210 research outputs found

    Observed behaviours of precipitable water vapour and precipitation intensity in response to upper air profiles estimated from surface air temperature

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    Extremely heavy precipitation affects human society and the natural environment, and its behaviour under a warming climate needs to be elucidated. Recent studies have demonstrated that observed extreme precipitation increases with surface air temperature (SAT) at approximately the Clausius-Clapeyron (CC) rate, suggesting that atmospheric water vapour content can explain the relationship between extreme precipitation and SAT. However, the relationship between atmospheric water vapour content and SAT is poorly understood due to the lack of reliable observations with sufficient spatial and temporal coverage for statistical analyses. Here, we analyse the relationship between atmospheric water vapour content and SAT using precipitable water vapour (PWV) derived from global positioning system satellites. A super-CC rate appears in hourly PWV when the SAT is below 16°C, whereas the rate decreases at high SAT, which is different from the precipitation-SAT relationship. The effects of upper air temperature and water vapour can consistently explain the super-CC rate of PWV relative to SAT. The difference between moist and dry adiabatic lapse rates increases with SAT, in consequence of more ability to hold water vapour in the free atmosphere under higher SAT conditions; therefore, attainable PWV increases more rapidly than the CC rate as SAT increases.CC-BY 4.

    自然散策、温泉入浴が女性の自律神経機能へ及ぼす影響

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    日帰りのヘルスツーリズムの企画において自然散策と温泉入浴を参加者女性に体験してもらい、女性の自律神経機能へ及ぼす影響について科学的検証を行った。対象者は成人女性11 名である。結果、自然散策前後では身体的ストレス得点は自然散策後に散策前より有意に上昇した(p < .01)。ストレス対処能力得点は有意に低下していた(p< .01)。疲労度得点は自然散策後で低下していた(p< .05)。温泉入浴の前後の自律神経活動において有意差はみられなかった。効果には個人差や女性ホルモンの影響も考慮する必要がある

    妊娠後期女性の自律神経活動が温泉入浴を含む ヘルスツーリズムにおいて改善を示した1例

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    2016年度からメンタルヘルス対策として,成人を対象に日帰りのヘルスツーリズムを企画・実施し,効果の検証を重ねてきた。今回,屋内型日帰りヘルスツーリズム(講話,食事,陶芸,温泉入浴の体験)を企画した。参加申し込みがあった妊娠後期女性において自律神経機能が改善したので報告する。分析対象者は,屋内型日帰りヘルスツーリズム(以後:ヘルスツーリズム)に家族とともに参加した現在産前産後休暇中の妊娠37週女性1名である。ヘルスツーリズム前の自律神経活動反応は安静CVRR 6.94%,着席 ccvHF 3.80%と過剰であり,安静 ccvL/H0.09%,⊿CVRR -1.41,⊿ccvL/H -0.01は低値を示していた。ヘルスツーリズム後は安静CVRR3.75%,⊿CVRR 1.89,⊿ccvL/H 0.08は標準に修正していた。安静ccvL/H 0.07%と着席ccvHF 3.87%に変化はみられなかった。平均心拍および瞬時心拍は測定においてヘルスツーリズム前後で大きな変化は見られなかった。CVRR はヘルスツーリズム前の安静座位で過剰であったが,起立・立位・着席には変化はみられなかった。本調査における1症例の結果,屋内型日帰りヘルスツーリズム(講話,食事,陶芸,温泉入浴の体験)は,妊娠後期女性の自律神経機能を改善に導く可能性が示唆された

    医療的ケアを必要とする在宅療養児のきょうだいへの支援

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    本研究は、医療的ケアを必要とする在宅療養児のきょうだいが抱えた思いや悩み、在宅療養児の疾患認識、きょうだい支援の現状やニーズを明らかにし、それらの結果から今後の支援のあり方を考察することを目的とした。対象は医療的ケアが必要な在宅療養児をきょうだいにもつ青年2名であり、インタビューガイドに基づいて半構成的面接法を実施した。その結果、8つのカテゴリーが抽出され、きょうだいが在宅療養児を通して良い影響を大きく受けていた一方で、課題として在宅療養児の疾患の共有時期・理解度、必然的に医療的ケアに関わらざるを得ない環境、ライフ・イベント時に直面する問題、将来きょうだいが在宅療養児を支える際の問題などが挙がった。きょうだいへの支援においては親の受容状況なども大切な視点であり、保健福祉医療の各側面からのきょうだい支援が必要であることが示唆された

