139 research outputs found
In Vitro Susceptibility of Mycobacterium fortuitum Complex to Cephem Antibiotics
The in vitro susceptibility of Mycobacterium fortuitum complex (30 strains of M. fortuitum, 30 strains of M. chelonei subsp. abscessus and 30 strains of M. chelonei subsp. chelonei) to 15 cephem antibiotics was studied on Kirchner's agar medium (containing 10% bovine serum). MIC90 (MIC at which 90% of strains were inhibited) of drugs against these organisms was 100 μg/ml or higher, however, cefoxitin and cefotetan were more active than the other compounds tested, against M. fortuitum strains
大量調理施設における調理員の身体的自覚症状と身長に起因する作業への影響
大量調理施設のウェットシステム(ウェット)及びドライシステム(ドライ)における調理員に対して、調理作業に伴って出現している各種の身体的自覚症状並びに身長に起因する作業への影響及び身長に起因する困難な作業内容について質問票で調査した。 身体的自覚症状については,肩こり,腰痛,筋肉痛,指曲がり,及び冷え性の各項目を「なし」「ややあり」「非常にあり」の3つのカテゴリで質問した。指曲がりはドライにおける調理員よりもウェットにおける方が有意に多く出現していた。また,肩こり,腰痛,筋肉痛,及び冷え性についての調理員の自覚も,ウェットにおける方が多い傾向が認められた。同様に,女性・男性間において比較した場合には,肩こりと冷え性が女性において男性よりも有意に多かった。 身長に起因する作業への影響の有無については,ウェット・ドライ間に差は認められなかったが,女性・男性間で比較した場合には,女性の方が有意に影響していると回答していた。 以上より,一般的にウェット施設で働く調理員はドライ施設の調理員におけるよりも,身体的自覚症状が多く,これはウェット施設における作業環境が調理員,特に女性にとって適当なものではないことを示唆しているものと思われる
給食運営管理実習におけるATP拭き取り検査を用いた衛生教育の効果
目的:給食運営管理実習における手洗い方法の評価と冷蔵庫・保管庫等の扉の取っ手の清掃方法の評価とを衛生教育の前後にATP拭き取り検査で行い,衛生教育の効果を検討した。方法:給食運営管理実習を受講している2年生のうち,29名を対象者とした。対象者が大量調理施設衛生管理マニュアルに従った手洗いを行った後,手指のATP拭き取り検査によって手洗い方法を評価した。また,対象者が分担して清掃している実習室内の冷蔵庫・保管庫等の扉の取っ手を同様に検査し,清掃方法を評価した。1回目の検査後,手洗いと取っ手の清掃が不十分であった場合のあることを対象者に告げ,手洗い方法や取っ手の清掃方法の衛生教育を実施した。衛生教育後に2回目のATP拭き取り検査を行った。手洗い方法及び取っ手の清掃方法の評価では,それぞれのATP発光量が管理基準値以下になった場合を衛生的であると判定した。結果:衛生教育前における手洗い後のATP発光量が管理基準値以下であった者の比率と衛生教育後におけるこの比率との間には,有意な差があるとはいえなかった。扉の取っ手では,衛生教育前における清掃後のATP発光量が管理基準値以下であった取っ手は皆無であったが,衛生教育後においては増加していた。また,いずれの取っ手においても,衛生教育前より衛生教育後の方が低値であった。結論:実施した衛生教育は,扉の取っ手の清掃方法の改善には効果的であったが,手洗い方法においては効果判定を保留する。手洗いについては更なる検討が必要である。また,ATP拭き取り検査は簡便であり,しかも検査結果が検査場所で直ちに判明することから,学生実習において極めて有用である
栄養学を学ぶ女子大学生の体型認識
目的:栄養学の知識の程度が異なる女子大学の栄養学系学科の1年生と4年生との間の体型認識の違いを検討することを目的とした。方法:女子大学の栄養学系学科に在籍している1年生と4年生を対象者として質問紙調査を行った。481枚の質問紙を配布し,449枚の有効回答を得た。調査項目は食生活等の状況や体型(現在の体型,今後の希望体型),食行動,身体満足度から成っている。食行動はEAT-26及びEDIの下位尺度であるBulimiaを用いて評価した。身体満足度の評価にはBSQを用いた。結果:食行動を表すEAT-26素点合計得点,EAT-26置換合計得点,及びEDI Bulimia置換合計得点は,1年生群と4年生群との間に差を認めなかった。身体満足度を表すBSQ素点合計得点も両群間に差があるとはいえなかった。現在の体型をBMIによる体型分類よりも太っていると誤認識している者の割合及びBMIによる体型分類よりも痩せたい者の割合は,両群間に違いはなかった。結論:女子大学生の現在の体型認識と今後の希望体型は,栄養学の知識の程度によって異なるのではなく,若年女性に共通している蓋然性が高い
保育所における食物アレルギー児のための牛乳の代替食の検討
目的:食物アレルギー児のための牛乳に代わる「飲み物としての代替食」を作成することを目的とした。方法:保育所の3-5歳児を対象とした。献立作成に当たっては,牛乳の代替食中のカルシウムとビタミンB2含有量が牛乳のそれらの値に等しくなることを目指した。食材としては牛乳・乳製品に加えて,アレルギー原因食物となる鶏卵,小麦,ソバ,ピーナッツ,大豆,ゴマ,ナッツ類,甲殻類,軟体類・貝類,魚卵,肉類,果実類は使用しないこととした。但し,保育所児童の味覚に合うという観点や飲みやすさなどを考慮すれば,代替食では果実類を用いざるを得ない。そこで,我々の過去の調査結果より除去すべき果実類は,バナナ,キウイ,メロン,パインナップル,梨,マンゴー,パパイアのみとし,これら以外は使用可とした。結果:最終的に8種類の代替食を提案した。カルシウム量については牛乳の68~85%(平均76%),ビタミンB2量は20~27%(平均21%)しか補えなかった。結論:牛乳の代わりとなる飲み物としての代替食の作成は困難である。それ故,牛乳・乳製品アレルギー児に対しては,飲み物以外の食事から不足している栄養素を摂取できる給食献立が望ましい
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