「原子力平和利用」と岸信介の核政策思想

日本人は原爆（核）被害を受けたにも関わらず、「原子力平和利用」を受容し、世界第3 位の原発大国を作り上げていった。本稿では、最近の「原子力平和利用」に関する研究を整理しつつ、「平和利用」を推進した政治的リーダーのひとりであった岸信介の日米安保改定交渉や「反核外交」、事前協議に関する密約問題などを取りあげ、彼がいかに原子力技術を理解し、核政策を行ったのかを概観し、その思想的背景を考察する

mienai kaku higai masharu shoto beikaku jikken higai no jittai o fumaete : waseda daigaku daigakuin ajia taiheiyo kenkyuka hakushi gakui ronbun

制度:新 ; 報告番号:甲3517号 ; 学位の種類:博士(学術) ; 授与年月日:2012/1/23 ; 早大学位記番号:新585

An Analysis of the JCO Criticality Accident in Tokai-mura by the MAIS Approach : Before the Criticality

本研究はJSPS科研費助成金（基盤研究(C)）20K01880の助成を受けている