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    大学は地域社会に如何に関われるのか? / 「地域社会論Ⅱ」の実践から考察する

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    学生・大学研究者が生の地域を知ることで地方創生においてどのように主役になりうるか、社会の変革に寄与するスキルを学生がどのように身につけることができるか、大学は地域の機関として地域社会にどのように貢献できるか、主としてこれらを実践検討する授業(「地域社会論Ⅱ」)を2015年度後期に開講した。前期の「地域社会論Ⅰ」に引き続き、三重県紀北町を調査地とし、受講生29名が“インバウンド観光普及における地域戦略”と“多文化共生型地域づくり”の2グループに分かれ、「地域社会論Ⅰ」で得た知見を発展させる形で調査研究を進めた。グループ毎に、インターネット・文献等の検索、アンケート・インタビュー項目の考案精査などの事前準備を行い、フィールドワークを実施した。グループ内で一人ひとりが役割を分担する形で調査概要をまとめ、地域への提案につながるようグループ討議を重ねた。最後に、学生が成果を発表するとともに、地域の皆様と課題を共有するパネルディスカッションを実施した。調査地域は、日本のどの地域にも共通する課題で悩んでいた。解決に向け果敢に立ち向かっているたくさんの人達に直接ふれる機会がもてたことは、学生にとって大いなる刺激となった。今回の調査・提案内容は決して十分とは言えないが、学生にとってはこれからの研究の視点や手法を学ぶ準備学習となった。大学としても、地域のまさに今の状況を知るよい機会となり、社会的要請である大学の地域社会への貢献の足がかりをつくることができた

    ふみ「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」ニューズレター 第8号

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    ●事業四年目を迎え●進捗状況と報告日本古典籍の新しいプラットフォームの誕生●データーベース公開「新日本古典籍総合データベース」の公開開始●研究活動・進捗状況等報告共同研究「日本古典籍の書誌概念と書誌用語の国際化」について●江戸の料理本をお手元に●第3回 日本語の歴史的典籍国際研究集会を開催します●トピックス海外におけるプロジェクトの紹介「日本語の歴史的研究の近未来」の開催ブックレット〈書物をひらく〉が平凡社から刊行中協定書・覚書の締結【補足】DOI(デジタルオブジェクト識別子)につい

    看護演習科目へのルーブリック導入の効果・ルーブリック評価の信頼性と妥当性の検討

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    「看護演習科目」にルーブリックを導入しその学修効果の評価と,評価基準の信頼性と妥当性を検討した.2015年度症状マネジメント論履修者84名と症状マネジメント論担当教員7名を対象とした.学生への質問紙調査,レポートとルーブリック評価値を用いた比較調査を行った.質問紙の回答者は68名で,回収率は81.0%であった.自己評価の高かった項目は「事前学修をした」,ルーブリックは「演習評価基準の確認」や「学修到達の確認」に用いたという項目であった.ルーブリック評価基準に関して事前に教員間で打ち合わせを行った場合は,教員間の級内相関係数ICCは0.53から0.81であった.学生と教員間のICCは各回の担当によってばらつきが大きかった.ルーブリックを導入した演習は学生の事前学修時間の確保に有用であった.事前に教員間で打ち合わせを行うことで,複数の教員間でも評価の信頼性が高くなることが示唆された.This study assessed the effects of using scoring rubrics on students’ learning. Furthermore,it examined the reliability and validity of scoring rubrics. The participants were university students (n =84) who selected the course of symptom management in 2015 and faculty members of the course (n = 7).Course evaluation was performed on the basis of students’ questionnaire, report, and scoring rubrics. 68 questionnaires were completed and returned, providing a response rate of 81.0%. Students highly rated the item “prepared for a class” using rubric for “confirmation of the evaluation criteria” and “confirmation of attainment target.” The intraclass correlation coefficients (ICC) ranged between 0.53 and 0.81 in case of previous arrangement of the evaluation criteria between faculty members. The ICC between the student and the faculty varied widely each time. Using scoring rubrics in nursing practices on the campus will help evaluate students’ work and performance. Reliability may be improved by considering the ratings in previous arrangement
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