184 research outputs found

    子どもの支援に至る保護者の心理的過程と行動の研究 ―当事者としての保護者という視点の重要性―

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    本研究の目的は、発達障害1の傾向にある子どもの支援につながる保護者の行動や心理的過程に影響を与えた内容を明らかにすることで、支援をする側が留意する点、具体的な対応について考えるための提案を行うことである。具体的には、発達障害の傾向のある子どもの保護者を対象とし、育児や子どもの障害だけでなく、保護者自身の日常的な仕事や人とのかかわり、経験を通した心理的な浮き沈みをインタビューにより調査した。得られた発話内容は複線径路・等至性アプローチ(TEA)の手法を用いて図示(TEM 図)した。その結果、保護者の人生に起きた様々な出来事が保護者の行動や心理過程にどのような影響を及ぼしてきたのかを具体的に示すことができた。この結果から、早期発見・早期支援とはならなくとも子どもの気になる様子を意識し続けることによって、大きなトラブルを防止できる可能性があること、保護者を含めた家族も子どもの支援の当事者であるという視点の重要性、学校以外のさまざまな人や環境を意識することが支援の有効な活用につながる可能性を広げることなどがわかった。departmental bulletin pape

    A市における学習支援・子ども食堂・居場所に取組む支援団体への実態調査

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    研究ノート A市において、学習支援・子ども食堂・居場所作りに取り組んでいる支援団体31 ヵ所へアンケート調査票を送付し、現状および困難点の把握と今後の課題を聞いた。 アンケート結果の中で特に注目したものは、参加者の中に「気になる子どもや家庭」がいると答えた団体が全体の85.0%あり、特に学習支援では92.9%であった。さらに、自由記述において、具体的にどのようなことが気になるのかを尋ねたところ、最も多かったのは発達障害、次には不登校、ネグレクト、ひとり親家庭での問題(教育・生活・家族関係等)であった。また、参加する子どもや家庭へのサポートで困っていることは何かを尋ねたところ、親とのコミュニケーションがとれないこと、発達障害や不登校への専門的支援ができないこと等が多くあげられていた。 以上のことから、学習支援・子ども食堂・居場所への参加者の中には、深刻な問題を抱えている子どもや家庭が存在すること、支援団体はそういった参加者への専門的支援を求めていることが明らかとなった。こうした支援団体の課題としては、必要な機関や専門的サポートに繋がりながらソーシャルワーク的支援を可能としていくことであると考える

    第1005回千葉医学会例会・第17回精神科集談会

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    VMN particle injection, 12 hours circulation time, map of the particles adhering to the capillary wall
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