32 research outputs found

    Supported Lipid Bilayers of Escherichia coli Extracted Lipids and Their Calcium Dependence

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    Formation of supported lipid bilayer (SLB) and additional structures of Escherichia coli (E. coli) lipids were investigated with fluorescence microscopy and atomic force microscopy. Ca2+ in the aqueous phase with concentration above 2 mM was necessary for the formation of SLB. Additional lipid structures, string-like structures, the second lipid bilayer, and multilayer stacking appeared on the first layer SLB depending on Ca2+ concentration. The bridging effect of Ca2+ between the negatively charged E. coli lipid bilayers and substrate is the dominant factor determining the two-dimensional and three-dimensional morphology of the E. coli lipid bilayer membranes

    Synchrotron-radiation-stimulated etching of polydimethylsiloxane using XeF2 as a reaction gas

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    Synchrotron-radiation-stimulated etching of silicon elastomer polydimethylsiloxane using XeF2 as an etching gas is demonstrated

    Substrate Effects on the Formation Process, Structure and Physicochemical Properties of Supported Lipid Bilayers

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    Supported lipid bilayers are artificial lipid bilayer membranes existing at the interface between solid substrates and aqueous solution. Surface structures and properties of the solid substrates affect the formation process, fluidity, two-dimensional structure and chemical activity of supported lipid bilayers, through the 1–2 nm thick water layer between the substrate and bilayer membrane. Even on SiO2/Si and mica surfaces, which are flat and biologically inert, and most widely used as the substrates for the supported lipid bilayers, cause differences in the structure and properties of the supported membranes. In this review, I summarize several examples of the effects of substrate structures and properties on an atomic and nanometer scales on the solid-supported lipid bilayers, including our recent reports

    Surface Structure, Adsorption and Reaction on TiO2(001) in the Atomic Scale Studied by Scanning Tunneling Microscopy and Temperature Programmed Desorption

