60 research outputs found

    祖父母の育児支援に関する文献概観

    Get PDF
    以前の日本における育児環境は、祖父母との同居も多く、育児に関する知識や体験は生活の中で自然と祖父母から父母へ、さらに子へと伝えられていたと思われる。しかし現代は、核家族化や女性の子育てと、社会的な参加とが同時に要求されることも多くなるなど、社会・経済・文化的システムの変化の中で、妊娠・出産・育児に対する価値観やライフスタイルは多様化し父親役割や母親役割も変貌してきている。このような現代において育児に関して祖父母から父母世代へ何をどのように伝承されているのか、また世代による差異はどのようなものかについて調査した文献24件の記述内容を検討した。結果内容を「祖父母の育児を支援することへの思い・認識」「祖父母による支援の実際」「母親の育児行動へ影響する要因」「祖父母が育児に関わることへの母親の思い」に分類した。親と子の世代の価値観の相違、伝える側、伝えられる側の意識の違い、祖父母から母親へ伝えられていることの実際、支援の実態について様々な側面から関連を見る必要性があること、また祖父母世代が育児を行ってきた時代背景の理解の必要性、祖父母の育児支援への戸惑いや負担感を理解する視点が重要である

    被虐待者のエンパワメントからの学び : 保健師学生と助産師学生の視点

    Get PDF
    保健師、助産師の基礎教育課程の中で虐待の当事者から直接学ぶ機会は乏しい。今回、音楽活動を行っている被虐待者の『コンサート&トーク』をとおして保健師および助産師学生がメッセージとして受け止めた内容や、その視点を分析し、リスクの高い健康課題を有する当事者のエンパワメントについて学習する意義を検討した。学生にとって当事者から直接学ぶことは、現実の理解につながることがわかった。また、人々の人生、生命、生活に関わる看護職者としての役割認識を高めた。特に虐待という健康リスクが高い課題について学ぶことにより、当事者のエンパワメントについて学習する良い機会となった

    PRODUÇÃO E QUALIDADE DE FRUTOS DE ERVILHA TORTA

    Get PDF
    O objetivo deste trabalho foi avaliar a influência de doses de potássio em cobertura na produção e na qualidade de ervilha, cultivar Torta de Flor Roxa. O experimento foi conduzido no período de março a julho de 2006, em blocos casualizados, com seis repetições e seis tratamentos: 0,0; 1,14; 2,34; 3,54; 4,68; 5,88 g planta-1 de K2O aplicados em cobertura a partir do florescimento. Não houve aumento na produção (com média de 29,34 vagens comerciais e 7,37 g por planta) de ervilha torta e também não foi alterada a qualidade dos frutos com o aumento das doses de K2O fornecidas, provavelmente pelo solo já apresentar teor alto deste nutriente (5,7mmolc dm3). Apesar de ser recomendado a aplicação de potássio em cobertura, conclui-se que as doses aplicadas não influenciaram a produção nem qualidade dos frutos de ervilha torta

    助産師外来の問題点に関する文献検討

    Get PDF
    助産師外来の問題点を把握するために文献検討を行った。「助産師外来」「妊婦健康診査」「保健指導」「問題点」をキーワーズとし、医学中央雑誌で抽出できた文献は6件であり、妊産帰及び助産師と医師の意見について分析した。妊産婦は、問題点として医師がいないことへの不安であった。助産師は、問題点として主に超音波診断や助産診断についての不安であった。医師は、問題点として助産師の診断能力や技術面の不足であった。これらの問題点に対しては、医師との連携、助産診断能力の向上が解決策になると考えられた

    在日外国人の育児の現状について(第2報) : 母子健康手帳の利用状況

    Get PDF
    母子健康手帳は、妊娠・出産・育児に関する健康記録の側面と、育児指導書的な側面を持ち、日本の母子保健の向上に寄与してきた。今回島根県内在住の乳幼児をもつ外国人母子14名を対象に、日本の母子健康手帳の利用状況について調査した。その結果、母国に母子健康手帳を持たない母親が多く、使い方の説明が不足であること、また母国に帰ったときは使えない等の問題が明らかになった

    在日外国人の育児の現状について(第1報) : 在日フィリピン人の母親の育児ストレスとその対処法

    Get PDF
    在日外国人の育児の現状について明らかにすることを目的とし、在日フィリピン人の母親を対象に育児ストレスと対処法、育児で困っていること等を調査し、先行文献(清水、2002)との比較を行った。結果、育児ストレス値は、日本人よりも低い傾向があった。平均値が最大で他の4か国よりストレス値が高い項目は、「同じ年頃の子どもの様子を知って我が子が劣っているのではないかと不安に思う」であった。また、「あきらめたり我慢する」ことでストレス対処を図っており、望ましいストレス対処のためには父親など関わりのある周囲の人々の支援の必要性が示唆された

    島根県立看護短期大学の図書館のあり方の検討 : 図書館の学外利用者の実態調査を通して

    Get PDF
    本学の図書館は、建学の理念に基づき、大学開放の一環として図書館の学外利用者のサービスの拡充を進めてきた。今回、県内の保健・医療・福祉の従事者に対する情報センター機能としての課題を明らかにするために、学外利用の登録者の利用目的、利用頻度、利用しての満足度などの実態調査を実施した。郵送法により、1次調査(2002年8月)として、登録者の概要を141人(回収率27.4%)、より詳細な2次調査(2002年9月)31人(回収率77.5%)の調査結果をまとめた。回答のあった学外利用者は、看護職が最も多く、利用頻度は年3~4回であった。図書館の利用目的は、調べ物、文献検索、図書の借用・返却であった。目的達成度は時々もあわせて達成できたが高率であり、利用しての満足度は「満足」「やや満足」をあわせた割合が約9割であった。2次調査で、数は少ないが具体的な改善内容として「貸出冊数」「図書の返却方法」「図書の種類・冊数」「カウンターサービス」など指摘されたことをこれからの図書館づくりへの検討資料して活かしていくことが重要である

    がん検診啓発活動を通しての看護学生の学び

    Get PDF
    がん医療の向上に向けて、地域でがんの検診啓発活動に取り組む看護学生の自主グループが誕生し、正課外活動として取り組んでいる。地域の健康課題「がん」に関する、啓発活動に取り組む看護学生の学びをインタビューから質的に分析し、明らかにした。学生は〈関係づくりとしてのネットワーク構築の重要性〉〈専門職者を目指した自己研鑽〉〈コミュニケーション能力の向上〉〈問題発見・解決と企画力の向上〉〈倫理観・責任感を伴った行動の必要性〉〈社会性形成と自己理解〉の6カテゴリー、30サブカテゴリーについて学んでいた。授業時間以外の自主的な学習を促進する正課外活動の重要性が示唆された

    地域を基盤とした看護教育を支援する地域連携ステーションの活動報告

    Get PDF
    平成19年度に採択された文部科学省「現代的教育ニーズ取組プログラム」の後継事業として、地域を基盤とする看護教育の柱である学生・市民・大学・保健医療福祉行政の4者間のつながりを促進・サポートする拠点として「地域連携ステーション」を本学において継続させてきた。 今回は、「教育力向上」「地域活性化」を目指した活動状況をまとめた。地域連携ステーションが地域に開かれた窓口であり続けるためには、連携に必要な“支援”と“調整”のための技術を磨き続けることが大切であると考えられた
    corecore