Suzuka University Academic Repository / 鈴鹿大学学術機関リポジトリ
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    1403 research outputs found

    Impact of the COVID-19 Pandemic on Educational Reporting: The News Content Analysis of Television Media

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    本研究の目的は,子どもや学校教育に関するテレビでの報道(以下,「教育報道」と表記)を分析し,新型コロナウイルス・パンデミックの前後で生じた,「教育報道」の量や内容の変化について考察することである.2019年度と2021年度における,NHKの報道番組で表示された「教育報道」のテロップをデータに,その変化を分析した. その結果,次の2点が明らかになった.1つは,2021年度の「教育報道」が,2019年度より減少していることである.もう1つは,報道数が減少している分野に偏りがあることである.具体的には,学校教育に関する報道では,小学校以降の内容より,就学前の内容のほうが,減少割合が大きいことや,2021年度の「事件・事故」,「裁判」に関する「教育報道」が,他の分野と比較して急激に減少していることが挙げられる. ここから示唆されることは,大きく3つある.1つは,子ども・教育問題は,COVID‑19のパンデミックのような大きな社会問題がないときの埋め合わせで報じられる程度の社会問題になっている可能性である.2つ目は,テレビにおける「教育報道」は,その組織のされ方において,物語とも日常会話とも違った特性を有している可能性である.3つ目は,COVID‑19のパンデミックに国民の目が釘付けになっている間に,様々な重要課題の徴候が無視される,あるいは密かに国民に不利な方向に社会変革が進んでしまっている可能性である.departmental bulletin pape

    The Effect of Frequency of Cooking Operations on Skills and Learning Motivation in College Students.

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    本研究では,大学入学前の調理頻度が調理技術や学習意欲に及ぼす影響を検討した.調査時期は,令和4年4月に実施した.調査対象者は,三重県の栄養士・管理栄養士養成校である短期大学2校,大学1校の学生110名に行った.調査方法は,自記式アンケートを実施した.分析項目は,調理操作頻度,調理技術,学習意欲とした.調理操作頻度は,10項目の頻度(回/月)とした.調理技術は,「自分一人でできる」を1点,「できない」を0点とし,28項目の合計得点とした.学習意欲は,13項目について,「とても思う」4点,「そう思う」3点,「あまり思わない」2点,「思わない」1点と点数化した.統計解析の有意水準は5%とし,調理操作頻度と調理技術、調理操作頻度と学習意欲について相関分析を行った.調査の結果,調理操作頻度は,調理技術や学習意欲と関連していた.調理技術の向上には,「フライパンで炒める」,「包丁で皮をむく」,「野菜を茹でる」,「昆布やかつお節でだしをとる」操作頻度の増加が必要であることを示唆した.departmental bulletin pape

    Liminal Personas:A Study on “Holes” as Metaphors in Transnational Children’s Literature

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    本稿は,ルイス・サッカーの『穴』(Holes, 1998),エリン・エントラーダ・ケリーの『ハロー,ここにいるよ』(Hello, Universe, 2017)など,地下トンネル,空井戸,シェルターを含む〈穴〉が登場するアメリカ児童文学四作品を取り上げる.これらの物語では,エスニックな背景を持つ(前)思春期の登場人物――「境界にある人たち(リミナル・ペルソナ)」――が少年少女から青年へと移行するカミング・オブ・エイジの過程で〈穴〉に遭遇し,かれらのアイデンティティが文化横断的・世代縦断的に再構築されるさまが描かれる.結論として,〈穴〉は「支配的な語り」と「対抗的な語り」が相互作用する「境界的な領域(リミナリティ)」を意味するメタファーであり,主人公が自らの主体性を磨き,新たなトランスナショナル・アイデンティティを獲得する「戦略の場」としての表象が浮かび上がってくる.departmental bulletin pape

    Appointing Women to Management Positions as Seen From the Current Status of Women’s Employment

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    2003年,内閣府が発表した「女性の指導的地位(女性管理職)の割合を2020年度までに30%程度まで増加させる」との目標は,結果的にその半分程度しか実現しなかった.本研究は,到達することのできなかった理由を明らかにし,2030年度へ先延ばしされた目標を達成するための方策について検討した.到達できなかった理由として,女性就業者の意識,雇用制度,ワークライフバランスなど,様々な課題があることが明確になった. 今後は,女性管理職だけにとどまらず,ダイバーシティ経営を推奨し,社会全体の意識を変える教育を行うことが有効と考える.同時に,女性の大学スポーツ活動の推進を取り入れ,女性のリーダーシップ教育と自己効力感を高める取り組みを合わせて行うことが.より効果を上げられるのではないかとの結論に達した.今後は,日本の女性管理職と大学スポーツ実施の関係性について検証する必要性を感じた.departmental bulletin pape

