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    NICU看護技術標準化によるエビデンスに基づいた安全対策に関する研究(厚生労働科学研究費補助金医療技術評価総合研究事業)

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    本研究の目的は,NICU看護技術(チューブ・カテーテル固定法)の安全性と有効性,実行可能性を検証し,エビデンスに基づいた安全対策としての看護技術実施基準を作成し,その普及を図ることである.平成16年皮は,デルファイ調査の実施によって,検証すべき方法を選出することとした.調査協力が得られた120施設を対象に,デルファイ調査を実施した.第1回,第2回調査によって,気管内チューブ固定法,経管栄養カテーテル固定法,末梢静脈留置カテーテル固定法,経末梢中心静脈ライン固定法各々について,検証すべき2つの方法が選出され,第3回調査において合意が得られた.気管内チューブ固定法はII-7とII-2,経管栄養カテーテル固定法(経口)はNo.9とNo.14,経菅栄養カテーテル固定法(経鼻)はNo.31とNo.29,経末梢中心静脈ライン固定法はNo.1とNo.10,末梢静脈留置カテーテル固定法はNo.1とNo.2であった.これら選出されたチューブやカテーテルの固定法について,安全性や有効性等の観点から研究者らが評価した結果,気管内チューブ,経管栄養カテーテル(経口・経鼻),末梢静脈留置カテーテルの固定法においては,1位よりもより適切と考えられる方法を見出すことができた.経末梢中心静脈カテーテルについては,第1位の方法の問題点を検証することとした.とした.検証においては,絆創膏は,剥離紙付で伸縮性があり,アクリル系粘着剤のものを使用し,身体固定や抑制は行わず,ポジショニングを実施することとした

    平成15年度厚生労働科学研究(医療技術評価総合研究事業)医療安全に資する標準化に関する研究

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    医療環境整備は医療の安全と信頼を確保するために不可欠であり、その対策の1つとして看護技術を標準化がある。しかし、医療内容の高度化に伴い急速に発展してきたNICU(新生児集中治療室)看護においては、看護基礎教育での系統的教育が十分ではないことも手伝い、看護技術や手順が施設間で著しく異なっている。このような状況に対して、日本新生児看護学会は平成13年に「新生児看護技術の標準化に関する検討委員会」を立ち上げ、平成15年4月から質問紙による実態調査に着手した。本研究では、平成15年度に日本新生児看護学会が収集したNICU看護技術に関する情報を、医療事故予防や安全確保の観点から分析し、標準化のための課題を明らかにすることを目的とした
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