11 research outputs found

    観察方法を学習することを目的とした多重提示型視覚教材の効果の検証

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    雑誌掲載版 著作権は学会に帰属 学会 http://www.jsnas.jp/ 出版社 http://www.jnapc.co.jp/目的:観察方法を学習することを目的として作成した「多重提示型視覚教材」の効果を検証した。対象および方法:看護技術を学び始めた看護大学1年生24名を対象とした。「デモンストレーション教材」(筆者が行う看護技術の映像)と「多重提示型視覚教材」(観察していることを文字、矢印およびカメラ付きゴーグルで撮影した映像により説明された映像)を作成した。用いた看護技術は臥床患者のシーツ交換であった。対象者は両教材を見た後、それぞれ看護技術を実施した。質問紙(4段階評定)を用いて測定し、比較した。結果:【観察】のスコア(質問項目76項目中16項目の得点の合計)は、「多重提示型視覚教材」学習後の中央値が高く、有意な差を認めた。【観察】の各項目における得点の中央値は、全16項目において「多重提示型視覚教材」学習後に有意に高かった。結論:「多重提示型視覚教材」を用いることで、看護技術を学び始めた看護学生は【観察】の方法についての理解が促されることが示唆された

    注射準備時の安全・清潔なリキャップ法の検討

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    著者版学生にとって,注射器および注射針の取扱いは難しい技術の一つで,その中でも,注射針のキャップを外す,リキャップすることがうまくできない学生が例年多く見られる.そこで,どのような方法ならば安全にかつ容易にリキャップができるかについて検討し,より安全・清潔な注射針のリキャップ法を考案した.考案したリキャップ法の手順は,実施者は利き手に注射器を持ち,反対側の手でキャップの先端を持つ.両手関節の内側を合わせ,手関節を固定した状態で両手を90度回旋し,キャップの内腔をしっかりとみる.針先がキャップに触れないように注意し,ゆっくりとかぶせるである.注射準備時に容易かつ安全にリキャップをするには,看護師の目,キャップおよび針の位置が一直線上にあることが重要であっ

    注射準備時における新リキャップ法の有効性の検討

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    雑誌掲載版 著作権は学会に帰属 学会 http://www.jsnas.jp/ 出版社 http://www.jnapc.co.jp/本研究は著者らが開発した注射準備時の安全・清潔な新リキャップ法(以下、A医式とする)の有効性を、キャップ固定器具を使用する方法(以下、ホルダー式とする)、「への字」型挿入法(以下、への字式とする)と比較検討した。これらの3つの方法に関してそれぞれのリキャップ法を習得するための練習時間とリキャップに要する所要時間を測定し比較した。さらに被験者のそれぞれのリキャップ法に対する主観的評価とその理由を検討した。A医式リキャップ法の練習時間の平均値および標準偏差は、3つの方法の中で一番長かった。各リキャップ方法の主観的評価で1位と評価した割合は、A医式76%、ホルダー式およびへの字式各12%であった。その理由は、安全性、清潔の保持、安定性、簡便性に関するものであった。これらの結果からA医式リキャップ法は、学生にとって練習が必要であるが安全清潔な方法であることが示された
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