2061 research outputs found
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聴覚障害者による犯罪の処遇の歴史に関する研究の必要性~今まで調べたこと・見聞きしたことの備忘録~
A聾学校の約40年間の幼児児童生徒の状況から,聾教育の開始年齢や早生まれの比率の変遷をまとめた。1960年度に小学部1年~高等部3年であった者の43%が当該学年の生まれではなかった理由として,戦後の混乱による影響などが考えられた。初めて小1全員が当該学年の生まれとなった学年は1959年度生まれであり,全員が幼稚部に3年間在籍した。また,旧刑法第40条とも関わって,聴覚障害者と江戸~明治時代の「座敷牢」や「鎖錮」との関連,心神喪失と心身耗弱の境界線や起訴処分と不起訴処分の境界線の変遷に関する研究,および「不十分な学力(日本語力,抽象的思考力など)」と刑罰の関連がどのようにとらえられてきたか・今後どのようにとらえるべきかに関する研究の必要性を指摘した。departmental bulletin pape
はり師,きゅう師,あん摩・マッサージ・指圧師養成校学生における視覚障がい者との協働に対する意識
【目的】本邦では,はり師,きゅう師,あん摩・マッサージ・指圧師(以下,あはき師)業は,視覚障がい者の職域として長い歴史がある。一方で晴眼者あはき師は有資格者の8割以上を占めているが,彼らの視覚障がいあはき師との協働に対する意識調査はこれまでに報告がない。視覚障がいあはき師と晴眼あはき師が協働する筑波技術大学保健科学部附属東西医学統合医療センター(以下,医療センター)で実習を受けたあはき師養成校学生を対象に,視覚障がい者との協働に対する意識等について調査した。【方法】医療センターで2023年度に実習を受けた学生(3校,1~3年生,計233名)を対象に,インターネットフォームを用いて視覚障がい者との協働に関するアンケート調査を行った。【結果】回収率は59.2%で,視覚障がいあはき師の存在を認知していた者は95.7%であった。
視覚障がいあはき師との協働について不安を感じている者は50.0% であり,そのうちの45.0%は視覚障がいあはき師と接することで「不安が解消した・どちらかといえば解消した」と回答した。また,全体の79.0%は視覚障がいサポートについて学ぶ意欲を示した。【考察】視覚障がいあはき師との協働について不安を感じていた学生は,視覚障がいあはき師と接することで一定の不安の解消が得られていた。また,視覚障がいサポートを学ぶ意欲があるものが多かったことから,医療センターとしてあはき養成校学生に対し視覚障がい者との協働の実際を発信していくこと,視覚障がいサポートの方法を紹介することなどで視覚障がいあはき師との協働に対する意識を変える可能性がある考える。【結語】学生は,視覚障がいあはき師との協働について半数が不安を感じていたが,医療センターの実習時に視覚障がいあはき師と接することで一定の不安の解消が得られた。また,彼らの多くに障がいサポートについて学ぶ意欲がみられた。departmental bulletin pape
聴覚特別支援学校教員における口形併用手話による話の日本語受容率の状況~聴者教員と聴覚障害学生の比較~
聴覚特別支援学校や筑波技術大学では,口話と手話を併用する教員が多いが,脇中(2023a)は,聴覚障害学生に対して口話と手話を併用する話の動画を声がない無声条件と声がつく有声条件で示したところ,有声条件であっても日本語を正確に書けなかった例が相当数みられたことを報告した。
この動画をある聴覚特別支援学校(聴覚障害教育経験年数が5 年未満の者が84%)の聴者教員に無声条件で見せたところ,聴覚障害学生の平均を上回ったのは1名(3%)のみであった。聴覚障害教育の経験年数や世代との関連を調べたところ,経験年数が長いほど,また同じ経験年数では世代が若いほど,日本語受容率が高く現れた。また,各単語の日本語受容率は,慣用句「頭が切れる」と「口にする」以外の全ての単語において,聴覚障害学生を大きく下回った。これらの結果は,聴覚障害教育の経験が5 年程度では,声がない手話の読み取りは難しいことを示す。departmental bulletin pape
第15回アイオワ大学研修報告
国際交流加速センター活動の一環として,アイオワ大学(米国アイオワ州アイオワシティー)での海外研修が令和5年9月に行われた。今回の研修には理学療法学専攻から2名の学生が参加し,8日間行われた。研修内容は,授業参加,研究室訪問,医療施設見学などであった。参加学生は,勉学に対して非常に積極的な現地学生の態度,最先端の研究,日本とは異なる臨床現場など,短い期間ではあったが,良い刺激となったと思われる。departmental bulletin pape