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    La1-xMxFeO3 (M=Sr, Ca)の磁性

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    電気通信大学201

    アフリカ農村社会の脆弱性分析序説

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    脆弱性理論は、脆弱性概念の多義性のために未だ有効な分析概念とは認められていない。しかし、アフリカの貧困問題や農業の持続性の理解のための学際的研究分野においては大きな可能性を持つと考えられている。本稿では、アフリカ農村社会の分析にとって適切な脆弱性の定義を試み、つぎに個人、世帯、社会集団という主体の違いによって現れる脆弱性の多様性を整理した。その上で、ナイジェリア、ブルキナ・ファソ、ザンビアで行った農村調査の結果をもとに、個人、世帯、社会集団の脆弱性がどのような過程で増大してきているのか考察した。その結果、個人、世帯、社会集団の脆弱性は、相互に密接な関連をもち影響しあっていることが明らかとなった。たとえば、ブルキナ・ファソから南部諸国への出稼ぎは、干ばつ常襲地域の世帯の脆弱性を緩和するものであったが、2000 年にコート・ジボワールで起きた外国人排斥運動に遭い突然中止せざるを得なくなった。このことで国外追放された個人、世帯はもとより、彼らが帰った先の故郷の農村社会の脆弱性にも深刻な影響を与えた。このような複雑な脆弱性を理解するためには、主体間の脆弱性増大の影響やそのプロセスを明らかにした上で、つぎにそれらの間の相互関係を解析する必要がある。英文のものは、和文の報告の内容を要約したものとなってい

    ボコハラムの過激化の軌跡

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    巻頭言:一つの村から見えるもの

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    アルキル基置換ビスピラゾリルピリジン誘導体を配位子に用いた鉄(Ⅱ)スピンクロスオーバー錯体の系統的研究

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    【背景】スピンクロスオーバー (SCO) 錯体は記憶材料やスイッチング材料などへの応用が期待されている。そのためには、SCO温度 (T1/2) を制御することが重要な研究課題の一つである。2,6-ビス(1-ピラゾリル)ピリジンは、[FeL2]2+ 型錯塩となったときにSCOを示しやすい配位子として知られている。本研究では、(L)のピラゾール環3,5-位に電子供与基のアルキル基(R = Me, Et, Pr, Bu)を導入し、カウンターアニオン(X)としてClO4やBF4を用いて、T1/2を比較検討した。【結果】錯体 [Fe(LR)2](X)2 (図1a)を合成した1)。固体状態の直流磁化率測定(図1b)によると、 Rの導入により、すべての錯体で低スピン状態が安定化した。特にMe基で顕著であった。しかし、立体反発が大きくなり、 Fe-N間距離が長くなると考えられるEt~Bu基では、Me基の場合に比べて逆に低スピン状態を不安定化した。これらは溶液状態の測定でも同様の傾向を示した。またX線単結晶構造解析により、[Fe(LR)2](ClO4)2はアルキル基が導入されると大きく歪みが解消され、理想的な正八面体に近く低スピン状態が安定化することが確認された(図1c)2)。 【考察】本系においては、置換基を導入した際、N原子の電子密度を高める電子効果・結晶に内部圧力を与える立体効果・正八面体からの歪みを解消する効果がみられた。電子効果および歪みを解消する効果で低スピン状態の安定化が進み、T1/2は上昇した。一方で、立体効果によっては低スピン状態を不安定化し、T1/2は下降した。すなわち、アルキル基の電子効果および歪みを解消する効果のT1/2シフトは、立体効果のT1/2シフトと相反する結果をもたらしているように見える。このような調査は、可溶化置換基のような化学修飾の影響の予測に役立つ。電気通信大学201
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