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    健診でのヘリコバクターピロリ抗体検査導入初期成績

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    ヘリコバクターピロリ(以下HP)感染胃炎は胃癌と関連があると言われ、除菌治療が推奨されるなど健診受診者の関心も高くなっている。このため当健診センターでは2017年4月から血清抗H.pylori IgG抗体検査(以下ピロリ抗体検査)をオプション導入した。より多くの受診者に検査を受けてもらえるよう、事前案内と健診当日に様々な啓発を積極的に行った。2017年4月から2018年3月までの全健診者6,833名のうち532名(7.8%)が抗体検査を受け、抗体陽性者は162名(30.5%)であった。抗体陽性者のうち131名が医療機関を受診し、124名の除菌治療につなげることができた。健診受診者の病歴・家族病歴の確認、過去の上部消化管X線・内視鏡検査の結果確認を行い、今回得られた結果を含めて当受診者の特性に応じたHP感染胃炎の情報提供を実施していきたい
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