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    スプリント装着時の心拍変動による自律神経の変動について

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    睡眠時・覚醒時ブラキシズムのどちらも、顎口腔諸器官への影響を考慮した場合には歯科的な対症療法としてのスプリント療法が広く用いられている。今回、厚さの異なるスプリントを同一被験者に装着し、心拍変動を測定することにより、スプリントの厚さの違いと調整したスプリントの装着が自律神経にどのような影響を与えるかについて検討した。当院所属の臨床研修歯科医40名(男性31名、女性9名、24~33歳)を、臨床徴候および問診を主な指標として正常者群22名(男性19名、女性3名)とブラキサー群18名(男性12名、女性6名)に分類した。事前に各被験者の上顎歯列をアルジネート印象材で印象採得を行って上顎歯列模型を作製し、模型からスプリント装置用プレートのデュランプラスおよびデュランの加圧成形後の1mm、2mm、3mmの各厚さのスプリント装置を歯科用加圧成形器BIOSTAR VIで作製した。スプリント調整前後ともに3mm装着時のクレンチングおよびグライディング運動時に生体はストレス反応を示しやすい傾向にあり、2mm以下の厚さのスプリント装置の使用が望ましいことが示唆された。1mmと2mm装着時のクレンチングおよびグライディング運動時には調整したスプリント装置の使用が望ましいことが示唆された

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    表紙・目次

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