679 research outputs found

    On the General Impossibility of Persistent Unequal Exchange Free Trade Equilibria in the Pre-industrial World Economy

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    This paper analyzes the persistency of the unequal exchange of labor (UE) in international trade. An intertemporal model of a world economy is defined with a leisure preference and no discount factor. Every incompletely specialized free trade equilibrium is characterized as having non-persistent UE, which verifies the convergence of economies without relying on economic growth or diminishing returns to scale. In particular, it characterizes a sub- class of equilibria in which the sequence of real interest rates does not converge to zero, but UE tends to disappear while equivalently the distribution of capital assets tends to be equalized in the long run

    古典との出会い(2) : 中学1年「宇治拾遺物語」の授業から <第2部 教科研究>

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    本稿は,「中等教育研究紀要」前号(第55巻)に発表した「古典との出会いー中学1年「竹取物語」の授業から一」の続編である。古典を読むことを通して,学習者が相互に読みを交換しながら,自分の意見を変容させてゆく授業構成や教材編成を試みた,その報告である

    「現代徒然草」を書く : 活動的な学習は,深まるのか? <第2部 教科研究>

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    「アクティブ・ラーニング」が,うるさい。国語は,中教審まとめで「•••教材への依存度が高く,主体的な言語活動が軽視され,依然として講義調の伝達型授業に偏っている傾向があり,授業改善に取り組む必要がある」などと叱られたためか,指導要領の改訂を迎え取ろうする「改善」の動きもあるらしい。困ったものである。私たちが「軽視」してきた「主体的な言語活動」とは,どのようなものをいうのであろうか。また,「主体的な言語活動」によって,どのような成果が得られるのであろうか

    古典との出会い : 中学1年「竹取物語」の授業から <第2部 教科研究>

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    「伝統的な言語文化」が,うるさい。特に「グローバル」がやかましく言われる中にあっては,国民としての精神的支柱の形成といった態度・思想的な役割までも期待されているらしい。困ったものである。古典の学習で大切なことは,学習によって何を身につけるのかという固定化した内容ではなく,学習を通して思考や発想をどのように深化・変容させてゆくのかという方法としての面に注目することである。特に導入期の中学生には,そのような古典との出会いを経験させて,古典を学ぶ構えを作らせたい

    初発の感想からの読みの変容 : 今昔物語集の授業(1)「馬盗人」 <第2部 教科研究>

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    中学校古典で,「多読」と「感想を書き,相互に読み合う」活動を取り入れた授業をおこなった。一般的な読解授業の展開とは異なるものであるが,多読する教材の重ね合わせ方や,感想の取り上げ方などの工夫次第では,クラスの読みが変化・深化し,また,「歴史的背景になどに注意して古典を読み,その世界に親しむこと」にもつながるものである

    高等学校 漠文の授業 : 史伝(『史記』から「項羽と劉邦」)を読む <第2部 教科研究>

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    古文(日本古典)とはまた別の感覚と論理性とによって表されている漢文は,現代日本社会を生きる高校生が多様な思考の軸を獲得するために有効な学習材である。その有効性はもちろん,故事成語や工ピソードなどの知識量だけではなく,彼我の論理の違いを意識した上での批評的な読みによって発揮される。「昔の中国には,とんでもない豪傑がいた」という驚きだけでは思考を深めたことにはならない。その「豪傑」のどのような面をどのように評価しているのか,それをどのように表現しているのかということを読み解くことを通して,生徒たちが現有の基準・思考の軸を更新してゆく契機としたい

    教材発掘 壬生忠見殺人事件 : テキストは嘘をつく <第2部 教科研究>

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    国語科、とくに古典学習におけるアクティブ・ラーニングとは、パフォーマンス・ラーニングではない。話し合いや発表会という「活動」を伴っていなくても、生徒たちが向き合うテキストを、ただの対象物(しかも時代の離れた、縁遠い興味しかもてないもの)としてではなく、意図を持って私たちに「嘘」を語りかけてくるものとして捉え直すことで、テキストとの関係に主体性と能動性をもたらすことが重要である。特に中学生段階では、高等学校での本格的な古典学習を迎える準備として、そのような構えを育てておきたい。以下に、テキストの「嘘」を素材としての単元構成・教材編成と、その実践・改善例とを提案する
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