    認知症高齢者の在宅療養継続を目指した訪問看護師の支援-対象理解に焦点をあてて-

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    本研究は、対象理解に焦点をあてた認知症高齢者の在宅療養継続を目指した訪問看護師の支援について明らかにすることを目的とした。対象は訪問看護師3名で、半構成的面接法を用いてインタビューした内容を質的記述的に分析した。その結果、訪問看護師は、【培ってきた人生に敬意を払い療養者の尊厳を守る】という信念に立ち、【言葉に頼らず全身を使って気遣いを表現し焦らず徐々に心を通わせ】、【観察とケアチームとの連携により療養者が自ら表現できない状態をアセスメント】して療養者の世界に身を置いていた。その上で、【療養者の状態を経時的に捉え起こりうるリスクをアセスメントし予防】し、【療養者が言葉にできない症状を感知し適切な治療につなげ】、【療養者のできる力を最大限に引き出し生活に取り入れ】回復を助ける支援を行っており、カテゴリーの1つ1つが連動して実施されることが、認知症高齢者への支援に重要であることが示唆された

    看護基礎教育におけるActive Learning の手法を用いた公衆衛生学教育の試み(第1報)

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    本研究は、A 大学看護学部の看護基礎教育で実施されたActive Leaning の手法を用いた公衆衛生学の\演習プログラムにおける学生の学びを明らかにすることを目的とした。対象は、A 大学看護学部の学士課\程に在籍する2 年次の学生であり、演習は、大学に対する「大学内禁煙対策における政策提言」を目指し、\3 年間を一纏まりとして計画され、1 年目の演習では、調査計画を立案した。その結果、対象者は【看護\職の役割意識の深化】、【ヘルスプロモーション概念の体験的理解】、【予防活動の有用性と重要性】、【ハイ\リスクアプローチの必要性と困難さ】、【喫煙に至る機序への関心】、【公衆衛生の対象の多様性】について\の学びを得ており、公衆衛生学の授業にActive Leaning の手法を用いることで抽象的になりがちな公衆\衛生学の概念を具体的な実像をもって理解できたことが示唆された。今後の課題として、演習目的に応じ\た評価方法の検討があげられた。\利益相反なし

    公立看護大学における学生FD活動の展望

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    A公立大学看護学部の学生FDメンバー11名に「学生に求められるFD活動」をテーマにラベルの自主提出を求めた。そのラベルを基に「学生とともに進めるFD活動とは」をテーマに類似性に従って分類・命名し、図解した。提出されたラベルは57枚で、21のカテゴリに整理できた。カテゴリおよびカテゴリの関連性から導きだされた図解のイメージは波紋で、「楽しく活動することで、大学を好きになり、学びやすく・働きやすい環境を創ること!」が導き出された。また、カテゴリは内容・方法や意図が交錯し、密接に関わり合っていた。今後は、明らかとなったFD活動を教職員が学生とともに取り組み続けることが重要である

    看護学生による「教職員が育成する人材像に向けて大切にしている関わり」に対する評価

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    「教職員が育成する人材像に向けて大切にしている関わり」に対する学生による評価の現状を明らかにし、学生に対する教職員の関わりのあり方を検討した。学生による評価が高かったのは、「必要な知識・技術・態度が修得できる環境整備」や「必要な知識・技術・態度が修得できる関わり」、「目標達成に向けた行動の尊重」であり、評価が低かったのは、「人間関係の模範を示している」であった。実習等において教職員と関わる時間や密度の濃さが影響していると考えられた。引き続き、学生と関わる時間の確保や質を高めること、教職員自身が人間性を高め、日頃から学生や教職員同士の接し方を考え人間関係の模範が示せるようにすることが必要である

    看護基礎教育におけるActive Learningの手法を用いた公衆衛生学教育の試み(第2報)

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    本研究は、A大学看護学部の看護基礎教育で実施されたActive Leaning の手法を用いた公衆衛生学の演習プログラムの2 年目の取り組みを記述し、学生が捉えた公衆衛生学を学ぶ意義と看護職が禁煙対策に取り組む意義の2 つを明らかにすることを目的とした。対象は、2015 年度A大学看護学部の学士課程に在籍した2 年次の学生であり、2 年目の演習は、大学におけるプライマリーインフォーマントとキーインフォーマントに対するインタビュー調査を実施した。その結果、学生は【看護・公衆衛生は全ての人々を対象とすることを実感する】こと、【看護学生として大学の健康増進・予防活動でできることがある】と感じることなどを公衆衛生学を学ぶ意義と捉えていた。また、看護職が禁煙対策に取り組む意義として【人々の生命を守るという看護職の使命を果たすことに繋がる】ことなどをあげており、演習が学生の主体性を高め、自身の看護観を深めることに寄与していることが示唆された
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