39 research outputs found

    厚底靴に対する女子大学生の意識と実態

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     近年、厚底靴の再流行とともに、2019年の春夏及び秋冬のトレンドの中にも多く取り入れられている近年の厚底靴は、昔に比べ改良されて軽く歩きやすくなったと言われているが、その現状は明らかではない。そこで、最近の若者の厚底靴に関する着用実態とその意識について探るため、女子大学生を対象にアンケート調査を実施した。 女子大学生の厚底靴の所持率は、1990年代も2010年代も半数以上であるが、靴の種類や着用頻度については変化がみられた。厚底靴所持群は厚底靴に対して肯定的な意見を持っており、非所持群は否定的な意見を強く持っていた。厚底靴所持群は、靴の見た目や衣服のファッション性を重視する傾向にあり、怪我をしても、その厚底靴を履き続けていることが明らかになった。 厚底靴着用者は、衣服のファッション性にこだわりがあり、靴の見た目を気にする若者であった。厚底靴の購入に際しては、見た目のデザインだけでなく、歩行しやすさも考慮して選択し、厚底靴着用時には危険性を十分に認識して歩行してほしい

    車いす使用者用リフォームジーンズの着脱動作

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     車いす使用者は、座位姿勢による下半身の寸法変化が大きいため既製服が適合しにくい。ジーンズは、車いす使用者も外出着として着用したいと要望のあるボトムスの一つである。しかし、生地が硬く、スリムでスタイルのよいジーンズほどゆとりが少なく、身体への負荷が強いため、着用を諦めている人も多い。そこで後ろズボンの一部をツーウェイ伸縮性ニットに付け替えるリフォームジーンズを提案した。健康な女子大学生が着用して比較実験を行ったところ、衣服圧・拘束感の訴えが高かった膝前面や臀部の値はリフォームにより低下し、快適感を向上させることが確認された。 この結果をもとに、特別な縫製技術を必要とせず簡単にリフォームできる方法を考案し、着脱動作の検証を行った。ジーンズ着脱時の上半身の左右方向の移動距離、使用する筋肉群には個人差があったが、全体的にはリフォームジーンズの方が着脱時間は短く、着脱しやすいと評価された。脳波から算出したá 波出現率は高く、リフォームすることによりストレスなく着脱できることも確認された。日常的に車いすを使用している方からも着脱に要する時間が短く、拘束感が緩和されると評価された。以上より、今回提案した車いす使用者用ジーンズのリフォーム方法は有効であることが示唆された

    上肢の関節可動域が制限される人のためのエプロン提案 : 着脱動作分析による検証

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    加齢や障がいにより関節可動域が狭くなると、後ろで紐を結ぶタイプのエプロンは着用が困難となる。本研究では、上肢の動きを制限された人でも簡単に着脱できるエプロンを提案し、着脱時の負担を軽減できるかどうかを検証するため、着脱時の関節の動き、筋肉への負担を一般的なエプロンと比較した。紐を後ろで結ぶ一般的なタイプの「レギュラーエプロン」と市販のエプロンホルダーを使用したワンタッチで着脱できる金城学院ファッション工房の「オリジナルエプロン」を同じ布地で製作した。健康な女子大学生10名を被験者とし、上肢4か所と僧帽筋の筋電図を記録し、筋電積分値から着脱時の筋肉への負荷量を比較した。被験者の前方・右側面の2 方向から着脱動作を撮影し、各ポイント(手首、肘、肩)の上下・左右・前後方向の動きを解析した。着脱時間は、オリジナルエプロンの方がかなり短かった。オリジナルエプロンの筋電積分値は、レギュラーエプロンの10~20%であった。手首の動きをみると、レギュラーエプロンでは、前方と後方だけでなく、上方にも大きく動いているが、オリジナルエプロンでは上下移動はほとんどなく、わずかに後方へ動いているだけであった。各部位の最大移動距離を比較すると、いずれの部位でもレギュラーエプロンの方が有意に大きかった。以上より、オリジナルエプロンは、レギュラーエプロンに比べて小さな動きで、短時間で着脱することができ、筋肉への負担も小さいことが確かめられた

    若年女性の香りに対する意識と実態

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    若年女性が香りに対してどのような意識を持ち、香り付き商品を使っているのかを明らかにするために、アンケート調査を実施した。調査内容は、香りへの興味、居住空間における香り付け、香り付き商品の使用頻度、日用品の選択において香り付きを選択するか、香り付き商品の購入基準や使用目的などであった。公的自意識、ファッション意識を同時に尋ね、香りへの意識や行動との関連を分析した。その結果、若年女性の多くは香りに興味があり、目的に合わせて香り付き商品を選択し、使用している実態が明らかになった。ファッション意識をタイプ別に分けて香りへの意識・行動を分析した結果、公的自意識が高い人ほど、ファッション意識が高く、流行を意識しており、自分から香りがするのが好きであった。ファション意識の高い女性は、すでに香りをファッションの一部として上手に取り入れて楽しんでいる。若年女性の多くは香りに興味を持っており、今後ますますファッションとして香りを活用する人が増えていくと考えられる

    においの快・不快が生理反応に及ぼす影響

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    近年、日常的に使用する生活用品の多くに香りが付与され、香りは日常生活において欠かすことのできない存在となりつつある。本研究では、ストレス負荷の状態において、快適と感じるにおいがリラックス効果をもたらし、生理反応にまで影響を及ぼすのかを解明することを目的とし、快適な環境で香りを嗅いだ時のリラックス状態を脳波測定により観察する実験Aと、暑熱環境で汗をかいている不快な状態で香りを嗅いだ時の生体反応を観察する実験Bを行なった。実験Aでは、グレープフルーツのにおい付与時にα波出現率が増加し、イソ吉草酸付与時には減少したことから、グレープフルーツを嗅ぐことによりリラックス効果があることが確認できた。実験Bでは暑熱環境下で騒音負荷中ににおいを嗅ぐと、多量発汗グループにおいて、グレープフルーツの方がイソ吉草酸よりも有意に発汗量が減少し、発汗抑制が認められた。本研究結果から、不快な状態でグレープフルーツのにおいを嗅ぐことは、心理的にも生理的にもストレスや不快感を緩和する効果があることが示唆された

    Visual Properties of Transgenic Rats Harboring the Channelrhodopsin-2 Gene Regulated by the Thy-1.2 Promoter

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    Channelrhodopsin-2 (ChR2), one of the archea-type rhodopsins from green algae, is a potentially useful optogenetic tool for restoring vision in patients with photoreceptor degeneration, such as retinitis pigmentosa. If the ChR2 gene is transferred to retinal ganglion cells (RGCs), which send visual information to the brain, the RGCs may be repurposed to act as photoreceptors. In this study, by using a transgenic rat expressing ChR2 specifically in the RGCs under the regulation of a Thy-1.2 promoter, we tested the possibility that direct photoactivation of RGCs could restore effective vision. Although the contrast sensitivities of the optomotor responses of transgenic rats were similar to those observed in the wild-type rats, they were enhanced for visual stimuli of low-spatial frequency after the degeneration of native photoreceptors. This result suggests that the visual signals derived from the ChR2-expressing RGCs were reinterpreted by the brain to form behavior-related vision

    Neuronal expression of c-Fos protein in the brain after intraperitoneal injection of apelin-12 in Wistar rats

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    The present study was aimed to survey central neurons that might be activated after peripheral administration of apelin-12 (AP12, one of apelin peptide homologues), by examining the distribution of neurons expressing c-Fos protein. AP12 has been known t
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