哺乳類から検出した2種類の寄生虫の形態学的・遺伝学的手法による種同定

Abstract

【目的】哺乳類から検出した2種類の寄生蠕虫の正確な種同定を行うことを目的とした。 【対象と方法】シカの大腸内から検出した線虫およびヒトから排出された条虫の表面構造を走査型電子顕微鏡 (SEM) により観察した。さらに,線虫については核5.8S-ITS2-28S リボソーマルRNA (rRNA) 遺伝子の,条虫についてはミトコンドリア16S rRNA遺伝子の部分塩基配列を決定し,その系統解析を行った。両者の結果を比較し,寄生虫種について考察した。 【結果】線虫は,ヤギやヒツジの寄生蠕虫であるOesophagostomum asperum,条虫は,クジラ複殖門条虫 (Diplogonoporus balaenopterae) とそれぞれ同定した。 【結論】SEMによる寄生虫体の表面構造の観察,塩基配列とその系統解析により,形態・遺伝子の双方向から寄生虫種の高精度な鑑別が可能であることを示した。journal articl

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This paper was published in Kanazawa Medical University Repository.

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