70,088 research outputs found

    Which More Reasonably Secures the Payment System, the Deposit Insurance or the Narrow-Banking?

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    松谷勉教授古稀記念特集本稿は,「平成13年度関西大学学部共同研究費」および「平成14年度科学研究費補助金基盤研究 (C) (2) (課題番号14530121)」の支援に基づく研究成果の一部である

    Optimal Banking Contracts with a Continuum of Types

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    本稿では,銀行が企業と貸付契約を締結する際に,すでに企業が私的情報を保有している状況における最適契約設計の問題を分析した.最も効率的なタイプの企業の借入額は自らのファーストベストの水準に一致するが,このタイプ以外の企業の借入額は自らのファーストベストの水準を下回るという意味で一種の信用割当を受ける.また,最も非効率的なタイプの企業は留保効用に等しい効用を得るに過ぎないが,しかし,このタイプ以外の企業は留保効用を上回る情報レントを獲得する.しかも,このレントは自分より非効率的なタイプの借入額に関する増加関数となることから,そのレントを節約するために借入額に歪みが生じ,信用割当が発生するのである

    バーゼル規制の導入と中国商業銀行のリスク管理

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    1.はじめに 2.バーゼル規制の変遷 3.バーゼルⅢと銀行のリスク管理 4.日本版バーゼルⅢと日本の銀行のリスク管理 5.中国版バーゼルⅢと中国商業銀行のリスク管理 6.おわり

    パーチェス法を用いたエージェントシミュレーションによる金融機関の合併に関するシステミックリスクへの影響分析

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    リーマンショック以降,欧州を中心にインターバンクネットワーク上の金融機関のシステミックリスクに対して関心が高まっている.本研究では,金融機関の破綻の影響がインターバンクネットワークにおいてどのように伝播するかについてエージェントベースシミュレーションを用いて分析した.シミュレーションでは,(1)市場性資産価格の下落率と(2)有価証券に与える損害率を変化させる2種類のシナリオを用意し,金融機関の合併の有効性・破綻リスクのモデル化を試みた.その結果,(1)金融機関の合併を実施した場合においても,多数行にわたる破綻のリスクは削減できない,(2)短期間で有価証券に損害が発生した場合,長期間にわたって損害が発生する状況よりもシステミックリスクが大きくなることが明らかになった.The aim of the present study is to evaluate systemic risks by manipulating the declining rate of marketable asset price and damaging of securities due to merger of financial institutions. An agent-based simulation platform with purchase method of international accounting standard is developed and analyse the influence of the goodwill (Noren), produced by merging financial institutions. The research revealed the following two points: (1) merger of financial institutions cannot prevent the failures of many banks; (2) systemic risk is more increasing damaging of securities than declining rate of marketable asset price

    Prof Frederick Ma Si-hang, GBS, JP 馬時亨教授

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    [[alternative]]Comparison of Production Risk between Specialized and Universal banks

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    計畫編號:NSC94-2416-H032-012研究期間:200508~200607研究經費:450,000[[abstract]]本研究的主要目的有二,首先參考Huang (2004)建立銀行的風險調整的多元產出成 本函數,來估計各銀行的生產風險。接著比較專業銀行與綜合銀行的生產風險之差異。[[sponsorship]]行政院國家科學委員

    中國銀行在中國經濟及金融改革下的發展

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    中國是一個發展中國家,同時又處於由計劃經濟向市場經濟轉型的過程,其改革代表著「金融深化」(Financial Deepening) 的發展。本文首先扼要闡釋中國的金融體制改革與金融深化的理據和實況,接著再詳細探討中國銀行在金融及外匯改革之下其業務的特徵及轉變。 在中國金融改革的過程中,中國銀行的管理體制及其營運方式與中國政府的經濟政策依然保持著一定的「轉型期」關係。這明顯反映於中國銀行的資產負債結構和其營運效率指標之上,如盈利率與資本充足率等。經過二十多年的改革,中國銀行仍然未能完全擺脫政府的融資計劃的影響;在發展商業業務的同時仍然或多或少地執行著政府的政策性業務;基本上仍扮演著一個「發展銀行」 (Development Bank) 的角色和功能。 純粹從微觀經濟的角度來分析,中國銀行的這種「雙重」性格,難免在一定的程度上削弱了其風險、流動性和盈利性管理的能力和意識,並減低其經營效率和整體實力。這種矛盾明顯可見於大陸的中國銀行總行及香港分行兩者間的差異。大陸中國銀行的這些弱點在中國加入世界貿易組織之後,因為外資銀行的競爭與挑戰將更形突出。這將帶動政府對整個銀行體制進行進一步商業化[的改革與調整,包括銀行資產重組及利率自由化等措施

    ギンコウ キセイ トウキョク ニヨル サイテキ カイニュウ プログラム ニツイテ

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     この論文では,規制当局が銀行のオペレーションに介入する早期是正措置のモデルを提示する。社会的な介入費用は銀行の資本レベルに依存し,銀行の保護観察期間が短期間にすむならばその費用はより小さくなる。規制当局は,社会的な介入費用を最小化するように,介入を始める銀行資本レベルを設定する。この問題を解くため,我々は,銀行の初期資本レベルに応じて介入を始める最適な銀行資本を算出する。この結果,初期のレベルがより高いと,それだけ介入を引き起こす最適停止のレベルがより高くなることが明らかになる。また本論文では介入された銀行に政府が供給する助成金額と自己資本比率のレベルによってどのように社会的厚生費用が変化するかを示す

    Governance structure and Operating Performance of Japanese Major Banks

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    近年,銀行の経営破綻が相次ぎ,金融システムの不安定性が高まっている。そのため,銀行のガバナンス構造を明らかにし,銀行経営の効率性を高めることは喫緊の課題である。ところで,非金融企業と異なり預金という特殊な負債を保有する銀行の場合,株主によるガバナンスが重要である。本稿では, 1990年から1998年をサンプル期間として,日本の大手銀行18行のパネル・データを用いて,株式所有構造の変化,株式所有構造と経営効率性および労働分配率との関係を分析した。その結果,①銀行の株式所有構造は経営効率性を重視する株主の保有比率が上昇する傾向にあること,②銀行経営に対して株主は経営効率性を高める方向で影響を与えていること,③株式保有比率が高いほど労働分配率が低下すること,すなわち株主への分配が多くなる傾向があること,の3点が明らかになった。従って,少なくとも1990年代において,銀行のガバナンス構造は株主への利益分配を重視する「新古典派型企業」としての性格を示していると言える

    第3章 銀行資産と金融政策の有効性

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    本稿は、金融政策の効果波及経路について「信用概念」の有効性を検証する。とりわけ、銀行を通じた効果波及メカニズム、いわゆる「貸出概念」に注目する。そして、銀行の業態別データを用いて、銀行の貸出行動が金融政策に依存するか否かを実証的に検証する。さらに、貸出概念が銀行のバランスシートの健全性にどのように依存するかも検証する。主要な結論は以下の通りである。1980年代では、銀行の貸出供給がバランスシートの構造や金融政策の影響を受けた徴候は見られず、貸出概念は支持されなかった。逆に、1990年代では、ほとんどの業態において貸出概念が支持された。また、金融政策の影響は銀行のバランスシートが悪化すると大きくなることが検出された
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