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    幼児の行動と脳機能における男女差について-幼稚園・保育所実習を通して-

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    教育実習(幼稚園)と福祉実習(保育所)を行う中で、同年齢の男児と女児の間で、遊びや幼児同士の関係などを含めた行動に違いがあることに気づき、その原因について興味を持ち、文献にて調べた。男性脳・女性脳の形成は、受精から7週から12週齢の間の男性ホルモン分泌の有無に強く支配され、また化学物質や妊娠中のストレスが関与していることから、乳幼児の健やかな成長を考えると、出生後だけでなく、胎児期の健康(母体の健康)も大事であることが理解できた

    トクベツナ シエン オ ヒツヨウ ト スル コドモ ノ シュウダン セイカツ エノ サンカ ト ホイク

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    自閉症のある幼児の集団生活への参加とその支援について考察した。本児の好きなおもちゃを置いたコーナーが安心の拠り所となり、友だちの遊びに目を向け、友だちが遊んでいる空間に積極的にかかわるようになる。生活の場面では、わかりやすさ、安心感、楽しさを大事にした取り組みと仲間たちと心地よく過ごすことの積み重ねが成長をもたらした。ぬいぐるみを持つなど、本児ができるやりかたでの参加を認めることでみんなと一緒に集まりに参加できるようになる。クラスで取り組むおやつ作りとそのメニューを決める話し合いについては、話し合いでの意思確認が困難でも、おやつ作り場面での意思を大事にすることで楽しい活動が展開される。どの場面でも仲間と一緒にいることが心地よくなってきたことが活動への参加を支えていたと考えられる。遊びの場の共有、遊びの共有を通して快の情動の共有を重ねていくことが、こうした仲間関係の形成につながったと考えられる

    トクベツナ シエン オ ヒツヨウ ト スル コドモ ノ ギョウジ エノ サンカ ト ナカマ カンケイ

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    ダウン症のある幼児が、幼稚園の5歳児クラスでの行事で発表する運動遊びやダンスに、4歳児クラスからどう参加していたのかを仲間関係との関連で検討し、それをもとに、特別な支援を必要とする子どもの行事への参加を支える保育について考察した。本児はクラスの子どもたちを見て跳び箱を始め、友だちに励まされてやり通す。また、友だちに認められることで縄跳びへの挑戦が励まされ、友だちに誘われて活動を広げる。そして、友だちと一緒に遊ぶなかでリレーの仕方を覚え、当日もグループのメンバーとして受け入れられて参加する。さらに、本児はすぐにはできないことにも継続的に取り組む。これらのことから、特別な支援を必要とする子どもの行事への参加を支える保育においては、クラスの子どもたちの活動の様子や仲間関係をとらえた支援、クラスの子どもたちへの支援と連動した支援、また、その子を活動の主体とした支援が重要であることが明らかになった
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