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    昭和大学病院および昭和大学付属東病院における予期せぬ院内急変事例についての検討

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    患者に対する医療安全の確保は感染管理とともに病院における危機管理の骨格である.さらに病院評価としても院内の医療安全システムの構築が求められている.近年では予期せぬ院内急変への対応だけではなく,院内急変の予防に向けた取り組み(RRS:Rapid Response System)が注目されている.昭和大学病院および昭和大学付属東病院では緊急性に応じて院内急変プロトコールがいくつか存在する. RRS導入前における予期せぬ院内急変について,特に緊急性の最も高い緊急コード事例(コードブルー事例)について検討を行った.方法:2014年4月から2018年3月までの4年間にコードブルーの要請があった症例129例を対象として解析を行った.院内急変のうち入院患者は41.0%であり,その他が外来患者や患者家族・職員であった.平均年齢は63.6歳であった.心肺停止症例は26.4%であり,平均年齢は71.2歳であった.心肺停止症例の82.4%は入院患者であった.発生頻度は入院1,000人当たり4.36人であった.心肺停止患者のうち44%で蘇生に成功したが,神経機能が急変前まで改善した例は全心肺停止症例の20.6%のみであった.心拍再開までの時間が短い症例で神経機能予後は良好であった.昭和大学病院および昭和大学付属東病院では院内心肺停止の発生頻度は過去の報告よりは少ない傾向にあったが,今後の院内急変対応の課題としては院内心停止患者の救命率をより向上させること,さらには院内心停止発生率をさらに低下させるためRRSの導入を含めたシステムの構築が必要である.院内発生の心肺停止症例でも予後不良例は依然として存在している.したがって,院内急変あるいは院内心肺停止を予防することが将来的な病院の医療安全の確保の方策として極めて重要である

    2011年度人権啓発研修会報告 : 2010年度との比較を行って

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     人権啓発委員会は,2010 年度,2011 年度の2 年間,教職員対象にキャンパス・ハラスメント予防についての研修会を開催した。2 年間の研修会に対する評価を調査結果を基に比較した。参加者の認識はハラスメント予防への意識が高まっており,日常の教育指導においても,人権意識を持って関わっていることがうかがえた

    学生のハラスメント防止意識の向上にむけて : ハラスメント防止講演会における調査から見えてきたもの

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     2011年5月11日に全学部学科の1年次生を対象として人権啓発委員会主催のキャンパス・ハラスメント防止講演会が行われた。本講演会は,キャンパス・ハラスメントについての学生の理解を深めることを目的としていた。本稿では,本講演会の効果を測るために実施されたアンケート調査の結果を報告し,被害者救済のためにどのようなシステムの構築がさらに必要であるかについて論じる

    脳梗塞クリティカル・パス作成について -医師・コメディカルによるプロセスアナリシス-

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    東京都済生会中央病院における脳梗塞クリティカル・パスを作成した結果、良い患者アウトカムを期待したコーディネイトの重要性、医療チーム内における情報伝達の重要性、チームスピリットの高揚のなどの好結果が得られた
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