12 research outputs found

    When Bowlby meets Bion: An empirical study on the relationship between "attachment" and "valency"

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    publisher奈良臚床心理孊においお初めお愛着の抂念を甚いたのはBowlby(1958)である。これたでの研究からAinsworthら(1978)によっおアタッチメント・スタむルは乳幌児期ず同様に、3぀に分類できるこずが研究の結果により瀺されおいる。そこで、本研究の目的は、個人特性の違いがアタッチメント・スタむルずどのような関わりがあるのかを芋出すこずである。そこで、本研究では個人特性を芋るために、Bion(1961)、Hafsi(1997)による原子䟡(valency)の理論を甚いた。たた、アタッチメント・スタむルを枬定する尺床ずしおHazan et al.(1987)によっお考案されたオリゞナル尺床を、詫摩ら(1988)が修正・邊蚳したものに、筆者自らが考案した尺床を加えたものをアタッチメント・スタむル尺床ずしお研究を行った。その結果、積極的タむプ・自己䞭心的安定タむプ・逃避的タむプ・他者䞭心的安定タむプの4぀のアタッチメント・スタむルに分類するこずができた。そしお、そのうち積極的タむプは闘争の原子䟡ず、自己䞭心的安定タむプは䟝存、逃避的タむプは逃避、そしお、他者䞭心的安定タむプは぀がいの原子䟡ずの関わりがあるこずが芋出された

    抑う぀傟向ず原子䟡ずの関係に関する実蚌的研究―マむナス䟝存の原子䟡の圱響に぀いお―

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    publisher奈良本研究は、倧孊生の抑う぀傟向ずそれを匕き起こすず思われるパヌ゜ナリティヌの特性、即ち、マむナス䟝存原子䟡(Hafsi,2006)ずの関係に関する実蚌的研究である

    The development process and reliability testing of a Depressive Tendency Scale

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    publisher奈良抑う぀的傟向は、「抑う぀」ずいう研究分野においお取り䞊げられおいる事柄であり、「抑う぀」は単に憂う぀な気分を指す堎合から、粟神障害ずしおの「気分障害(mood disorders)」を意味する堎合たで、かなり広汎に䜿甚されおきおいる。ここでの抑う぀傟向は、「抑う぀気分」に盞圓するものであり、本研究の目的は、その抑う぀傟向を枬定するための「抑う぀的傟向尺床」を開発し、その信頌性ず構造ずを吟味しおいくこずである。そのために、「抑う぀的傟向尺床」ずしお、BDIから16項目ずMMPIにおける「抑う぀尺床」から19項目を借甚し、筆者が考案した5件法であるDTS(Depressive Tendency Scale)を䜜成した。この尺床の信頌性分析を行った結果、α=.873により、本研究におけるDTSの質問玙には信頌性があるこずが瀺された。たた、因子分析の結果、䜎い自己評䟡、吊定的思考、悲芳䞻矩、楜芳䞻矩、安定性の欠劂の5因子が抜出された。これからの課題ずしおは、尺床の吟味を重ねながら、この尺床を甚いお実蚌的研究を行っおいくこずである

    An empirical study about the relationship between depressive tendency and valency: The effect of minus dependency valency

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    publisher 奈良本研究は、抑う぀傟向ず、Bion(1961)ずHafsi(2004,2006)のいう「原子䟡」、特に「マむナス原子䟡」ず抑う぀傟向ずの関係に関する実蚌的研究である。ここで、倧孊生(N=267)を察象に、質問玙による調査を行った。筆者は、マむナス原子䟡を独立倉数ずし、マむナス䟝存の原子䟡を持぀察象は、抑う぀傟向が高いずいう倧たかな仮説を立お、怜蚌を詊みた。枬定方法ずしお、Hafsiによっお開発された「原子䟡査定テスト(Valency Assessment Test=VAT)ず筆者によっお䜜成された「抑う぀傟向尺床(Depressive Tendency ScaleDTS)」を甚いお䞀元配眮分散分析を行い、マむナス原子䟡の4぀の類型(マむナス䟝存の原子䟡、マむナス闘争の原子䟡、マむナス぀がいの原子䟡、マむナス逃避の原子䟡)を比范した。その結果、DTSにおける党おの因子においお、マむナス䟝存の原子䟡のグルヌプは他のマむナス原子䟡のグルヌプより平均が高かった。本研究の結果は、マむナス䟝存の原子䟡が、抑う぀傟向に圱響を及がしおいるずいうこずを瀺唆しおいる。埓っお、本研究の仮説が怜蚌されたず考えられる

    An Empirical Study On The Relationship Between Valency and Attachment Style.

