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0~3サイジノシゼンタイケンアソビニツイテ : オヤコノシンタイセッショクニチャクモクシテ
戸外の地面や草地の上を散歩するなど,森の自然を体験する遊びに親子で通う乳幼児(0―3歳)は,どのような遊びの世界を展開するのだろうか。 本研究は,乳幼児が,(1)どのように自然の環境(世界)に出会っていくのか,(2)何に触れて関わり,体験し遊び始めるのかを,乳幼児の手(指)や身体の行動(行為・動作)場面の観察から行為・動作の過程を探る。 自然体験に関わる保護者である大人(乳幼児には大切な存在)と乳幼児との関わり,自然物に触れて遊ぶ乳幼児はどのような動きを表すのか,関わるのか,動きに着目して事例を作成した。事例を整理した結果,①大人に抱っこされる行為から,②大人に絡みまとわる行為,③横並びで手つなぎする動作,以上3つの自然の環境に関わる行為・動作について,本研究では言及する
乳幼児期の音楽体験から考察する表現の発達/親子向けコンサートの反応とアンケート結果から
自宅または保育園・幼稚園・認定こども園などにおける保育において、乳幼児の成長の発達を促すために、音楽は有効な材料のひとつであると考えられている1)2)3)4)。本稿は執筆者がピアノによる親子向けコンサートを開催し、その参加乳幼児の反応や動きと保護者向けのアンケート調査結果をもとに、乳幼児の表現活動を考察するものである。乳幼児に対する言葉がけ、また音楽による身体表現活動を取り入れた演奏会であり、乳幼児が主体的に活動することを促しつつ、音楽や言葉に対する反応を年齢別に考察することにより、低年齢からの音楽摂取の必要性と表現の発達具合を考えていく
Constructive interactions in infants play : Classifying learning into three types
本研究の目的は,乳幼児の遊びにおける建設的な相互作用のあり方を明らかにすることである。2歳児から5歳児までの遊ぶ様子を観察することで得た事例を「正統的周辺参加」と「学びの種類」の両視点から分析して考察を行った。その結果,社会的実践に対して正統的に周辺参加が可能な認知的発達段階である乳幼児は,同じ目的を共有する共同体に属する他の乳幼児と建設的相互作用性を発揮することが明らかになった。加えて,乳幼児の「学び」を保障する保育者の姿勢に言及し,「教えることを待つ姿勢」と「乳幼児同士の学び合いが起こることを待つ姿勢」が大切であることを示唆した。建設的相互作用正統的周辺参加学び共同体保育者の姿
情動的同一性について
本論では, 乳幼児の認識構造の発達の過程について, 哲学的に考察することを目的とする。言語獲得以前の乳幼児の認識は, メルロポンティなどの身体論において重要視されるものでありながら, まさに「言語」によるコミュニケーションの外側にある事柄であることから, 分節化された記述があまりなされていない。本論では,スターンの議論に依拠しつつ, それを哲学的に検討することで, 乳幼児の認識のあり方を照射する
Mothers involvement consciousness toward an infant in China
本研究は中国で生活している中国人の母親を対象に、乳幼児に対する関わり意識を明らかにすることを目的とする。方法は自記式質問紙調査法とし、28項目からなる「乳幼児に対する関わり意識」、育児に対する認知、乳児の世話経験などを調査した。分析対象は中国北京市在住の子育て中の母親20名とした。その結果、中国に住む中国人の母親において、乳幼児に対する関わりは肯定的な意識が高く、否定的な意識が低かった。また、6割の母親は子どもが小さいうちは育児に専念するのが望ましいとしつつ、働きながら子育てをしている人が多いことが明らかになった。子育て乳幼児中国人の母
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