72 research outputs found
グローバル キョウイク ニ オケル モンダイ カイケツガタ ガクシュウ プロセス ノ コウチク
本稿は、グローバル教育における問題解決型学修プロセス構築への試みを報告する。グローバル教育は、⑴「見方」の認識、⑵異文化学習と異文化間コミュニケーションスキル、⑶地球的相互依存関係、⑷グローバル史、⑸地球規模の問題、⑹グローバル社会への参加の6 つの中心要素から構成される「グローバルな視野」育成を目的としている。各中心要素の内容分析から、問題解決型学修プロセスに内包される因子を抽出し、それを“I”CAST モデルとして設定する。そのモデルから3 種類の問題解決型学修プロセス(地球規模の問題中心型、日常活動中心型、ハイブリッド型)を構築し、それぞれの概要、手順、利点・欠点、相応しい授業形態や学修者層などについて論じる。加えて、当該学修プロセス実践の可能性と留意点を踏まえた具体的な教育手法も提案する
Immunogenetic analysis of natural killer cell surface antigens
Thesis--University of Tsukuba, D.Sc.(A), no. 54, 1980. 3. 2
ハンテン ジュギョウ ノ ジッセン ト カダイ グローバル キョウイク ニュウモン コース ノ ケース
本稿は、本学の開講科目「国際文化・地域文化研究特別講義 C」で2017年度に実施した反転授業の中の eラーニング実践とその効果・課題を報告する。当該コースの履修生21名を対象に、「グローバルな視野」の中心要素の基礎知識を eラーニングで事前学修させ、関連する学修活動を対面授業内で行う反転授業を実施した。本研究では、履修生の eラーニング学修環境や完遂状況、さらにその学修効果をアンケート、プリテスト、ポストテスト、定期試験から検証した。結果、当該コースの eラーニング課題に全履修生が取り組むことができ、ほとんどの履修生が自宅やキャンパス内でパソコンやスマートフォンを使用して、30分以内でその学修課題を終えていた。また、eラーニング学修の知識獲得度は総じて高く、その獲得は履修生の英語力に関わらず達成されており、その学びが対面授業への学びに概ね役立っていることが判明した
Measurement and control of spatial qubits generated by passing photons through double-slits
We present an experimental study of the non-classical correlations of a pair
of spatial qubits formed by passing two down-converted photons through a pair
of double slits. After confirming the entanglement generated in our setup by
quantum tomography using separate measurements of the slit images and the
interference patterns, we show that the complete Hilbert space of the spatial
qubits can be accessed by measurements performed in a single plane between the
image plane and the focal plane of a lens. Specifically, it is possible to
obtain both the which-path and the interference information needed for quantum
tomography in a single scan of the transversal distribution of photon
coincidences. Since this method can easily be extended to multi-dimensional
systems, it may be a valuable tool in the application of spatial qudits to
quantum information processes.Comment: 19 pages, including 10 figures and 2 table
コウトウ キョウイク キカン ニオケル オンライン グローバル キョウイク ノ ジッセン
2020年度に実践したオンラインでのグローバル教育実践の効果と課題を報告する。本コース(履修者数20名)の全授業数の内15レッスンで「グローバルな視野」を育成するためのオンライングローバル教育を反転授業形式で実施し、履修者のグローバルな学びに対する効果、効率、魅力を検証した。プリテスト・ポストテスト、振り返りノート、アンケート、そしてMoodleの統計データを分析した。結果、本コース全体で「グローバルな視野」の全ての中心要素の学修機会を確保できており、特に各授業の学修活動が、概ね目的の中心要素の内容を履修生に学ぶ機会を与えていたことが明らかとなった。さらに対面授業と比べて学修内容を学ぶために費やす時間の点で高い効率性が認められ、比較的高い水準で魅力的な授業提供ができていた。課題としては、履修生の反転授業やオンライン授業への混乱やZoomによる協働学修活動実施の困難さが挙がった
ニホン ノ ショウガッコウ カラ コウトウ ガッコウ ニオケル グローバル キョウイク ジッセン オ カノウ トスル プロセス コウチク ノ ココロミ
本研究の目的は、日本の小学校・中学校・高等学校におけるグローバル教育実践の特徴と教員の意思決定要因を明らかにすることである。データは、グローバル教育に関連の深い 3 学会(日本グローバル教育学会、日本国際理解教育学会、異文化間教育学会)が発行している学会誌で報告されていたグローバル教育実践(40実践)であり、各実践報告内容から基本情報(公・私立、学校種、対象学年、実践期間、対象教科、学習内容)、育成目的または教育効果のあった「グローバルな視野」の中心要素、ならびにその実践を可能とした教員の意思決定要因を抽出した。その結果、日本の小学校・中学校・高等学校では、実践者の様々な意思決定要因により幅広く多層的な「グローバルな視野」を育成する実践が行われていたことが明らかとなった。さらに、本分析結果を基に日本の小学校から高等学校までの教員が、グローバル教育を実践するためのプロセスも試作した
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