224 research outputs found

    高校生を対象とした分子生物学実験に関する報告 — 高校生のための大学授業開放2015 —

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    近年、高大連携事業が普及しており、全国的に様々な取り組みがなされている。岡山県立大学保健福祉学部栄養学科においても、第1 回「高校生のための大学授業開放」の一環として、「高校生のための分子生物学実験」が実施された。本実験では、分子生物学的実験操作を通して、高校生らに、高校の「生物」で学習する分子生物学の知識をより深く理解し、机上の学習では得られない体験と興味をもってもらうことを目的とした。このような公開実験は、本学科においては前例のない取り組みであったため、実施に際しては「効化的なタイムテーブル」、「技術サポート」、「高校生の内容への理解」が課題となり、十分な事前検討を行う必要があった。実施後の独自アンケートにより、本公開実験は、参加した高校生の評価が高く、十分な成果が得られたものであった。 Recently, cooperation project of high school and university education has become popular, and the various approaches are conducted in Japan. The“molecular biological experiment for high school student” was conducted in the first project of “demonstration classes for high school students” in Department of Nutritional Science of Okayama Prefectural University on August 2015. The purpose of the demonstration class is that high school students understand molecular biology more deeply, and take experiences and interests that can not be gained by learning on desk. Such demonstration class was unprecedented in our department, and we had agendas including “effectual time table”, “technical support” and “understanding of the participants to the subject matter”. Hence, we needed enough consideration about the best way to experiment beforehand. The questionnaire after the demonstration class showed high commendations on the class from the participants, and so we may achieve some positive results

    Fundamental experiments on flashover of a porcelain insulator with AC high voltage

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    Follwing previous papers, flashover characteristics of a porcelain insulator by applying AC high voltage are fundamentally examined. We get the many protections on flashover of a porcelain insulator into the guiding principle from many experiences of high voltage experiments. The principle consists of the following three items: 1) divide the electric line of force into small length as possible. 2) concentrate the line within high insulation materials by a specific dielectric constant control. 3) trap the line with the shape of high insulation materials. Experiments belonging to two categolies are carried out. One is of division of the line by several layers of dishes. Another is of concentration of the line with the high dielectric materials. It is found from the fundamental flashover experiments that there are a optimumdistannce for the divide the eletricline of force into small length and a certain curve which represents flashover voltage per unit diameter of a porcelain insulator as a function of the distance of two electrodes and our guiding principle on the protection of flashover of a porcelain insulator is certain to be available.前報告に引き続いて,交流高電圧による碍子の閃絡破壊特性を基本的に調べた。我々は多くの高電圧に関する実験の経験から得た数多くの碍子の閃絡破壊防止法を今後の指針にまとめた。この指針は次の3項目からなっている; 1) 電気力線を可能な限り分断する。 2) 電気力線が耐圧の高い材料に集中するように材料の誘電率制御を行う。 3) 電気力線をトラップするような形状をとる。 2つの範疇に属する実験がなされた。一つは洋皿を重ね,電気力線を分断するものであれもう一つは高誘電材料で電気力線を集中させるものである。閃絡破壊の基礎実験から,電気力線を小さく分断するのにも最適な距離があること,および,碍子の単位直径あたりの閃絡破壊電圧は電極間距離の関数として一つの曲線で表されることが分かった。そして,我々のまとめた碍子の閃絡破壊防止に関する指針は確かに使うことが可能である

    Evaluation of Outpatient Nursing Practice at Nighttime and Examination of Future Education Method

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    本研究では,成人看護学実習の一部として行われている夜間診療実習の目標の達成度を評価し,今後の課題と教育方法について検討した.学生の実習記録の記述内容を分析対象とし,質的に分析した結果,外来における看護者の役割については多くの学生が捉えられていたが,対象の生活上の問題や健康管理に関する対象理解については視点が乏しく記述数も少ないことが明らかとなった.今後,対象理解が深まったり広がったりするよう,実習前オリエンテーションで成人期の特徴や健康を阻害する要因,健康の判断に影響する要因や受診に関係する要因について学習し,実際に実習の場で,生活や日常の健康管理行動について対象にどのように聞いていくのか具体的にイメージできるようにしていく必要性が考えられた.また,各々の学びを共有できるよう,可能な限り実習後に学生カンファレンスの時間を設けるよう工夫していく

