77 research outputs found

    看護系大学における卒後 1 年目研修に関する受講生の評価

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    背景 A 大学看護学部附属看護キャリアアップセンター(以下キャリアアップセンター)は,平成23年度に開設し事業の一環として卒業生のサポートを行っている.目的 平成26年度A 大学看護学部看護学科卒業生を対象に卒後1 年目研修を実施し,研修内容の評価と今後の課題を検討することを目的とした.方法 平成26年度A 大学看護学部看護学科を卒業し,卒後1 年目研修を受講した27名を対象に無記名自記式質問紙調査を行い,項目別に単純集計を行った.また,自由記載は,意味内容の類似したものを分類しカテゴリー化した.結果・考察 研修内容や有用性,仕事への活用についての質問に対して,「とてもそう思う」「そう思う」が合わせて100%であった.また,卒業後1 年が経過する時期に研修を開催することは,卒業生が自らの経験を客観的に振り返る機会となった.結論 急変時対応について卒後1 年目研修を行ったことは,卒業生の学びたい内容であり,今後の臨床に活用できる内容であった

    A小学校の総合学習に「認知症」の学習を取り入れて

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    A小学4年生を対象に「認知症について正しく知ることができ,優しい気持ちで接する大切さが理解できる」ことを学習目標とし,総合学習に取り組んだ結果,以下のような成果がみられた.小学生は,認知症の学習の前後における高齢者の情緒的イメージ尺度では,「話しやすい」というイメージが増し,総合的にも高齢者を肯定的に捉える方向に変化していた.終了後の事業評価や作文から,2種類の絵本を用いた認知症の主人公の頭の中を考える講義では,大学生の力を借りながらも「相手の立場に立って考える」ワークを進めていくことが出来た.また,作文の内容から,最後に行われた徘徊模擬訓練では,今までの学習の成果を発揮出来,そのことが最も心に残っていると考えられた.オレンジリングをつけた人物の絵が半分以上描かれていたことから,学習した証となるオレンジリングの配布は意味があり,認知症サポーター講座との連携も重要である.(著者抄録

    認知症予防ボランティアの会が身体障害者の会と共に行う認知症予防活動の評価 身体障害者の会の変化から

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    本研究は,地域住民による認知症予防ボランティア(以下,ボランティア)が身体障害者の会(以下,リハビリ友の会)に訪問活動を(1クール10回を1年間で3クール)実施したことによるリハビリ友の会会員の変化を明らかにすることを目的とした.対象は,認知症予防活動に参加したリハビリ友の会会員であり,認知症予防活動の参加前後における認知機能やQOLの変化を調査した.結果,1)3クール目の前後においてFAB得点は対応のあるt検定を行った結果,有意に活動終了後の得点が高かった.2)年間を通し,半数以上参加したものの多くにFAB得点の上昇が認められた.3)個人の変化をSF-36および感想からみると,それぞれ個別の変化が見られたが,多くは参加することが楽しいという段階であり,認知機能の維持向上を生活実感として感じている者は少なかった.(著者抄録

    認知症予防に関する標語募集からみる地域住民の認知症予防に対する考え方

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    認知症予防を呼びかける「認知症予防かるた」を作成するため,認知症予防に関する標語をA県民に募集した.A県民の標語応募者が認知症予防に対してどのような考え方をもっているのかを明らかにし,今後の認知症の啓発普及活動における課題を検討した.54名から233点の応募があり,標語の内容が類似するものでカテゴリー化した結果,認知症予防に対する考え方は,【意識して頭や体を使った行動をすること】【周囲の支え・交流に関すること】【気の持ち方に関すること】【認知症の理解に関すること】【生活を整えること】【笑うこと】【見当識に関すること】【医療に関すること】【介護に関すること】【信仰に関すること】の10カテゴリーに分類された.認知症の発症や重症化を予防する行動や認知症を理解し支えていくことが多い一方,受診や検診に関する内容は少なく,受診行動に関する意識を高めることが課題としてあげられた.(著者抄録

    学校保健と地域保健が連携した「生と性の健康教育」推進システムの構築に関する研究

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    近年,10代の性感染症や人工妊娠中絶の増加が思春期保健の緊急課題となっている。そこで,学校保健と地域保健が連携した「生と性の健康教育」推進システムを構築した。まず,学校を対象として「生と性の健康教育」に関する実態調査を行い,関係機関から成る検討委員会を開催した。次に,保健所管内3地域で年齢段階に応じた「生と性の健康教育」のモデル事業を実施した。尾道地域では,保育所で保育士による健康教育と保護者との座談会を行った。三原・世羅地域では,小学校で養護教諭による健康教育や,高等学校で大学生のピアエデュケーションの手法による健康教育を行った。このようなモデル事業の成果をもとに,効果的な健康教育を推進するためのマニュアルを作成し,関係機関に配布した。「生と性の健康教育」を推進するためには,学校保健と地域保健が連携し,ライフサイクルの発達段階に応じた教育内容を工夫することが重要であり,さらに関係機関が協働し,健康教育の企画・実施・評価機能を持つことが必要である。Recently, more and more teenagers have contracted sexually transmitted diseases and have undergone abortions. This is a great problem that should be dealt with as soon as puberty begins. We have developed a new system of health education on life and sex for pupils, in cooperation with the community health staff. First, we evaluated the actual conditions of health education for pupils, and then we held a committee meeting to deal with the problems. We made model programs of health education on life and sex for pupils in three local areas. In the Onomichi area, nursery school teachers conducted health education programs for children and had a round-table talk with their parents. In the Mihara area, school nurses conducted health education programs at an elementary school, and college students conducted peer education sessions for high school students. We drew up a manual with the aim of promoting health education effectively and distributed manuals to the institutions involved. To promote health education on life and sex for pupils, we make it a point to cooperate with the community health staff and to ensure what the pupils are taught is appropriate for age. It is essential for the institutions to cooperate on health education and perform the important function of "plan-do-see" for health education.報告Report国立情報学研究所で電子
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