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    習慣的運動が健康に与える影響~握力を指標として~

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    筋力は全身の健康状態を表すと報告されている。そこで、筋力を健康指標として習慣的運動の影響を非ランダム化比較対照試験で検討し,筋力と身体活動量に関しても横断研究で検討した。対象者は28名として、歩行・ジョギング群と筋トレ群(アイソメトリック運動)と非運動軍に非ランダムに割り付けて3週間介入を行った。筋力の測定は握力とし、手関節の関節可動域の測定も行った。横断研究は質問紙法で介入前に身体活動量を測定した。その結果、横断研究では、握力と身体活動量・手関節の関節可動域の間に正の相関があった。このことから、筋力と筋柔軟性及び筋力と運動量は関連することが示唆された。3群比較の非ランダム化比較試験では、歩行・ジョギング群は、握力が左側、両側平均値ともに、介入前と比較して増加したが有意な差はなかった。一方、非運動群は統計的な差がないものの、介入前と比較して介入後は握力値が低下した。筋トレ群は介入前と比較して介入後は握力値が低下し、有意な差があった。このことから歩行・ジョギング運動は筋力の維持・向上並びに健康の保持増進に寄与する可能性が示唆された
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