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ダイズ β コングリシニン ブンシシュ ノ ニュウカ トクセイ ニ ツイテ
大豆β-コングリシニン分子種のB0 (β3), B1 (α′1β2), B3(α1α′1β1), B5 (α2α′1)コングリシニンについて、乳化活性、油滴界面への吸着率、吸着サブユニット成分、表面疎水性、および表面張力の測定を行い、乳化機能発現におよぼす各サブユニットの寄与について検討し、以下の結果を得た。 (1) α,α′のα系サブユニットを2 個以上含む分子種の乳化活性が高かった。一方、吸着率と表面疎水性はα系サブユニット含量とともに高くなった。 (2) サブユニット間のアミノ酸配列の相同性が高いコア領域のN末端側に結合したエクステンション領域の存在が乳化機能発現にとって重要であった。 (3) β-コングリシニンは、サブユニット構造を保ったまま、多分子層を形成しながら油滴界面に吸着するものと考えられた。 (4) 平衡表面張力値は、4分子種間で差異はなかった。また、界面形成後の表面張力の低下速度もB0が遅かった以外、ほぼ同様の挙動を示し、乳化特性との相関はなかった
ジョシガクセイ ノ BMI オヨビ シンタイ ソセイ ト ショクモツ セッシュ ト ノ カンレン
本研究は、女子学生の体格的特徴を明らかにするために、本学一年生を対象としてBMI と身体組成、食物摂取について調査し、これらがどのように関連するか検討した。 対象者157名の体脂肪率の平均は28.0±6.4%であり、BMI普通体重群のうち体脂肪率が28.0%以上の過剰群は43.4%を占めた。 体脂肪率18.0%以上25.0%未満の普通低値群と、28.0%以上の過剰群において対応のないt検定を行ったところ、ほとんどの食品群において普通低値群の方が多く摂取しており、有意差はみられなかったものの、エネルギー摂取量は普通低値群が1,861±857kcalと過剰群の1,609±480kcalより高かった。さらに体重1kg あたりの基礎代謝量は過剰群では20.9±1.7kcalと、普通低値群の24.6±1.0kcalと大きく異なった。 過剰群では食事の摂取量が少ないものの、基礎代謝量も低く、また日常生活の中での身体活動は低強度であるため、運動強度に留意した運動指導を行う必要があると考えられた
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