327 research outputs found
Secondary structure of Ac-Ala-LysH polyalanine peptides (=5,10,15) in vacuo: Helical or not?
The polyalanine-based peptide series Ac-Ala_n-LysH+ (n=5-20) is a prime
example that a secondary structure motif which is well-known from the solution
phase (here: helices) can be formed in vacuo. We here revisit this conclusion
for n=5,10,15, using density-functional theory (van der Waals corrected
generalized gradient approximation), and gas-phase infrared vibrational
spectroscopy. For the longer molecules (n=10,15) \alpha-helical models provide
good qualitative agreement (theory vs. experiment) already in the harmonic
approximation. For n=5, the lowest energy conformer is not a simple helix, but
competes closely with \alpha-helical motifs at 300K. Close agreement between
infrared spectra from experiment and ab initio molecular dynamics (including
anharmonic effects) supports our findings.Comment: 4 pages, 4 figures, Submitted to JPC Letter
Long-Term Survival of an Elderly Patient with Carcinosarcoma of the Gallbladder after Cholecystectomy
Carcinosarcomas, often referred to as malignant mixed tumors, are rare neoplasm. We reported herein a carcinosarcoma of the gallbladder in an elderly patient with long-term survival (4 years). The operation carried out was open cholecystectomy under the preoperative diagnosis of chronic cholecystitis and tumor of the gallbladder. Anticancer chemotherapy after cholecystectomy was performed by oral low-dose FT therapy. He was alive with no evidence of disease 48 months after surgery. Long-term survival for only cholecystectomy treatment as in this case may be possible if oral low-dose FT anticancer therapy is effective against carcinosarcoma of the gallbladder
高磁場中におけるキラル環状ケトンのエナンチオ選択的光分解
金沢大学理工研究域今年度の研究では、大環状2-フェニルシクロアルカノン類の光分解反応における生成物の収量に対する磁場効果を検討した。また、反応生成物の同定を行うことにより、大環状2-フェニルシクロアルカノン類の光分解反応機構の詳細を明らかにすることができた。12員環の2-フェニルシクロドデカノン(2PCDD)を光分解すると、脱カルボニル化したキラルなフェニルシクロウンデカノンが生成することを明らかにした。また、2PCDDから脱炭酸反応が起こり、さらに溶存酸素と反応してキラルな環状エーテル体が生成することも明らかにした。そして、これら生成物の標準品の合成に成功し、生成量の定量分析を可能とした。しかしながら、これら二つの生成物の収量に対する磁場効果を検討した結果、明確な磁場効果は認められなかった。一方、2PCDDから発生するビラジカル中間体の寿命に対する磁場依存性を調べたところ、磁場印加による寿命の変化が観測された。当初、この結果は注目する二つの生成物の収量に影響を与えるものと予想していた。しかし、上述のように実際には二つの生成物の収量に対する磁場効果は観測されていない。そこで、光照射による二つの生成物の経時変化を追跡したところ、これら二つの生成物はビラジカル中間体から直接生成するのではなく、シクロファンを経由して生成することが明らかとなった。以上の結果から、注目した二つのキラル化合物の生成量に対する磁場効果は、シクロファンを経由する反応が起こることにより予想された結果を得ることができなかったものと結論づけられる。研究課題/領域番号:15750030, 研究期間(年度):2003 – 2004出典:「高磁場中におけるキラル環状ケトンのエナンチオ選択的光分解」研究成果報告書 課題番号15750030(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-15750030/)を加工して作
レーザー誘起蛍光及び過渡吸収分光によるフリーラジカルとカルベンの励起エネルギー移動に関する研究
取得学位:博士(理学),学位授与番号:博乙第138号,学位授与年月日:平成9年3月25日,学位授与年:199
可視光対応の新規光触媒による内分泌撹乱物質の分解
