55 research outputs found

    Challenges Facing Kyoto City From International Tourism and COVID-19 : A Case Study

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    本研究は外国人旅行者と新型コロナウィルスによる京都市への影響と今後の観光の在り方について考察する。歴史的に日本は外国人旅行者にとっては然程人気のある観光地ではなく、本格的に外国人へ向けて大々的に宣伝をし始めたのはバブル経済が崩壊した1990 年代初頭の頃であった。その効果で2012 年から2019 年に渡って外国人旅行者数が年々指数関数的に増加し、2019 年に全国3,000 万人(京都は500 万人)を超えた。ホスピタリティ業界、また外国人専用ツアーガイドとして働いたカナダ出身コッチ・グレッグ氏とのインタビューを通じて、外国人旅行者数の急増後、京都市、また市民への影響、そして新型コロナウィルスによる影響を解説する。市民、企業、自治体を含む全ての利害関係者が協力してコロナ後、観光業の将来の方向性と在り方を定量化し、より持続可能な長期的解決策を図る必要性について考察すべきであると提案する。論文 / Article

    A Grassroots Community Initiative in Ishinomaki City, Japan : Reflecting on a Visit to a Mosque

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    東日本大震災は周辺地域に多くの変化をもたらした。震災後十年が経過し、宮城県石巻市在住の外国人数は 1.5 倍になった。結婚のために来日した中国人やフィリピン人が多くを占めた以前とは異なり、震災後は単身で来日する外国人技能実習生が増加した。内訳としてはベトナムやインドネシアなどの出身者が多い。日本人配偶者やその家族、親戚などにサポートを得られる外国人とは違い、職場と寮以外にも、技能実習生が所属することができるコミュニティ作りが急務である。その成功例として、石巻市で会社を設立し、宮城県国際化協会や石巻市の援助を受け、地元住民の賛同を得てイスラム教信者やコミュニティのために 2022 年にモスクを建立したバングラデッシュ出身のソヨド・アブドゥル・ファッタさんに非構造化インタビューをした。本研究は、「石巻モスク」建立のエピソードや役割、並びに外国人コミュニティが日本の社会に投げかける多文化共生の社会実現への示唆を考察したものである。論文 / Article
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