11 research outputs found

    カイゴ フクシ ジッシュウ ニオケル リスクマネジメント テントウ テンラク ヨボウ エノ ガクセイ ノ イシキ

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    要旨:施設では、転倒・転落によるインシデントが多く発生し、介護福祉実習において学生が遭遇する可能性は高い。研究目的は、初めて介護福祉実習を体験した学生が、転倒・転落予防についてどのように認識しているのかを分析し、リスクマネジメント授業の課題を明らかにすることである。2009年7月、介護福祉系専攻科学生11名に対し、1.自分自身が行った安全への配慮、2.スタッフが行った安全への配慮、を自由記述にて実習の振り返りを行った。1.PASW Text Analysis for Surveysのソフトを使用したテキストマインド法と、2.SHELモデルを分析枠組みとした、2つの方法で分析した。学生が行った安全への配慮は、声かけや一緒に歩くといった項目だったが、スタッフが行っていた配慮は多岐に亘っていた。利用者の要因や、行動・環境・介護体制等の要因が複雑に絡んでいる転倒・転落の発生原因を、学生が理解し、それらに応じた予防策を取ることは難しい。しかし、安全への配慮を、一面的ではなく多面的に捉え、利用者の個別性に基づいた視点でアセスメントできるように、リスクマネジメントに対する教育を構築する必要がある

    学生の摂食・嚥下に対する理解や援助の捉え方 : 介護福祉実習事後学習におけるアセスメント・スコアシートの分析

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    Purpose : The purpose of the research was to clarify trends in students\u27 awareness of users\u27 understanding and assistance regarding feeding and deglutition.Method : 41 feeding & deglutition assessment score sheets were used as the subject for analysis. PASW ver.18 and PASW Text Analysis for Surveys were used for the statistical analysis.Result : The domains of "The State of the Lump Formation of Masticated Food" and "Is There a Tooth?" had highest mean value. They showed a relationship to most domains. "Reasons for Aspiration Prophylaxis" formed 15 subcategories and four categories. "Reason for the Experience of Incident" formed ten subcategories and two categories. Diagrams indicated that "Assistance" was necessary in some cases, but there were also cases marked "No problem". Experience of incident occurred in situations calling for "Assistance with Meals" and other "Assistance"-related scenarios.Conclusion : About 30% of students experienced experience of incident related to assistance with meals. It is necessary to utilize score sheets as an element of basic care training. We must improve risk management techniques based on evidence, as well as the overall quality of care

    カイゴ フクシ ジッシュウ ニオケル インシデント ノ ケイコウ リスクマネジメント ワークシート ノ ブンセキ

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    介護福祉養成において、リスクマネジメントを学ぶ事が位置づけられた。そこで、リスクマネジメント演習におけるリスクマネジメントワークシートを用い、介護福祉実習におけるインシデントの概要と発生傾向を把握・分析した。対象は、同意が得られた介護福祉系短期大学学生171名の内の、インシデント141名である。インシデントの内訳は、転倒・転落が最も多く、次いで誤嚥であった。身体・認知機能の低下している利用者を対象とする施設においては、「転倒・転落」「誤嚥」に特に気をつける必要がある。利用者の年齢・要介護度・認知度において未記入が多く、学生は、利用者の特性を把握しないまま実習を行っていた。リスクマネジメントという視点を持ち、アセスメント能力を高め、ICFの視点から利用者を多面的に捉え、利用者個々のリスクを想像できる力をつけることが重要である。生活のあらゆる時間・場所・場面において「転倒・転落」が起きた時の関わりは「学生の技術不足」が多く、実習事前学習において、基本的な介護ができる学習と共に、技術面では安全で安定した移乗技術を身につけることが重要であることが示唆された

    セイシン ショウガイシャ シエン ボランティア サンカシャ ノ ケンコウ ジョウタイ ト セイカツ マンゾクド トノ カンケイ

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    今回、A県で行われた精神障害をもつ人々に対するボランティア活動参加者の大会に参加する機会を得、精神障害者支援ボランティア参加者についての健康状態とその活動状況、生活の満足度の関連を明らかにすることとした。その結果は、健康状態と生活満足度との間には、有意な正の相関関係があった。つまり、精神障害者支援ボランティア参加者の中でも健康状態の良好な人ほど生活の満足を得ていることが窺えた。しかし、健康状態とボランティア活動状況、ボランティア活動状況と生活満足度との間には相関は見られず、健康であって初めてボランティア活動に参加する、ボランティア活動をすることが彼らの生活満足度につながるという仮説は立証されなかった。The purpose of this study is to clarify how the factors of the volunteers who help mentally disabled people; health condition, activity status, and life satisfaction, relate to each other, under a hypothesis; those who are in good health condition would do volunteer work, and doing it would make their life satisfactory. The results indicate a significant positive correlation between health condition and life satisfaction, but no positive correlation between health condition and activity status or activity status and life satisfaction. These findings indicate healthy volunteers are satisfied with their life, but did not verify the hypothesis mentioned above
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