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Medical Education for Students and Residents on Remote Islands: A Narrative Analysis
【目的】日本の離島で実施される医学教育について文献的に俯瞰する。
【方法】医中誌Web版とPubMedを用い,学生および研修医に対する離島医学教育に関する文献を検索し,主に効果や課題をナラティブ分析でまとめた。
【結果】26編を抽出し,内容を基に3つに分類した。①教育を受ける側(24編)の視点では,多職種連携や救急を含む診療への理解,島民の生活や文化の理解,プロフェッショナリズム意識の獲得といった効果,②教育を提供する側(8編)の視点では,学生・研修医の安全確保や費用負担,実習指導者の研修の困難さといった課題,③教育現場(9編)の視点では,医療資源・人材の不足,インフラの利便性の低さの課題が述べられていた。本土への緊急搬送,島民の生活や文化の理解が,離島教育として特筆できると思われた。
【結論】離島はその立地に依存した特有の教育環境があることが窺えた。departmental bulletin pape
Healthcare-seeking behavior for health problems among general residents: A systematic review and meta-analysis
背景:一般住民の健康問題に対する受療行動を明らかにする。
方法:MEDLINE,CENTRAL,EMBASEを用い,当該論文を系統的レビューにより抽出した。受療様式毎に受療割合を統合し,日本と諸外国に層別して解析した。
結果:18文献が抽出され,4文献は日本から,14文献は諸外国から報告された。日本では1か月あたり人口1000人に対して347人(95% confidence interval [CI]: 220-474)が,諸外国では275人(95%CI: 211-338)が診療所を受診し(p=0.32),また,日本では44人(95%CI: 16-72)が,諸外国では86人(95%CI: 60-111)が病院外来を受診していた(p=0.03)。
結論:諸外国と比較して,日本では診療所受診に差はみられず,病院外来の受診は少なかった。この結果は,日本の地域医療対策を考えるのに役立つ。departmental bulletin pape