論文ARTICLE現代日本の人々の安全に直結する枢要な課題である防災について、ある課題が安全保障上の問題として立ち現れる過程を言語哲学における言語行為論の観点から析出するコペンハーゲン学派の「安全保障化(securitization)」理論に基づき考察する。安全保障化論の主要な先行研究では、自然災害の脅威について、環境安全保障の対象に含まれると議論されているが中心的な研究課題として設定されてきたとは言い難い。しかし、安全保障研究とは異なる学問領域である災害情報論の研究では、防災や減災のあり方について言語行為論を基軸とする分析のアプローチが提起されている。異分野の先行研究をふまえ、本稿では、コペンハーゲン学派の安全保障化理論によって「南海トラフ地震臨時情報」の事例を分析する可能性を試論的に示すことで、言語行為としての安全保障化論から災害情報を考察する意義と示唆について議論する。departmental bulletin pape
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