140 research outputs found

    Temporal integration of speech sound probed with mismatch negativity

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    博士(医学)福島県立医科大

    脳神経活動におよぼす下肢の温熱刺激と匂い刺激の効果

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    足浴とアロマテラピーの脳神経活動に及ぼす効果を明らかにすることを目的に、大学生10名(男性5名、女性5名)を被験者に、前頭葉にNIRS(光トポグラフィー)のプローブを装着し、40℃の湯水に下肢を浸漬、1%の匂い物質(リナロール、バニリン)をそれぞれ30秒間負荷し、前頭葉の酸素化ヘモグロビン(HbO2)濃度の変化を測定した。その結果、下肢の温熱刺激とリナロールまたはバニリンを同時に負荷すると、それぞれ単独の刺激と比べ、前頭葉HbO2濃度が著明に増加した。また、HbO2右偏数指数RLS(Right Laterality ratio Score)が左優位となり、下肢の温熱刺激と匂い物質の同時負荷がストレス反応を改善しうる可能性が示唆された

    前頭葉の酸素ヘモグロビン濃度変化に及ぼす匂い刺激の効果 光トポグラフィー装置を用いての検討

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    光トポグラフィー装置(NIRS)を用い、匂い刺激の酸素ヘモグロビン(HbO2)濃度変化におよぼす効果を前頭葉を対象に検討した。被験者19名(女性10名、男性9名)の前頭葉にNIRSのプローブを装着し、100%エタノールに1%の割で溶解した匂い物質、リナロール、リモネン、酢酸ベンジル、バニリンをそれぞれ30秒間曝露した。リナロールとリモネンを被験者に曝露したところ、前頭葉のHbO2濃度が著明に増加したものの、酢酸ベンジル、バニリンの曝露では前頭葉のHbO2濃度変化に著明な影響は観察されなかった。また、前頭葉を左右前頭眼窩野外側、前頭眼窩野正中に区分し、HbO2濃度増加部位の検討を行ったところ、リナロールとリモネンでは上記区分のすべてでHbO2濃度の増加が観察された。しかし、酢酸ベンジルとバニリンでは左右の前頭眼窩野外側においてのみ、HbO2濃度の増加が認められた。NIRSで観察されるHbO2濃度の変化は脳の活性化状態を反映していることが示されていることから、上述した結果は匂い分子の種類の違いにより、脳の活性化部位に変動が認められることを示唆している。したがって、本実験の結果は、脳の活性化誘導を目的とした補完代替医療でアロマセラピーを使用する場合は匂い物質を慎重に選択する必要があることを示唆している。(著者抄録

    近赤外分光法による打楽器演奏時の脳活動計測

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    近赤外線分光法の特徴である拘束性が低い点に注目して、楽器を演奏する際の前頭葉の活動計測を試みた。プロのミュージシャンに協力を依頼し、先行研究の追試および楽器の熟練度や楽器の種類によって脳活動の変化に違いがあるか調べた。ミュージシャンと素人を対象に、音楽を聴いている条件、音楽に合わせて楽器を演奏する条件、楽器を演奏する条件で比較した。素人では楽器を演奏すると酸化ヘモグロビン量は増加し、特に音楽に合わせて楽器を演奏する条件でもっとも増えた。ミュージシャンでは、どの条件でも特に変化は認めなかった。また、ミュージシャンが、パチカとジャンベという2つの異なった打楽器を演奏する際、脳活動にどのような変化が認められるかを目的に計測した。楽譜通りに演奏する条件で、ジャンベのほうが酸化ヘモグロビンの増加変化が強く認めた。熟達化や定まった規則的な行動を予測することが前頭葉の機能に影響することが考えられた
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