6,275 research outputs found

    ディスカッション場面における非主張的な自己表現に関する研究

    Get PDF
    本研究では,非主張的な自己表現に焦点を当て調査を行った。研究Ⅰでは, 授業のディスカッション場面の非主張的な自己表現を用いる意図についての尺度を作成した。また,その信頼性と妥当性を検討し概ね十分な結果が得られた。研究Ⅱでは,自己表現のタイプと意図,授業のディスカッション場面での不安感,演習の場の影響との関連を検討した。その結果,消極的非主張群は非主張的な自己表現を用いる意図において「スキル不足」が高いこと,ディスカッション場面でのコミュニケーション不安が高いこと,「知的評価」の場面では発言が抑制されることが示された。Article信州心理臨床紀要 19 : 71-81(2020)departmental bulletin pape

    自己表現演習の授業展開-平成27(2015)~29(2017)年度和洋女子大学教育振興支援助成報告 -

    Get PDF
     本論文は平成27(2015)年度より平成29(2017)年度まで和洋女子大学教育振興支援基金の助成を受けた人文学群心理学類の自己表現演習の授業展開を報告する。自己表現演習は、教員のサポートを受けつつ学生自身が主体的に何らかの表現活動(発表)を行う演習科目であり、2年生の後期に選択科目として開講された。自己表現演習の開講は、上級学年における主体的な授業態度の向上、実習や卒業研究に向けて教員との関係性を教育的に妥当なものとすることを狙いとした。また就職活動や職業生活に有用な自己表現力や協同作業を実践的に学んだり、長期的に人生を豊かにしたりという目的をもって開講された。教員の側も自己表現演習の担当を通じて、学生理解の深化やコミュニケーション能力の向上をめざした。 自己表現演習において3年間で119名の学生が32の発表を行った。教育効果測定のため学期の初めと終わりにアンケート調査に回答してもらった結果、主体的な授業態度が高まり、学習への積極的な関与が向上した。また自由記述からは自己表現に対する理解や意欲の向上、また個性の認め合い、協調性の向上、教員への感謝が多数見受けられた。さらに履修2年後の卒業直前において行った調査においても同じ傾向があり、本取り組みへの評価がきわめて高かったことが推察された

    (ワークショップ)対人関係で活かすアサーション

    Get PDF
    東京女子医科大学看護学会第14回学術集

    Study guide for large scale international comparative surveys and quantitative analysis, some findings about values and religiosity

    Get PDF
    定量分析のデータとして「世界価値観調査」を取り上げ、芸術文化学部の将来にも関わる“自己表現:Self-Expression” 価値重視のトレンドについて、文化地図を手がかりに探る。また、国際比較を行うときに日本人の“宗教” 観があいまいであることの実態を確認する。最後に、価値観生活意識について筆者が最も説明力を持つと捉えているライフスタイルアプローチについて、世界価値観調査に新たに設定された質問群について、特徴をさぐり、今後の研究課題を整理する

    シャカイテキ カシコサ ノ コウゾウ オヨビ カテイ デノ シツケ ガッコウ セイカツ ケイケン チイキ ノ キョウイクリョク トノ カンレン

    Get PDF
    本研究の目的は,社会的な場面や状況への適応を示す「社会的かしこさ」尺度の内部構造を検討すること,そしてこの「社会的かしこさ」と家庭でのしつけ,学校生活経験,地域の教育力との関連を検討することであった.「社会的かしこさ」には「状況判断・課題解決能力」,「他者・周囲への配慮」,「自己表現力」,「感情のコントロール」という4因子構造が認められた.「社会的かしこさ」と家庭でのしつけ,学校生活経験,地域の教育力の3変数との間には正の相関が認められた.また,この3変数が「社会的かしこさ」へ及ぼす影響を重回帰分析によって検討をした.その結果,家庭でのしつけ,学校生活経験からの有意な回帰が認められた.これらのことから,家庭でのしつけと学校生活での経験が「社会的かしこさ」へ影響を与えることが示唆された.This study attempted to construct a social wisdom scale as defined as social adjustment and to examine the relationships among social wisdom, home discipline, school life experience and community educability. Social wisdom was found to consist of four factors: assessment of the situation and problem solving ability, regard for others, ability in self-expression, and control of emotion. Low positive correlations were obtained between social wisdom and the three variables of home discipline, school life experience and community educability. A multiple regression analysis showed that social wisdom was predicted significantly by home discipline and school life experience, suggesting that these two variables would influence the development of social wisdom
    corecore