    気管支鏡生検後にStreptococcus anginosus ,Streptococcus constellatus およびEggerthia catenaformis に加えて結核菌による急性膿胸を合併した肺結核症の1例

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    症例は60歳代,男性.胸部CT で右上葉に低吸収域を伴う浸潤影を認めたため気管支鏡検査を施行した.組織診で類上皮細胞肉芽腫を認め,ブラシ擦過洗浄液の抗酸菌培養で結核菌が検出され肺結核症と診断した.気管支鏡検査12日後に右膿性胸水貯留に伴う呼吸不全を合併し,胸水細菌培養でS.anginosus ,S.constellatus およびE.catenaformisが検出され,胸水抗酸菌培養で結核菌が検出された.膿胸に対する抗菌薬投与と胸腔ドレナージのほか,局所麻酔下胸腔鏡によるフィブリン網の掻破と胸腔内線維素溶解療法を行いつつ,抗結核薬治療も行い良好な治療経過を示した.technical repor

    人工股関節置換術後患者の車椅子自立への支援 : クリニカルパスを活用して

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    クリニカルパスを使用して、人工股関節置換術後患者の車椅子自立への支援を行った。その結果、車椅子自立日数が短縮した。術前から脱臼予防や車椅子操作の習得に向けた教育を行うことが効果的であり、車椅子使用経験はほとんど影響を与えていないことがわかった。パスに車椅子自立を促す内容を盛り込み、看護師が働きかけをすることで患者の車椅子自立への意欲が高まり、車椅子自立日数が短縮したと考えられる。Article信州大学医学部附属病院看護研究集録 36(1): 112-117(2007)departmental bulletin pape

    残胃固定により胃内容排出遅延防止を図った巨大食道裂孔ヘルニアを伴う超高齢者進行胃癌の1切除例

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    93歳女性.黒色便・食思不振に対し上部消化管内視鏡を施行.胃体中部から前庭部に約半周性の4型病変を認め,生検で粘液腺癌であった.CT検査では縦隔内へ全胃の脱出を認め,複数個の所属リンパ節腫大を認めたが,明らかな遠隔転移は認めなかった.超高齢かつ著しい裂孔ヘルニア併存のため,残胃の縦郭内嵌入を回避すべく単純胃全摘の術前方針とした.腹腔鏡所見では腹膜播種を認めたものの,全胃が腹腔内に還納できたため胃全摘可能と判断し開腹移行とした.しかし開腹下では著しい亀背のため視野不良であり,腹部食道周囲の操作は危険と判断し胃亜全摘術に変更.裂孔内への再嵌入と胃内容排出遅滞(DGE)の回避を目的として,残胃を胃管のように細長く形成して腹側・尾側に牽引し,頭側から尾側へ縦方向に固定すべく腹壁と縫合した.術後経過は良好で,DGE・ダンピング症候群も見られる事なく速やかに全粥摂取可能となったため,第9病日退院許可に至った.超高齢者に対し残胃を縦方向に固定することにより意図的にDGEを防止し,さまざまな術後早期合併症を回避し得た症例を経験したので報告する

    人口減少地域での集落維持機能とその活性化:福島県西会津町を事例にして

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     近年、全国的な人口減少と少子高齢化が進行しており地方においては「集落消滅」や「地方消滅」までもが危惧されるようになった。特に農山村においては農林業の衰退とともに若年層の都市への流出が継続的に進み人口の再生産力を失いつつある。しかし、地方における集落や農山村の消滅は田畑の消滅、地域固有の文化の消滅、農山村で享受できるサービスの低下といった問題を引き起こし、地域住民だけでなく都市部の住民にも影響を及ぼす可能性がある。そのような背景から、近年では地方の集落や農山村の活性化に向けた様々な取り組みが行われている。そして、少子高齢化や過疎化が著しく進む福島県においては県が「大学生の力を活用した集落復興支援事業」を展開している。本報告では、集落機能の地域差を踏まえ、集落機能維持の活性化について、具体的な事例を整理した
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