23 research outputs found

    コウレイシャ テンカン ノ モンシンヒョウ ニヨル ソウキ ハッケン : ニンチショウ トノ カンレン ニオイテ

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    本研究の目的は高齢者てんかんを問診票の活用により、物忘れ外来を含む高齢者複合施設における高齢者てんかんの実態を明らかにすることにある。物忘れ外来を含む高齢者複合施設を調査期間中に利用した417名を対象に、高齢者てんかん問診票を用い、てんかん有病率を算出した。また、新規に高齢者てんかんと判定された者の特徴を記述した。その結果、すでにてんかんの診断ありが7名(1.7%)、問診票の回答内容からてんかんの疑いありは33名(7.9%)、その中から医師の診断により新規に高齢者てんかんが判定された者は14名(3.0%)であった。施設別有病率では、物忘れ外来7名(5.0%)、ショートステイ利用者、グループホーム入所者は2割前後であった。新規に高齢者てんかんと判定された者の問診項目では、意識減損がもっとも多かった。さらに、新規にてんかんが判明したすべての者が何らかの認知症を有していた。本研究により物忘れ外来を含む高齢者複合施設において、高齢者てんかんが潜在していることが明らかとなり、これらの早期発見のため高齢者てんかんの問診票の必要性が示された

    <所内学術研究成果報告>D. 「海洋生物の医薬資源開発, 医薬を指向した海洋生物の探索と調査・開発」

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    海洋はその種100万といわれ, 地上における今もなお未知な世界である。本年度も, この海洋生物から, 医薬資源となりうる有用な生理活性物質を発見し, 構造を明らかにし, 生物活性を検討することを目的として研究を行った。この研究を始めてから11年を経過した。そこで, 本年度は, 新しい生物の採集を中止し, 今までの生物成分のまとめを行った。特に, 日本産ナマコ類成分, 沖縄と真鶴で採集した日本産フサコケムシ成分, および深海巻貝2種の成分研究を完成した

    D. 海洋生物の医薬資源開発-医薬を指向した海洋生物の有用物質の探索

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    海洋生物はその種100万といわれ、地上における今もなお未知な世界である。本年度も、この海洋生物から、医薬資源となりうる有用な生理活性物質を発見し、構造を明らかにし、生物活性を検討することを目的として研究を行った。この研究を始めてから10年になった。本年度採集した生物は、27種であり、今までに309件を採取している。採集生物リストをTableに示した。バイオアッセイを指標に今まで、海草、アカフジツボ、クダウミヒドラ、スポンジ、エボヤ、ユーレイボヤ、イソギンチャク、群体ボヤ、オオワレカラ、コケムシ類等につき有用成分の探索を行った。特に、付着生物コケムシ(Bryozoa)類の各種の成分に注目し、各地で採集したフサコケムシBugula neritina、ホソフサコケムシTricellaria occidentalis及びアメリカフロリダ産コケムシAmathia convolutaの活性成分を検討し、有益な知見と新しい化学物質を単離・構造決定した。すなわち、昨年度報告したconvolutamine AとF以外にconvolutamie Gを、さらにlutamide C以外にlutamide AとB及びconvolutamydine Eの単離を行い、構造決定した。さらに、昨年から始めたこれら有用な天然物の全合成研究に成果が見られ、3種のconvolutamine類A、CとF及び2種のlutamide類AとCの計5種の天然物の全合成を完成させた。この成果には、さらにanalogsの全合成を含み、化合物の構造とその活性との相関に研究が発展している。これらの結果は、日本化学会第76回春季年会(1\u27999/3)で口頭発表し、次いでその後の成果を加え、第19回メディシナルケミストリーシンポジウム第8回日本薬学会医薬化学部会年会(1\u27999/11)で口頭発表した。これらの成果と深海生物研究の成果を学術論文として投稿し、一部掲載が完了している。本年度大槌湾で採集した生物は16種、山田湾では9種を採取した。ホソフサコケムシは採取したが、フサコケムシは見られなかった。コケムシとしては、ほかにアミコケムシとウデコブコケムシを採集した。ウデコブコケムシの量が最も多かった。本年、深海生物としてパプアニューギニア産の巻き貝2種を加えることができた

    第3編 同窓生からのメッセージ

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