金沢大学理工研究域本研究では、内分泌撹乱物質(環境ホルモン)として問題となっているアルキルフェノール(AP)と17β-エストラジオール(E2)に対して、下水処理場等における晴天下での分解を想定し、可視光応答性光触媒であるバナジン酸ビスマス(BiVO_4)の特性を明らかにした。また新規光触媒としてニオブ酸銀(AgNbO_3)の開発を行い、内分泌撹乱物質の分解に適用した。以下に本研究で得られた成果を簡潔にまとめた。(1)BiVO_4による直鎖型アルキルフェノールの光分解は、アルキル鎖長が長くなるほどBiVO_4表面への吸着力が強くなり、分解速度が速くなることが明らかとなった。従って、BiVO_4はノニルフェノールやオクチルフェノールなどの長鎖アルキルフェノールの分解に適している光触媒であると結論づけられる。また、固相抽出とGC-MS分析により生成物の幾つかを推定することができ、反応機構の一端を推論できた。(2)実際に工業用に使用され、環境問題となっている分岐型ノニルフェノールが、BiVO_4を用いることにより太陽光の下で完全に分解できること、並びにエストロゲン活性も消失することが酵母Two-hybrid試験により明らかとなった。ノニルフェノールの完全分解とエストロゲン活性の消失までの時間差は、何らかの中間体にエストロゲン活性があるためと推測した。(3)AgNbO_3は400nm以上の可視光照射下においてノニルフェノールをCO_2にまで無機化できることが明らかとなった。また、反応中間体としてギ酸の生成も観測された。研究課題/領域番号:14042220, 研究期間(年度):2002出典:「可視光対応の新規光触媒による内分泌撹乱物質の分解」研究成果報告書 課題番号14042220(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-14042220/)を加工して作
簡易型レーザー光散乱測定装置の開発とアルツハイマー病治療薬探索への応用
金沢大学理工研究域アルツハイマー病の発症は、分子量4Kのアミロイドβ蛋白(Aβ)が脳内で会合して繊維化し、分解または代謝されずに蓄積することが主な原因と考えられている。そこで、本研究では、Aβの繊維化をより簡単に検出するための簡易型レーザー光散乱測定装置を製作し、繊維化の機構とそれを阻害する物質の探索を行なった。以下に本研究で明らかになった知見を記す。1.Aβの繊維化を簡易型レーザー光散乱装置で追跡したところ、0.1M tris-HCl(pH=7.4,35℃)緩衝液中において、60時間後から急激に繊維化が始まることを見出した。2.繊維化が開始される前の緩衝液中のAβ平均分子量は、SDS-PAGE(電気泳動法)により20〜40k Daであることが分かった。すなわち、繊維化の前段階で5〜10個程度の可溶性Aβオリゴマーの形成が確認された。また、Aβ単量体もかなりの割合で残っていることも分かった。3.円二色性スペクトルの結果から、Aβの構造は繊維化が始まるまでの間にランダムコイル構造からβシート構造に変化していることが確認された。つまり、このような構造変化がAβの繊維化の引き金になっていると思われる。4.Aβの構造変化を阻害するといわれている脳内物質メラトニンを用いて、繊維化の阻害がみられるかを簡易型レーザー光散乱測定装置で検討した。しかし、メラトニンがAβの繊維化を阻害するという結論には至らなかった。以上の知見から、Aβの繊維化をより迅速により簡単に観測する手段として、本研究で製作した簡易型レーザー光散乱測定装置の有効性が示された。したがって、本装置はAβの繊維化を阻害する薬物の探索に有効であると考えられる。研究課題/領域番号:11771410, 研究期間(年度):2001-2006出典:「簡易型レーザー光散乱測定装置の開発とアルツハイマー病治療薬探索への応用」研究成果報告書 課題番号11771410(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) ( https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-11771410/ )を加工して作
Photochemistry of large ring 2-phenylcycloalkanone in the presence of molecular oxygen
金沢大学薬学部金沢大学大学院自然科学研究科生理活性物質科学Photolysis of 2-phenylcyclododecanone (2PCDD, ring size: C12) has been investigated in an air-saturated solution. The ホア-photocleavage of 2PCDD (Norrish type I) has led to the formation of triplet acyl-benzyl biradical (3BR) which reacts with O2 to produce a peroxyester intermediate. A major photoproduct of 2-phenyl-1-oxacyclododecane is formed by a stepwise decarboxylation from the peroxyester intermediate. The peroxyester is also a common intermediate for minor products of benzaldehyde, cyclodecane, and acetophenone. 1-Phenylcycloundecane is produced from decarbonylation of 3BR. On the other hand, 3BR undergoes intersystem crossing to the singlet biradical which in turn recombines to form the parent 2PCDD or to afford a cage product of cyclophane. The recombination yield to the starting species is estimated to be 0.5 by measuring a time evolution of enantiomer concentration of 2PCDD starting from one optically pure enantiomer. Photolysis mechanism of 2PCDD in the presence of molecular oxygen has been proposed and discussed. © 2006 Elsevier B.V. All rights reserved
- …