3 research outputs found

    放送大学体育実技を受講した身体障害者の実態と体育・スポーツに対する意識

    Get PDF
     本研究では、「放送大学身障者体育実技」を受講した全履修生を対象として、身障者のための体育実技に対する印象、現在行っている運動の実施状況、スポーツと運動に対する意識を明らかにすることを目的として意識調査を行った。 研究の対象は、放送大学で実施している身障者のための体育実技の受講生200名とし、調査用紙は、郵送にて2003年6月に配布し、同年7月31日までに回収した。回収できた114名(回収率57.0%)の回答結果をDr.SPSS Windows Ver 11.0を使用して統計処理した。 調査の結果から、以下の結論が得られた。1.日常的に運動を行っている者は少なかった。このことを考察した結果、地域で行われ、障害者が参加できる運動とスポーツについての詳細な情報を提供する必要性が明らかになった。2.放送大学の身障者のための体育実技を選択した理由には、講師である私たちのコンセプトが支持されていた。3.授業回数を増やすこと、および個人にあった運動量を設定することが求められていることが明らかになった。4.講義を受けた結果、運動やスポーツに対する、気持ち、考え方、行動は前向きに変化していた。このことから、これまでの体育やスポーツに対して抱いていた劣等感が減少した可能性が示唆された
    corecore