32 research outputs found

    めばえ支援ファイルについて

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    鈴鹿市では、障害のある子どもを持つ保護者が、就園・就学の際に、子どもの状態や特性、有効な支援方法等を引き継ぐための情報をまとめる「めばえ支援ファイル」を作成することとなった。これは連続した発達に連続した支援を行なうことを目的としている。本論分では、「めばえ支援ファイル」を作成する過程とその完成したファイルを紹介したい

    犯罪被害者を取り巻く現状とみえ犯罪被害者総合支援センターの取り組み

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    What does it mean to become a victim? What harm is done? Primary victimization is the term used to denote the harm caused by interaction with the victimizer. Secondary victimization denotes the harm to the victim which is caused by the negative reactions of the social environment. In this paper an attempt is made to explain the background of secondary victimization. In addition victim services are those activities which are applied in response to the victimization, with the intention of relieving suffering and facilitating recovery. Practical means of dealing with victim issues in Mie prefecture are introduced

    ダイガク ニ オケル ハッタツ ショウガイ ガクセイ エノ シエン ニ ツイテ ノ イチコウサツ

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    2006 年に義務教育段階での特別支援教育が本格導入されたが、大学における発達障害学生への支援はまだ始まったばかりである。わが国の約3割の大学に発達障害のある学生が在籍し、学業上の問題や大学生活上の問題を抱えている。米国では法律によってほとんどの大学に障害学生支援システムが整備されるようになったが、日本には大学で障害児・者をどのように支援するのかを規定した法律はない。発達障害をもつ学生が入学前にすべきことは、高校と大学の違いを理解し、将来の夢に学士号が本当に必要かどうかを検討することである。また、支援を求めるために自らの障害を表明するかどうかも考えておくといいかもしれない。しかし、診断を持つ学生の割合が約16%と、生活をする上で困難を抱えていたとしても、医療機関を受診していなかったり、診断名を持っていなかったりする学生が大半という事実がある。したがって、入学時の健康診断の際にメンタルヘルスを測る心理テストを実施している大学もある。入学後の支援については、講義、定期試験、学内生活、安全対策、就職支援など多岐にわたる領域での支援が求められる。さらに、成人生活に必要なスキルを身につけ、インターンシップ等に参加することで、就労に向けて準備できるような支援システムを作っていくによって、発達障害学生の自己実現に近づけるのではないかと考えている

    ダイガク ニ オケル ハッタツ ショウガイ ガクセイ シエン ノ ブンケン ケンキュウ カラ / シエン ノ ジッサイ ト カダイ

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    大学における発達障害学生への支援の重要性は年々高まってきている。鈴鹿国際大学でも、2008 年頃から発達障害学生の特性に合わせた支援体制を構築してきたが、今後ますます大学での支援体制の充実が望まれるため、これまでの先行研究をまとめ、現在の支援の実際と課題について考察する。わが国の大学における学生支援・学生相談の視点から、発達障害の事例に明確に焦点を当てた研究報告がなされたのは、福田(1999)の報告が最初とされている。以後、学生相談における事例の報告や発達障害学生の大学生活での困り感に寄り添う形での修学サポートの構築が、様々な大学で行われている。しかし、発達障害学生支援の最も困難な課題は、就職活動支援であろう。コミュニケーションや社会性の苦手さに加えて、認知実行機能の苦手さを持つ発達障害学生は、職業意識の形成、求職活動、職場における課題を抱えることが多く、就職できたとしても職場定着が難しい場合も多い。したがって、自らの障害特性の理解を深め、在学中に様々な就業体験を経験しながら、職業意識の形成を行うこと、職場で希望する配慮を説明できるようにしておくこと、そして在学中・卒業後の関係機関との連携体制を構築し、本人が必要な時に相談できる体制を整えておくことが、大学での就職活動支援には必要であると考えられる

    ダイガク ニ オケル ピア・サポート カツドウ ニ ツイテ ~スズカコクサイダイガク デノ ハッタツショウガイ ヤ セイシンショウガイ ノ ガクセイ ヘノ シエン ヲ チュウシン トシテ~

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    ピア・サポートを実施している大学が増加している。しかし、一対一でのピア・サポートを実施している大学は多くない。本研究では、鈴鹿国際大学で行われている発達障害や精神障害の学生に行っているピア・サポートの紹介と、ピア・サポーターである学生の活動報告を中心に、ピア・サポーターの心理的成長と今後の課題について検討した。その結果、障害における価値観や自らのパーソナリティの特徴に気づき、打ち解けたコミュニケーションの構築に成功していることが明らかになった

    モーニング・ワークとしての音楽療法 : 喪失と創作 : song-writingを通して

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    Mourning work is designed to treat people who have developed psychological problems due to the loss of a loved one. It facilitates recovery, provides essential aid, and has resulted in many reported successes. Therapy which involves the therapist using music to treat the client is one of its many forms. In this essay I will thoroughly discuss one method of music therapy I researched in case study reports. The therapy involves song-writing in a joint effort between the therapist and the client, and is known to contribute to recovery from grief. People take a considerable blow when they lose an irreplaceable loved one, becoming overwhelmed and coming to a standstill. It is then that the sympathy of a therapist in the form of music composition helps them along the path to recovery

    フィリピン ニ ツナガル コドモ ノ ハッタツ ショウガイ シエン ノ ツール イチ / セイシンカ デノ ヨシン ニ シヨウ スル チョウサヒョウ ヲ チュウシン トシテ

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    ある精神科医から、「フィリピンにつながるこどもの発達検査のアセスメント結果を、日本語がわかりにくい親に説明し、適切な支援に導くことが難しい」という相談を受けた。そこで、精神科を受診した際の受付票、予診票、言語や生育歴などの様々な観点から作成した調査票を、フィリピノ語と英語に訳し、必要に応じて、フィリピン人母から聞き取り調査ができるようなツールを作成した。また、今後は、発達検査や知能検査等の結果を正確にまたわかりやすく説明できるようなツールを作成することを試みたいと考えている
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