A case of patient with chronic respiratory disease continuing home care and short-term hospitalizations

高齢者は、入院治療を行うと全身状態や体力が低下し、退院時に自宅で元のように生活することが困難となることがしばしばある。今回、増悪を繰り返す慢性呼吸不全の患者が、年間230日の入院加療を行いながらも、計画的な短期入院を導入することで在宅療養が可能となった症例を経験した。短期間で患者の元の生活を目標に日常生活動作（Activities of Daily Living ：ADL）を拡大するリハビリテーションを実施したことで、全身への負荷は増大し、呼吸筋疲労の状態となり、呼吸不全の悪化を引き起こした。そこで、定期的な短期入院を導入し、状態評価と治療の修正、在宅での目標評価を実施し、段階的にADL拡大を図る方針とした。その結果、増悪を起こさず在宅療養を継続することが可能となった。本症例は、多職種や家族を含めた目標設定と段階的な呼吸リハビリテーションが在宅療養の継続に効果的であったと考える。Article信州大学医学部附属病院看護研究集録 47(1) : 11-14(2020)departmental bulletin pape

(第12回研修医症例報告会)顔面神経麻痺の治療後に多発脳神経障害を繰り返し,診断に至った特発性肥厚性硬膜炎の1例

第357回東京女子医科大学学会例会 平成30年2月24日(土) 総合外来センター5階大会議

ダイ ４３ カイ ニホン コウシュウ エイセイ ガッカイ ソウカイ ガクヤ バナシ

座談

食品のカリウム含量(第3報) : ベビーフードについて

ベビーフード中の無機物およびビタミンCについて分析を行ない,次の結果を得た。カリウムはナトリウムに比べて,一般にかなり多量である。また,絶対量もかなり多いので,食塩による普通の味付を行なってもNa/Kは一般に4以下である。Ca/Pは乳製品に比べてかなり小さい。ビタミンCは穀類,魚・獣鳥肉類については皆無かあるいは僅少であった。乳類,野菜類については1～2の高値のものがあった。果汁類のビタミンCは強化されており,したがって高値を示した。開栓後のビタミンCについてはかなりの損失をきたすものがあった。Inorganic materials and vitamin C in baby foods were determined. The results are as follows. Generally, contents of potassium were considerably larger than those of sodium, and observed in fair amounts. So, the ratios of Sadium to potassium might be lower than 4 even if common salt had been used for moderate seasoning. The ratios of calcium to phosphorus were considerably lower than those of dairy products. Little vitamin C was found in cereals, fish, meat or chicken, while it was found in some of dairy products and vegetables in such a high content as 20mg. It was generally enriched in fruits juices. A considerable amount of vitamin C was lost after breaking the sealing in some cases