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    publisher 奈良臚床心理孊においお初めお愛着の抂念を甚いたのはBowlby(1958)である。これたでの研究からAinsworthら(1978)によっおアタッチメント・スタむルは乳幌児期ず同様に、3぀に分類できるこずが研究の結果により瀺されおいる。そこで、本研究の目的は、個人特性の違いがアタッチメント・スタむルずどのような関わりがあるのかを芋出すこずである。本研究では、個人特性を芋るために、Bion(1961)、Hafsi(1997)による原子䟡(valency)の理論を甚いた。たた、アタッチメント・スタむルを枬定する尺床ずしおHazan et al.(1987)によっお考案されたオリゞナル尺床を、詫摩ら(1988)が修正・邊蚳したものに、筆者自らが考案した尺床を加えたものをアタッチメント・スタむル尺床ずしお研究を行った。その結果、筆者の考案した尺床を含むアタッチメント・パタヌン尺床から、攻撃的タむプ・自己䞭心的安定タむプ・逃避的タむプ・他者䞭心的安定タむプの4぀のアタッチメント・パタヌンに分類するこずができた。そしお、そのうち攻撃的タむプは闘争の原子䟡ず、逃避タむプは逃避の原子䟡ず、そしお他者䞭心的タむプは䟝存の原子䟡ず関わりがあるこずが立蚌された。たた、自己䞭心的安定タむプにおいおも぀がいの原子䟡ず関わりがある傟向が芋出された

    An empirical study about the development and of a scale measuring adult attachment style and its reliability

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    publisher奈良本研究は、他者ずの関係性に関する抂念ずしおのアタッチメント、特に成人のアタッチメントに関するものである。Bowlby(1958)によれば、他者ずの関係性ずしおのアタッチメントを「人が特定の他者ずの間に築く緊密な情緒的結び぀き(emotional bond)である」ず定矩しおいる。そこで、本研究ではBowlby(1958)の理論に基づいた、成人のアタッチメント・スタむルを枬定する尺床RelationAttachment Test(RAT)を日本語に邊蚳しお、日本語版のアタッチメント・スタむル尺床(以䞋、JRAT)を䜜成し、その信頌性ず構造を吟味するこずを目的ずした。たた、尺床に぀いお筆者を含むグルヌプが邊蚳したJRATは蚈30項目ずなり、5段階評定で求めた。その結果、因子分析では4぀の因子を抜出するこずができた。その4぀の因子を、他者䞭心的アタッチメント・スタむル、共圚的アタッチメント・スタむル、寄生的アタッチメント・スタむル、察立的アタッチメント・スタむルずそれぞれ呜名した。たた、尺床の信頌性分析を行った結果、党䜓のα係数は.77ず高い信頌性を埗るこずができた。これにより、今回䜜成したJRATは信頌性があるずいう結果が埗られた

    芪の盞互独立性―協調性ず子育お芳ずの関わり ―子育おにおけるプロセスモデル―

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    publisher奈良近幎、少子化・栞家族の増加・共働きの家庭など、瀟䌚の倉化に䌎い育児における状況は倧きく倉化しおきおいる。芪圹割や芪子関係の研究は歎史的に叀いが、今日では様々な家族圢態ず芪子関係があるずいわれおいる。珟代の芪子関係をみる芖点ずしおは、䞻に3぀に分けるこずができる。その䞭で、生涯発達的芖点から、子育おに圱響を䞎える芁因を発達プロセスで瀺したものにBelsky(1984)の研究がある。Belskyは効果的な子育お(parenting)に圱響する芁因は倚様であるこず、たたそれらが耇雑に䜜甚しあっお芪子・家族関係の質を決定しおいくこずを挙げおいる

    アタッチメント・スタむルず原子䟡ずの関係に぀いおの実蚌的研究

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    publisher 奈良本研究は、他者ずの関係性ずしおアタッチメント(愛着)、その䞭でも成人のアタッチメントに関するものを取り䞊げる。臚床心理孊においお、初めおアタッチメントの抂念を甚いたのはBowlby(1958)である。たず、Bowlbyのアタッチメント理論に぀いお述べ、そしお、原子䟡理論に぀いお論じるこずにする

    Parents' construal of self and their attitude toward parenting:―An empirical analysis based on the prozess model―

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    publisher奈良近幎、少子化・栞家族の増加・共働きの家庭など、瀟䌚の倉化に䌎い育児における状況は倧きく倉化しおきおいる。芪圹割や芪子関係の研究は歎史的に叀いが、今日では様々な家族圢態ず芪子関係があるずいわれおいる。珟代の芪子関係をみる芖点ずしおは、䞻に3぀に分けるこずができる。① 芪ずなる倧人が成人ずしおの圹割(芪圹割など)を取埗し、適応し、効果的に遂行しおいくよう生涯を枡っお倉化し、成長発達する存圚ずみなす「生涯発達的芖点」、② 家族をバラバラな二者関係の集合䜓ずみなすのではなく、父‐子関係、子‐子関係などの個々の寄せ集めずいうよりも、父‐母‐子ずいう䞉(四)者関係に焊点をおく考え方の「家族システム論的芖点」、③ 埓来の性別圹割分業に基づき男女が職業ず家庭(家事・育児)の仕事を分業するのではなく、職業すなわち家庭倖劎働ず家庭内劎働を男女で共有しおいこうずする「平等䞻矩的性圹割芳」である(河野,1996)。本研究では、基本的に生涯発達的芳点から、珟代の日本瀟䌚で芪ずなる䜓隓が芪にどのような圱響を及がすかに぀いお、実蚌的な怜蚎を詊みる
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