48 research outputs found
GLM(General Linear Model)によるパラメトリック的統計解析の統一的理解(3)
パラメトリックな多変量の統計解析において用いられている重回帰分析や分散分析法等は、基本的な解析方法であると同時にコンピュータの利用が必須である。これらの方法は、従来、それぞれ別個の手法と考えられて教育上もそのように扱われてきている。しかしながら近年は理論的な枠組みも統一的かつ一般的になってきて、これらの方法をより一般性の高いものから考察しようという動きがある。それがGLM(General Linear Model;一般線型モデル)である。本研究では、GLMの理論的な枠組みから反復測定分散分析(Repeated measurement ANOVA)をとらえ、統計パッケージソフト(SPSS)による分析手順の違いを示した
Parametorical understanding through GLM(4)
PDFパラメトリックな多変量の統計解析において用いられている重回帰分析や分散分析法等は、基本的な解析方法であると同時にコンピュータの利用が必須である。これらの方法は、従来、それぞれ別個の手法と考えられて教育上もそのように扱われてきている。しかしながら近年は理論的な枠組みも統一的かつ一般的になってきて、これらの方法をより一般性の高いものから考察しようという動きがある。それがGLM(General Linear Model;一般線型モデル)である。本研究では、GLMの理論的な枠組みから反復測定分散分析(Repeated measurement ANOVA)をとらえ、前報で触れられなかった統計パッケージソフト(R言語)による分析手順とその結果を示した。departmental bulletin pape
A県における未受診妊婦支援の施策に関する基礎調査(2) : 背景要因について
【目的】A県において妊婦健康診査を未受診のまま分娩に至る妊婦の実態を把握し、その課題と対策を明らかにするために「出産後に妊娠届けを出した妊婦の現状及び未受診妊婦対策に関する調査」および「飛び込み分娩の状況及び未受診妊婦対策に関する調査」で収集したデータを繰り返しの有無、年代、地域等で詳細に検討し関連する要因を明確にしていく。【方法】A県内40市町村ならびに分娩を扱っている37の出産施設に対して調査を依頼した。調査期間は平成20年12月~平成21年1 月。医療機関は郵送、市町村は保健師の家庭訪問記録等。回収率は医療機関が3.8%、市町村が100%。【結果】飛び込み出産の理由は、経済的理由(分娩費用の全額支払いが5割)、相手との関係破綻、妊娠受容できず、受診時間確保できず、が主なものであり、繰り返す者は加えて保健管理の必要性を理解していない、であった。さらに初めて群では早産に異常分娩が多く、正期産には2500g以上の出生時が多かった。全体の12%を占める10歳代に関しては未受診が多く、同居者は家族であり、養育者も母や祖母であった。支援・相談者なし・不明が約8割となっており、孤立している様が伺え、妊娠への適切な対処が難しいことが分かる。【まとめ】必要な支援としては経済的サポート、医療的サポートさらには関連機関での情報の共有が求められるだろう。さらに10歳代への支援としては性教育のみならず、パートナーとの関係や家族を持つことの社会的な意味に関しての教育が求められる
Carcinogenicity evaluation for the application of carbon nanotubes as biomaterials in rasH2 mice
The application of carbon nanotubes (CNTs) as biomaterials is of wide interest, and studies examining their application in medicine have had considerable significance. Biological safety is the most important factor when considering the clinical application of CNTs as biomaterials, and various toxicity evaluations are required. Among these evaluations, carcinogenicity should be examined with the highest priority; however, no report using transgenic mice to evaluate the carcinogenicity of CNTs has been published to date. Here, we performed a carcinogenicity test by implanting multi-walled CNTs (MWCNTs) into the subcutaneous tissue of rasH2 mice, using the carbon black present in black tattoo ink as a reference material for safety. The rasH2 mice did not develop neoplasms after being injected with MWCNTs; instead, MWCNTs showed lower carcinogenicity than carbon black. Such evaluations should facilitate the clinical application and development of CNTs for use in important medical fields.ArticleSCIENTIFIC REPORTS. 2:498 (2012)journal articl
Reports of studies supported by Grant-in-Aid for Research from the Graduate School of Biosphere Science, Hiroshima University
プロジェクト研究 Grant-in-Aid for Project Research
・ミャンマー沿岸における有害・有毒植物プランクトンの発生・増殖機構に関する調査研究...Su MYAT, Maung Saw Htoo THAW, 藤瀬里紗, Khin Ko LAY, 小池一彦
・東日本大震災における水産業・漁村の復興戦略に向けた提言作り : 東アジア海域社会の地震・津波復興に関する比較研究を通じて...山尾政博
基盤研究サポート Grant-in-Aid for Fundamental Research
・大脳によらない恐怖学習 : 魚類小脳に注目して...吉田将之
・チョコレートモデル油脂結晶の分子レベルその場観察...本同宏成
・広島市近郊における伝統的青果物流通主体の形成・展開と産地維持機能に関する研究...細野賢治,矢野泉,高梨子文恵
・釣り餌として海外から流通される水生動物の移入と定着に関する基礎的研究...斉藤英俊
・低い割合で給与するイタリアンライグラスサイレージの栽培時施肥方法の違いが泌乳中・後期牛の乳生産に及ぼす影響...黒川勇
和洋女子大学における小学生対象の科学実験プログラムの実践報告-新型コロナウイルス感染症の感染拡大下でのオンラインによる取り組み-
日本において、子どもたちの理科離れが進んでいる中、著者らは生活科学の視点から、子どもたちの科学への関心を深め、夏休みの自由研究のヒントになればと、平成17(2005)年から毎年継続して、夏休み期間を活用した小学生対象の科学実験プログラムを実施している。理科に関連したこれまでの教育活動の取り組みとして実践してきた科学実験プログラムのなかで、新型コロナウイルス感染症により教育活動にも甚大な影響があった令和2(2020)年の取り組みについて報告する。本報告は、著者らの研究成果をベースにして構成された科学実験プログラムの取り組みのうち、令和2(2020)年に取り組んだ新型コロナウイルス感染症の感染防止対策としてのオンラインによる実施内容や安全への配慮について述べる。また、広報活動および学内の協力体制についてまとめる。今回取り組んだオンラインでの科学実験プログラムの実施方法や手順等を、今後の科学実験プログラムに活かしたい。※和歴と西暦については、関連する書類の都合上併記とする
保育現場が求める実習生像の分析
本研究の目的は、保育現場が求める実習生像を明らかにすることである。実習生に身につけておいてほしいことがらを尋ねる26項目を作成し、保育者214名に質問紙調査を実施した。保育現場が求める実習生像について、幼稚園と保育所および公立と私立という勤務先による特徴を検討した。さらに、保育現場での立場として、経験年数、職場内の立場、実習生の年間の受入人数を取りあげて、保育現場が求める実習生像との関係を検討した。分析の結果、次の3点が示された。第1に、保育現場が実習生に求めることは、「学ぶ姿勢・態度」と「保育実践のスキル」にまとめることができる。第2に、「学ぶ姿勢・態度」は、私立施設勤務者が公立施設勤務者よりも実習生に必要であると考えていた。第3に、「学ぶ姿勢・態度」は、園長、主任、保育士が幼稚園教諭よりも実習生に必要であると考えていた。以上の結果を踏まえて、実習指導および保育者養成について、「学ぶ姿勢・態度」を育てることを通して「保育実践のスキル」を身につけることができる指導が重要であること、保育現場が求める実習生像を実習生自身が知ることで実習への意識を高めること、実習先の保育現場が求める実習生像を理解した上で実習生に指導を行なうことを提起した