust on the evaluation of trust information disappears rapidly in accordance with information to be added. In addition, the results showed that those people who tend to think of trying to make use of others in order to promote their self-interest(with a high instrumental relationship-oriented score)do not lower their evalutation of the target\u27s trustworthiness rapidly in response to subsequent negative information

    国際戦略提携におけるコントロールと信頼

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     国際戦略提携のパートナーシップ・マネジメントには,コントロールと信頼という2つの基本アプローチがあるとされる。コントロールのアプローチは,目標を達成するため,特に相手の機会主義的な行動を抑制するための典型的なマネジメント手法として,従来からの研究対象とされてきている。信頼のアプローチは,企業の国際提携の普及が進むにつれて,特に日本や中国を始めとするアジア企業に対する研究が進むにつれて,多くの注目を集めている。しかし,信頼に対する理解が様々であり,コントロールと信頼の2つのアプローチに同時に焦点を当てる研究が少ない。本稿は,コントロールの具体的メカニズムを明確化した後,信頼の概念に対する理解を整理し,信頼構築の具体的方法を明らかにした。最後に,コントロールと信頼との関係は,それぞれ完全に独立的なものではなく,並列の概念と見なされる方が妥当であろうと結論づけた

    The Great Gatsbyにおける自己信頼(Self-Reliance)

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    本稿は,アメリカの思想家Emersonが掲げた自己信頼という概念の継承を,The Great Gatsby (by F.Scott Fitzgerald, 1925)の主人公Jay Gatsbyの常識を超越し先行動のなかに見出し,その共通する部分を明確にすることから論をはじめる。次に,Gatsbyが自己信頼を拠所に行動したことの必然性を追求し,最終的には,、Gatsbyの自己信頼が崩壊せざるを得なかった理由の究明を目的とする。なお,論を展開していくうえで,産業革命とフロンティアがもたらす富の蓄積を背景にロマンティックな夢を描き得た1830年代のEmersonの自己信頼と,そのロマンティックな夢が幻想と化しつつあった1920年代のGatsbyの自己信頼との対比という,歴史的視点を本稿の中心におく。自己信頼社会からの自己の遊離1920年代――現実からの遊

    信頼性と集団のリーダーシップ ─社会における一般信頼と個別信頼─

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     社会の中で観察される「信頼」には、二つのタイプが存在する。個別信頼と一般信頼である。個別信頼とは、信頼する側と信頼される側との間に、明確なひとつの理由が存在する場合に立てられるものである。たとえば、ひとりの技術者が、機械の利用者の求めに応じて、故障した機械を修理する場合に、その持てる技術の故に、信頼性を獲得することができる。専門的な技術という明確な理由があるために、この技術者は信頼性を獲得することができる。 ところが、集団や組織の内部における信頼のあり方は、このような個別の理由で存在する訳ではない。複数の理由が重層的に織りなす構造を持っている。このような一般信頼には、どのような特徴があり、どのようにして成立するのだろうか。この小論では、企業家タイプの比較検討を通じて、リーダーシップ概念の比較の中に、この一般信頼の意味を追究したい

    インドにおける民主主義体制と「トラスト」 -- 政治的安定性の認識構造

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    本稿はインドの大都市部における2003,2005年の政治社会意識調査データを基に,社会的な信頼感,政府や制度に対する信頼感が人々の認識構造においてどのように位置づけられているか探った論考である。これらのいわゆる信頼=トラストは,政治的有力感,民主主義に対する認識などと密接な関係にあり,インドの政治的安定性を考える上で重要な変数である。平均・共分散構造分析による分析から,人々の政治社会の認識構図において,社会的信頼感に代表される社会に対する認識と,政治体制への信頼感に代表される政治体制に関する認識は分離されていることが示される。両者が分離していることで,社会の不安定性は政治の不安定性に転化せず,その意味で,インドの民主主義体制の安定性が保たれていること,政治体制への信頼は政府が人々の日常に関わる政治,経済政策において実績を上げることによって高まることなどが本稿の実証研究から示される

    ストレス下における超音波画像装置を用いた 前距腓靱帯像の信頼性

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    【背景・目的】足関節捻挫は発生頻度の高い外傷である.足関節捻挫の受傷時には,外側靱帯である前距腓靱帯(以下 ATFL),次いで踵腓靱帯および後距腓靱帯が損傷される.近年,ストレス検査と超音波画像装置による評価を併用した,ATFL長の検討が行われている.しかしながら,評価する際の足関節底屈角度が研究間で異なっており一致した見解が得られていない.そこで本研究では,ATFLに対してストレス下(前方引き出しテスト・内反ストレステスト)において超音波検査を併用し,各足関節角度(底屈0°,15°,30°)の検者内・検者間信頼性を明らかにすること,さらにSpearman-Brown公式を用い高い信頼性を保証するために必要な測定回数を明らかにすることを目的とした.【方法】検者内信頼性の対象者は,男性7名,女性6名の16足,検者間信頼性は男性8名,女性6名の14足であった.ストレスは,テロスストレスデバイスを用い足関節底屈0°,15°,30°の3つの肢位による撮像を行った.検者内信頼性の評価は,同一検者が1回測定後,6−7日間(平均6.9日)の間隔を空けて再度測定を行う再検査法で行った.検者間信頼性の評価は,2名の検者により,同一被験者を測定した.【結果】前方引き出しテスト時は,足関節底屈0°と比較した場合,15°および30°でICCは高値を示し,SEM,MDC95,測定回数も減少傾向であった.内反ストレステスト時も前方引き出しテストと同様の傾向であった.しかしながら,足関節底屈30°において検者間信頼性の結果のみ低値を示した.【結論】ストレス下における超音波画像装置を用いたATFL長の測定信頼性には,足関節の角度が影響を及ぼす可能性が示唆された

    The Effect of Trust on Satisfaction of Friend-Relationship

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    本研究では,精神的健康に友人関係が深く関連することを仮定とし,友人関係満足に影響を及ぼす要因として信頼感を取り上げ,信頼感が友人関係満足に及ぼす影響についての検討を行った
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