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    医療情報部

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    脳室腹腔シャント留置例に対し腹腔鏡下肝部分切除術を施行した1例

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    脳室腹腔シャント(ventriculoperitoneal shunt : 以下VPS)留置中の患者に腹腔鏡下手術を施行する際,腹腔内圧上昇によるシャント機能不全や逆行性感染のリスクから,VPSの一時的クランプや外瘻化などの処置が行われてきた.我々は圧可変式逆流防止機能付きVPSを留置したS状結腸癌術後転移性肝(S2 )腫瘍再発患者に対し,腹腔鏡下肝部分切除術を施行した.前胸部でVPS周囲をナイロンにて結紮しシャント周囲の瘻孔内への気腹ガスの迷入を予防することで,従来の方法より簡便に腹腔鏡下手術が可能であった.明らかな脳神経学的有害事象はなく,術後経過も良好であった.VPS留置患者に対し腹腔鏡下肝部分切除術を施行した1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する
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