Niimi College Repository / 新見公立大学学術リポジトリ
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    827 research outputs found

    クラウドでの共同編集機能を用いた相互批評の記入による教育的効果-スプレッドシートへの記述分析より-

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    GIGAスクール構想は、文部科学省が2019年12月に小・中学校、2021年3月に高等学校に通知した施策で、1人 1台の端末と高速通信ネットワークを整備し、多様な子供たちの資質・能力を育成するために個別最適な学びと協働的な学びの実現を目指している。大学等の高等教育においてもこの理念は共通で、教育でのクラウドの使用が欠かせない。本研究では、大学の授業でGoogleスプレッドシートを共有し、学習者が相互に感想を記入する形式の授業を実施し、その効果をテキストマイニングで分析した。その結果、学習者は他の作品や感想をリアルタイムで共有することに楽しさや嬉しさを感じ、新たな視点や発見を得ていることが示唆された。スプレッドシートの共有により、作業効率が上がったと感じる学習者が多くいたが、操作に慣れるまで戸惑う学習者もいた。深い学びにつながる共同編集機能の授業への取り入れ方について、さらなる検証が必要である。journal articl

    保育者の保育観形成に関する研究動向-保育観の形成や変容の要因に着目して-

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    暗黙的、身体的に行われることもある保育の営みは保育者の保育観によって支えられている。保育観は変容しうるものであり、保育観の変容は保育実践を変容させる。保育者の保育観がどのように形成され、変容するのかの道筋を明らかにすることにより、保育観形成や変容を支える方法を開拓することができると考えられる。そこで、保育観形成や変容の要因や契機に着目して文献を検討、整理した結果、①社会的状況②学んだ理論③個人的経験④保育実践上の経験⑤園内外のサポートの5つの要因が抽出された。それぞれの要因が絡み合って形成や変容につながるものであるため、保育観の形成や変容の過程を詳細に捉える研究が求められる。journal articl

    小動物の飼育活動を通した遊びや造形表現の内容-T市の取り組み「親子で自然とあそぼう」の実践から-

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    本稿は、2006年から2009年まで実践されたT市の取り組み「親子で自然とあそぼう」の年度計画や保育実践記録等を整理し、小動物の飼育活動を通した遊びや造形表現の内容についてまとめることを目的とした。小動物の発見や飼育活動を通して、子どもは小動物の変化を発見し、大切に思い行動する力を育むこと、命のはかなさや大切さに気付くことが可能である。また、活動の仲間との共有を通して、共に育ち行動する姿勢や自主性を育むこと、自分の責任感を育成することを期待できる。自然の偉大さや命の大切さに触れることからは、自分の役割や友達との関係性について考え行動する力を身に着け、豊かな感情や好奇心、思考力、表現力等を培うことが可能である。飼育活動を造形表現活動に導く活動は、自然体験で得た知識や経験を作品に表現することを通して、喜びや感動、達成感、自信、愛着心等を育むと考えられる。また、自然環境を構成する色や形からよさを見出し、感動する心や五感を身につけることは、造形表現や図画工作の新しい学力観にある鑑賞力の育成に繋がることが期待できる。このように、自然と直接触れ合い体験を重ねることで、自然の美しさや偉大さ、楽しさや不思議さ等に気づき、感動する心や共感する心、自然を愛する探究心が育まれる。また、その様な体験を保護者や友人と共有することで、共に喜び楽しんだ人々に親近感を覚え良好な人間関係を築くことが可能となる。journal articl

    子どもの代替的養育に関する国連指針の視点からみたフォスタリング機関の実態

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    本研究は、国連「代替的養育ガイドライン」や「子どもの権利条約」の視点からみた日本におけるフォスタリング機関の実態や里親支援の現状、今後、必要となる里親支援のあり方などについて明らかにすることを目的とした。308か所のフォスタリング機関を対象に無記名自記式調査を行った。調査内容は、基礎情報や、担当里親家庭数の平均や上限、訪問件数と平均的頻度、里親不調数、相談内容、機関との連携、力を入れている事業、「里親家庭への支援の自己評価」、「管轄自治体のフォスタリング業務全体の評価」等とした。120か所から回答が得られた(回収率38.9%)。その結果から、里親における委託児童の行動上の問題や精神的負担、実親との関係に関する相談が多いことかつそれらの相談にフォスタリング機関が苦慮していること、学校や保育所との連携の難しさ、里親(家庭養護)に特化した内容の実践の難しさが明らかとなった。journal articl

    成人看護学援助論(急性期)演習で用いる2つの事例動画の作成-労作性狭心症と完全房室ブロックの患者事例-

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    2022年に保健師助産師看護師学校養成所指定規則の第5次改正が行われ、「講義、演習及び実習を効果的に組み合わせ、看護実践能力の向上を図る内容とする」よう求める旨が明記された。少子高齢化、医療の高度化・ 複雑化や医療技術の進歩などの社会情勢の流れのなかで、看護系大学学生には他の看護基礎教育機関の学生以上に、臨床判断力(臨床推論力)修得の期待が高く、高い実践力が期待されている。そこで本学看護学科成人看護学援助論B(急性期)の授業に、6事例の呼吸器・循環器患者の事例動画を用いた実践形式の演習を取り入れた。6事例のうち循環器疾患2事例について、教員が独自にシナリオを作成し、動画を作成したので報告する。journal articl

