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Novel application of yeast molecular display system to analysis of protein functions
This review fundamentally covers the functional analysis of proteins and the preparation of modified proteins for the creation of novel functions using a yeast molecular display system as a molecular tool. Yeast molecular display is a genetic technique of producing proteins or peptides on the yeast cell surface, such as the cell wall or cell membrane. In this review, recent studies on the yeast molecular display system in the field of not only applied studies but also fundamental studies are described with illustrations
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ワカメの葉・茎・メカブの各部位およびアサクサノリの原料であるスサビノリのステロール組成ならびに脂肪酸組成について調べ,海藻の食品としての価値を脂質の面から検討した。1.ワカメの各部位の主ステロールは,24-メチレンコレステロールとフコステロールであり,葉部は乾燥重量100g当り32.4mgの24-メチレンコレステロールおよび206mgのフコステロールを含有した。これは,茎部・メカブ部より有意に高い含量であった。しかし,茎・メカブ部両者の間に差は認められなかった。2.スサビノリの主ステロールは,コレステロールで,全ステロールの46.9%を占め,乾燥重量100g当り2.7mgの含有である。これはのり1枚(平均3g, 上級品)中0.081mgという含量である。3.ワカメの葉部の脂肪酸は,飽和脂肪酸を23.7%,不飽和脂肪酸を76.3%の割合で含有し,オレイン酸, リノール酸, リノレン酸, アラキドン酸, エイコサペンタエン酸など高度不飽和脂肪酸に富んだ。4.茎部の脂肪酸は,飽和脂肪酸を31.8%, 不飽和脂肪酸を68.2%含有し,オレイン酸, リノール酸, アラキドン酸に富んだ。5.メカブ部の脂肪酸は,飽和脂肪酸を43.5%, 不飽和脂肪酸を56.5%含有し,オレイン酸とリノール酸に富むが,C_20の不飽和脂肪酸は少ない。6.スサビノリは,飽和脂肪酸を23.3%, 不飽和脂肪酸を76.7%含有し,ワカメ葉部と同じ割合であった。しかし,スサビノリはエイコサペンタエン酸のみで30%の高値で含有されているのが特徴的であり,それは乾燥重量100g当り38.9mgの含量である。そしてスサビノリのC_18の不飽和脂肪酸は,9.1%と低い含有であった
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紅藻類ササビノリの前報における相対保持時間1.070(β-コレスタノールの保持時間を1としたとき)の混合成分をキャピラリーカラムを用いたガスクロマトグラフィーによる分離を検討し,更に,この海藻を製品にしたアサクサノリを調理操作の一つである"あぶる"という加熱による脂質成分の変動を調べた。1.相対保持時間1.070のピークは,コレステロールとデズモステロールの他にブラシカステロールおよびα-トコフェロール(ビタミンE)を含有した。2.アサクサノリは,1.44mg/100gのα-Tocおよびδ-Tocを含有し,加熱により0.31mg/100gに減少した。3.アサクサノリの遊離型ステロールは,加熱により60.7%減少し,エステル型ステロールは,85.1%残存した。4.アサクサノリ中のコレステロールは,加熱により63.8%減少した。5.アサクサノリ中の脂肪酸は,加熱しても84.0%残存した。これは,α-Tocの抗酸化剤としての働きによるものといえる
鈴木正三 : 機の修行論
鈴木正三は、江戸時代初頭に活躍したユニークな仏教者である。その前半生においては武士として関が原の戦いや大坂の陣に参戦したが、42 才の時出家し、その後二王禅という独自の修行法を説いた。正三の二王禅についてはさまざまな研究動向が存在するが、二王禅の基本構造については十分な検討がなされていない。そこで、本論文では、なぜ、いかにして正三が二王禅を考案したかということを、三つのポイントから論じた。第一は仏像に注意を注ぐという点。第二は浮心を維持しようとする点。第三は機を育てるという点である。これらの三つの点は、伝統的な禅仏教の修業方法とは異なるものである。特に浮心は日本の能の稽古法の影響を受けたものである。また、機を育てるというのは、修験道に影響を受けたものである。.Suzuki Shōsan was a unique Buddhist monk who lived in the early Edo period(1603─1869). As a bushi of the Tokugawa Ieyasu camp(1543─1616), he participated in the Battle of Sekigahara (1600)and the Battles of Osaka(1614, 1615). At the age of 42(1621), he became a Buddhist monk. After that, he preached Buddhism by means of his own Niō Zen. There have been several attempts at describing Shōsan’s Niō Zen, which, however, have not been able to exhibit a general structure of Niō Zen. I have endeavored here to show how and why Shōsan established Niō Zen practice, which can be summarized by three stages. First, one should direct one’s attention to a Buddha statue. Second, one should keep a Buoyant Mind. Third, one should nourish one’s ki. These three points are different from what is found in traditional Zen Buddhism. In particular, the Buoyant Mind was influenced by Japanese nō theatre, and the nourishment of one’s ki was influenced by shugend
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