セイブ ノ アポカリプステキ モノガタリ Blood Meridian ノ ハイキョ オ ヨム

Abstract

論文ARTICLECormac McCarthy の Blood Meridian は、近代アメリカ文学の最高峰として不動の地位を得ている。しかしながら本書に対する批評は始まったばかりで、多くの疑問が残っているのも確かだ。その最たるものが、本書の残虐性である。凄惨な殺戮場面ばかりを繰り返し描く作者の意図を巡って、批評家たちは明確な答えを導き出せずにいた。この疑問に対して、本論では、Blood Meridian をアポカリプス的物語として読むことで答えるものである。本書は、南西開拓期「正史」のもと隠されてきたアメリカ合衆国の拡張主義とその残虐性を示し、民主主義国家の欺瞞を暴くことだけが目的では決してない。むしろ19世紀イギリス・ロマン主義文学の伝統を受け継き、アメリカを含む巨大文明の終焉を予言するかのような啓示(アポカリプス)として読むとき、そこには国家・政府・人類全体への深い哲学が反映されていることを明らかとしたい。departmental bulletin pape

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This paper was published in Kansai Gaidai University Repository.

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