    小学校の体育授業における障害の発生状況-テキストマイニングによる学年間の比較-

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    本研究の目的は、小学校の体育授業における障害事故の発生状況をテキストマイニングにより分析し、各学年の特徴を明らかにすることで、小学校体育における負傷予防に向けた取り組みへの示唆を得ることである。 データは、『学校の管理下の災害』に報告されている2008年度から2022年度の15年間における小学校の「体育 (保健体育)」障害事例を用いた。各学年の障害発生の特徴を明らかにするために、「災害発生時の状況」における記述内容と「学年別」との対応分析を行った。その結果、各学年における「体育(保健体育)」の障害発生件数は、高学年の件数が、中学年と低学年の件数と比べて、有意に多かった(p<0.01)。対応分析の結果、低学年では、「縄跳び」「鬼」「鬼ごっこ」「衝突」の4語、中学年では、「使う」の1語、高学年では、「タワー」「崩れる」「組体操」「上」「落ちる」「倒立」「段」の7語が特徴的な語として抽出された。以上より、小学校の体育授業においては、学年間で異なる障害発生の特徴があることが明らかとなった。教師には、各学年の障害発生の傾向を理解し、安全対策を講じることが望まれる。journal articl

    地域の公民館におけるダンス講座の実践研究(1)-幼児期・学童期における子どもとその保護者を対象に-

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    本研究では、2023年7月から2024年9月に岡山市立瀬戸公民館主催講座「ワクワクダンシング!!」に在籍していた幼児期から学童期における親子7組を対象に、1年間の継続的なダンス活動が子どもと保護者の関わりや意識にどのような変容がみられたかについて調査を行った。調査方法は、ダンス講座受講前と受講経過1年後の保護者を対象とした自由記述による一斉調査と受講経過1年後の子どもと保護者へのグループインタビューを実施し、テキストマイニングを用いて分析を行った。その結果、講座を受講する前は、保護者は子どもにダンスの技術力や表現力の習得によりダンスを楽しい・好きと思えるよう、講座に期待を寄せていたことが推測できた。さらに、ダンスを通して、同年齢・異年齢の子どもとのコミュニケーションを育むことで、他者を思いやる心や自分自身への自信など、自己、他者、自他関係における成長に期待していることが明らかとなった。受講経過1年後には、子どもと保護者の学びの基礎となる「感覚的行為」、「関係性から生じる行為」、「思索的行為」、「理解や判断の行為」等の出現が認められ、地域の公民館における1つの実践モデルの在り方について考える契機となった。journal articl

    SNSインスタグラムのハッシュタグ研究-曜日名を含むハッシュタグについて-

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    本稿は、ソーシャルメディア(SNS)の一つインスタグラムにおける英語の曜日名を含むハッシュタグについて調査したものである。各曜日名を含むハッシュタグで共起する単語はその曜日名と頭韻を踏むものが多く、本論ではそれらを中心に例示し、簡単な考察を加える。journal articl

    中山間地域の医療福祉関係者が捉える食支援の困難さに関する研究 −食事介助実技セミナー受講者のアンケート調査から−

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    本研究では、2023年4月に開催した「第1回 NiU-KTSMプロジェクト 摂食嚥下障害者への食事介助実技セミナー」の受講者に実施後のアンケート調査を行い、中山間地域である新見地域の医療福祉関係者が捉えている食支援への困難さと課題を明らかにすることを目的とした。研究対象は講義受講後の調査用紙48枚(有効回答率84.2%)、技術演習受講後の調査用紙32枚 (有効回答率91.4%)とし、結果、介助者は食事介助に対し、【誤嚥の判断や対処】【適切なポジショニング】【適切な食形態】【介助者の経験不足】などの不安を抱いており、【認知症で意思疎通が難しい方への食事介助】【経口栄養摂取移行に関する食支援の体制不備】などに困難感を感じていることが明らかとなった。これらのことから、座学では習得しづらい食事介助技術に関する実践力を磨くために、食支援に関わるすべての支援者に対し、知識、技術、評価など食支援に関する包括的な支援スキル向上のための研修や実技セミナーの必要性が示唆された。journal articl

    地域包括ケアの視点を取り入れた小児看護学実習の学修成果と今後の課題 −実習レポートの分析より−

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    本研究は、学生の地域の小児科外来における学びを地域包括ケアの視点からまとめ、今後の実習方法への示唆を得ることを目的とした。研究方法は、同意が得られた実習レポートをKHCoderを使用し、テキストマイニングによる分析を行った。その結果、学生は上位に「子ども」「保護者」「診察」「行う」「考える」「看護師」「予防接種」「感じる」「必要」「家族」を挙げており、小児看護における外来で大切とされる内容を学ぶことができていた。また、上位には挙がらなかったが、「地域」「病院」など地域包括ケアの視点からも学ぶことができていた。以上より、学修成果としては、学生の小児科外来での健康の維持増進の理解は深まっていた。課題としては、指導者や教員が実習目標を共通理解した上で、地域における小児科外来の役割に焦点が当てられよう、指導していく必要性が示唆された。journal articl

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