    Translation: YangJie ”Guofang Xinlun” Vol.10

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    departmental bulletin pape

    Education and Effectiveness of the Start Curriculum in Elementary Schools: Through the Verification of the Effect of the Involvement of the Board of Education and the Practical Case

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    幼児教育と小学校教育の学びを円滑に接続するためのスタートカリキュラムの編成及びそれを活用した小学校入学時の指導と効果について,次の3点の検証を行う. ①教育委員会の関与の有無によるスタートカリキュラムの編成及び理解の進捗. ②スタートカリキュラムに基づく指導による児童の生活や学習における安心感. ③スタートカリキュラムに基づく指導による学びの改善. これらの検証にあたって,2つの方法を行った.1つは教育委員会が関与してカリキュラム編成を行う自治体(A市)と学校独自で編成行う自治体(B市)との比較である.1つはA市の小学校におけるスタートカリキュラムに基づく実践事例の収集である.この研究を通して次のことが検証できた.1つは教育委員会が編成に関与している自治体の方が指導についての計画性,検証改善による持続性や発展性が高まることである.1つは,接続期のカリキュラムとして「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を中心にアプローチカリキュラムとスタートカリキュラムを結合させることで,幼保小の連携や相互理解が進み,それが実践に結び付き児童の安心感や学びの連続性につながることである.departmental bulletin pape

    A Study on Transformation of Leadership in College Sports Organizations

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    本研究は,フォロワーシップの成育(リーダーになりえる存在に育てること)に着目したリーダーシップの変容を検証し,現在の大学スポーツ組織に求められるリーダーシップを明らかにすることを目的とし.リーダーシップ研究及びフォロワーに関する研究の変遷を辿った.その結果,フォロワー及びフォロワーシップにはタイプが存在すること,フォロワーシップの成育がスポーツ組織の成果に大きく影響を及ぼすことが明らかとなり,フォロワーが主体的にリーダーを補助する動を発現させるリーダーシップ行動が最も有効であることを結論付けた.フォロワーは大学スポーツ組織にとって必要不可欠なものであり,フォロワーが主体的に組織の成果にかかわる行動をとるように成育させるためには,リーダーがフォロワーとの人間関係を構築し,フォロワーに対して適切な権限の委譲を行うことが重要である.departmental bulletin pape

    Discontent with and Limits of Representative Democracy

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    日本を含む先進民主国では既存の政治システムである代議制民主主義への不満,不信,失望が高まっていることが共通しているが,不信の原因を検討する議論の多くは代議制民主主義の病理や主要政治アクターの失政や腐敗や怠慢に注目してきた.しかし不満,不信には,代議制民主主義の構造特性上,社会の新たな変化,多様化する価値意識に対応することが難しいという構造上の限界に起因している可能性がある.システムの欠点や機能麻痺でもなく,アクターの過失や悪意でもなく,システムの構造上不可避の不満,不信が考えられることを代議制,再分配問題,グローバリゼーションに注目しつつ考える.departmental bulletin pape

    Nutritional Properties of Meat of Mie Jibier ( Cervus Nippon )

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    三重県で捕獲されるシカ肉の栄養成分を明らかにすることを目的に調査を行った.試料は,三重県亀山市においてくくり罠で捕獲されたシカのメス,推定3歳である.分析(捕獲)時期は,2021年12月,2022年8月である.栄養成分分析は,食品分析会社へ依頼した.統計項目は,分析試料の栄養成分を「みえジビエ」とし,食品成分表に掲載されている栄養成分を「にほんじか」とした.分析は,「みえジビエ」と「にほんじか」の関係について,独立したサンプルのt検定を行った.有意水準は5%(両側検定)とした.分析の結果,みえジビエの栄養成分は,にほんじかの栄養成分と相違なかった.みえジビエの栄養成分は,脂質が少なく,鉄,ビタミンB2のよい供給源になると考えられた.departmental bulletin pape

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