島根県立看護短期大学の図書館のあり方の検討 : 図書館の学外利用者の実態調査を通して

Abstract

本学の図書館は、建学の理念に基づき、大学開放の一環として図書館の学外利用者のサービスの拡充を進めてきた。今回、県内の保健・医療・福祉の従事者に対する情報センター機能としての課題を明らかにするために、学外利用の登録者の利用目的、利用頻度、利用しての満足度などの実態調査を実施した。郵送法により、1次調査(2002年8月)として、登録者の概要を141人(回収率27.4%)、より詳細な2次調査(2002年9月)31人(回収率77.5%)の調査結果をまとめた。回答のあった学外利用者は、看護職が最も多く、利用頻度は年3~4回であった。図書館の利用目的は、調べ物、文献検索、図書の借用・返却であった。目的達成度は時々もあわせて達成できたが高率であり、利用しての満足度は「満足」「やや満足」をあわせた割合が約9割であった。2次調査で、数は少ないが具体的な改善内容として「貸出冊数」「図書の返却方法」「図書の種類・冊数」「カウンターサービス」など指摘されたことをこれからの図書館づくりへの検討資料して活かしていくことが重要である

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