593 research outputs found

    ガイネン ブンセキ ノ シュホウ ニツイテ ノ ケントウ : ガイネン ブンセキ ノ オモナ シュホウ ト ソノ ハイケイ

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    本稿では、「概念分析」の手法について概観し、それぞれの手法が生み出されてきた背景について論じた。「概念分析」は1960年代の看護理論の開発に伴い、その構成ブロックである「概念」を明らかにする必要性から、欧米を中心に探究が進められているものである。看護の分野で使用されている「概念分析」の手法は、高校生の概念分析スキルの向上を意図して導かれたウイルソンの方法から展開している。その主なものは、システマテイックな方法として評価され、先行研究において最も採用されているウォーカーとアーヴァントの方法、また時間や状況による概念の変化に着目したロジャーズの革新的方法、実践現場で概念がどのような意味で使用されているのかを重視したバイブリッド・モデル、さらには、いくつかの概念を多面的に分析する同時的概念分析などである。「概念分析」は、これまで曖昧に使用されてきた「概念」を明確にすることを通して、看護の現象に迫る方法を提示している。それぞれの手法の活用にあたっては、分析の目的に適した手法を選択して、クリティカルな思考を展開することが重要である

    塩類下剤誘発下痢モデルマウスに対する五苓散の効果(発表論文抄録(2009))

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    最も代表的な利水剤である五苓散は浮腫性の疾患によく用いられる。五苓散の腸管における利水作用を明らかにする目的で、硫酸マグネシウムによる下痢モデルマウスに対する効果を検討した。このモデルに対して、対象薬の人参湯エキス顆粒(166mg/kg,p.o.)は効果がなかったが、五苓散エキス顆粒(133mg/kg,p.o.)は有意な止瀉作用を示した。五苓散の温水抽出物(生薬末を37℃、30分抽出した凍結乾燥品)は熱水抽出物(五苓散料の凍結乾燥品)に比べ有意な止瀉作用を示した。白朮五苓散と蒼朮五苓散の止瀉作用比較において、朮の違いによる差異は認められなかった。五苓散の構成生薬である白朮、猪苓、茯苓、桂皮は五苓散に比べ弱い傾向がみられるものの、単味でも有意な下痢の改善を示した。五苓散から生薬を1種類ずつ抜いた一抜き五苓散はいずれも止瀉作用が低下した。五苓散変方(個別抽出した5種の生薬抽出物の混合品)の止瀉作用は、同時抽出した五苓散に比べて明らかに止瀉作用が減少した。これらのことから、この下痢モデルに対する五苓散の止瀉作用は特定の生薬によるのではなく、5種の生薬を同時抽出することが最も効果的であると示唆された。(著者抄録

    Toyama Regional Center of Japan Environmental and Children\u27s Study

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    Mシ ザイジュウ ノ チュウコウネン ノ セイカツ ジッタイ ト サクセスフル ・ エイジング

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    目的:M市在住の中高年がどのような生活実態であるのか、老後に向けて準備行動をしているのか、どのような老後像を理想としているのかを明らかにする。方法:M市に住む35〜64歳の中高年309名を対象とし、2003年7月〜9月に調査を行った。A.個人の特性、B.健康と生活、C.医療と福祉サービスに対する意識、D.老後に向けての準備行動、E.理想とする老後像の5つをサクセスフル・エイジングを調査する視点とし質問紙を作成。質問紙は郵送による配布・回収を行った。結果:有効回答数171であった。M市の中高年は、健康で生活に満足している人が多い。また、多くの人が老後に向けて何らかの準備行動をしていることが明らかになった。理想とする老後像については、自立や身心共に豊かな老後を送りたいという思いがあると考えられた。今後、これらの要因間の関連を考察し、看護者としての役割を明らかにすることが必要である。また、サクセスフル・エイジングのプロセスについて研究を重ねていくことが課題である
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