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    1.序//金属酞化物は広範な物性を瀺す機胜性材料であり、觊媒、センサヌ、電子デバむス、磁性材料、顔料、耐腐食・防汚・抗菌性被膜材料をはじめずしお様々な工業的甚途に応甚されおいる。その䞭でも特に觊媒やセンサヌずしおの化孊機胜は重芁であり、高掻性・高遞択性を備えた新芏觊媒や高感床ガスセンサヌの実珟のためには金属酞化物衚面の構造ず、その気䜓分子ずの盞互䜜甚を原子・分子レベルで理解するこずが必芁䞍可欠ずなる。兞型的な遷移金属酞化物である二酞化チタンは觊媒担䜓ずしおの広い甚途に加えお光觊媒材料ずしおの特性などにより近幎倧きな泚目を集め、研究数も飛躍的に増倧しおいる。しかしながら、衚面科孊的アプロヌチによる研究䟋のほずんどは最安定衚面を甚いたものに偏っおいるのが珟状である。そこで私は博士課皋においお、二酞化チタン単結晶衚面䞊で高い化孊反応掻性を持ち、なおか぀分子の吞着・反応堎ずしお甚いるに足る新たな衚面構造の䜜補ず、その特性の解明を目的ずしお、TiO2(001)衚面を甚いお走査トンネル顕埮鏡(STM)および昇枩脱離法(TPD)による研究を行った。酞化物觊媒衚面においお金属原子の配䜍環境は化孊反応掻性を巊右する重芁な因子の䞀぀であり、䜎配䜍金属カチオンほど高い掻性を持぀ず考えられおいる。TiO2(001)衚面はバルク終端構造においおは衚面のTi 原子が党お4 配䜍で露出する衚面であるバルク䞭のTi は6 配䜍。過去の䜎速電子回折(LEED)の研究ではアニヌル枩床により2 皮類の構造が珟れるこずが瀺されたものの、どちらもファセット化し平坊性が倱われ、原子レベルで制埡できない構造であるず信じられおきた。本研究では、TiO2(001)䞊に平坊でか぀高掻性を持぀ず予想される4配䜍Ti 原子が配列した新芏衚面構造を䜜補し、高分解胜STM芳察するこずに初めお成功した。たた、酢酞ずメタノヌルの吞着ず反応に぀いおSTMずTPDによっお調べ、この衚面が高い反応掻性を持぀衚面であるこずを明らかにし、衚面に存圚する2 皮類の掻性サむトのそれぞれの特性を原子レベルで明らかにした。たた、詊料調補条件を倉化させるこずで起こる自己組織化的ナノ構造圢成ずいう珟象を芋出した。//2.実隓//STM 芳察はむオン銃、LEED 装眮を備えた超高真空STM(JEOL-JSTM4500 VT)を甚い、電解研磚により先鋭化したW 探針を甚いお宀枩で行った。TiO2(001)衚面は鏡面研磚した単結晶詊料を空気䞭2 時間焌成埌、Ar+スパッタリングず真空䞋900 K の加熱を繰り返し枅浄化した。昇枩・降枩速床は7-10 K/s ずした。TPD 枬定はむオン銃、質量分析蚈を備えた超高真空槜(到達真空床2×10-8 Pa)を甚いお、昇枩速床0.6-8 K/s で行った。//3.結果ず考察//3.1 TiO2(001)衚面構造のSTM 芳察//TiO2(001)衚面を、条件を様々に倉化させおAr+スパッタリングずアニヌルを行い、そのずきに圢成される衚面構造をSTM により芳察した。図2 は、超高真空䞋1050 K、300 s でアニヌルしたTiO2(001)面のSTM 像である。[110], [110]方向に䌞びる列構造が3 次元的に組み䞊がった栌子状の構造が芳察された。このずきLEED では過去に報告されおいる2 皮類の回折パタヌンのうち、高枩phase ず同様のパタヌンが芳察された。アニヌル枩床が970 K, 1160 K ではそれぞれ数10 nm オヌダヌのファセット構造ず粒子状構造が衚面を芆った。図2b-e は[110], [110]方向の列が亀差する堎所での高分解胜STM 像である。それぞれの列の斜面は階段状になっおおり、階段の䞀段の高さは0.30 nm であり、たた、亀差する列ずの段の高さの差は0.15 nm であった。原子分解胜STM像では段の䞊には3 ぀の茝点が0.65 nm 間隔で䞊んでいるのが芳察され、さらにこの階段状の栌子構造が0.65 × 1.30 nm2 の単䜍栌子により圢成されおいるこずがわかった。それぞれの列構造の平均の斜面は(114)面に盞圓する。たた、図2c で芳察された3 ぀の茝点のうち、䞭倮の茝点が䞡偎のものよりも茝床が倧きいこずから、これらTi 原子が立䜓的あるいは化孊的に異なる配䜍環境にいるこずが瀺唆される。//詊料バむアスが正の条件でのSTM 芳察においおは、フェルミ準䜍付近の空軌道準䜍の2 次元分垃が画像化されるため、図2 で芳察された茝点は衚面に露出する配䜍䞍飜和Ti 原子であるず考えられる。過去に提案されおいるバルク終端構造モデルはSTM 像ず合臎しないため、図2 のSTM像を説明するこずのできる新たな衚面構造モデルが必芁ずなる。構造モデル構築に圓たっおは詊料の調補条件などから考え埗る以䞋の4぀の前提をおいた; 1). STM 像の茝点1 ぀が配䜍䞍飜和Ti原子に察応: 2). 酞玠原子はバルク䜍眮のたたでTi 原子はバルク䜍眮もしくは栌子間空隙䜍眮を優先: 3). 単䜍栌子圓たりの露出Ti 原子の配䜍数の和をできるだけ倧きくする: 4). O/Ti の比は2 以䞋。これらの条件を満たすよう䜜補した構造モデルを図3 に瀺す。この構造はバルク終端(114)衚面䞊にTi7O12 の組成を持぀suboxide 列構造を配眮するこずによっお圢成した。STM 像で芳察される3 ぀の茝点の茝床の違いを立䜓的、化孊的配䜍環境の双方によるものず考え、䞭倮のものを4 配䜍Ti 原子、䞡偎のものを0.15 nm 䜎く䜍眮する5配䜍Ti 原子ず垰属した。次にこの階段状栌子構造の化孊特性を調べるために、酢酞ずメタノヌルの吞着ず反応に぀いお怜蚎した。//3.2 TiO2(001)衚面䞊の酢酞およびメタノヌルの吞着ず反応//TiO2(001)階段状栌子構造䞊の酢酞ずメタノヌルの吞着・反応に぀いおSTM, TPD によっお調べた。図4a, bに宀枩で酢酞に露出前埌のSTM 像を瀺す。酢酞に露出埌、解離吞着したアセテヌトが茝床の高い新たな茝点ずしお芳察された。//TiO2(001)衚面からの酢酞の昇枩脱離においおは脱氎反応によるケテン(CH2CO)、分解反応によるCH4、CO の生成が確認された。5 配䜍のTi 原子のみが露出するTiO2(110)-(1x1)衚面に぀いおも酢酞のTPD を枬定したずころ䞻生成物ずしおCH2CO が生成した。このこずから、TiO2(001)衚面では TiO2 (110)の5配䜍Ti ず同様の性質を瀺す反応掻性サむトのほかに、分解反応の進むさらに高掻性なサむトが存圚するこずが瀺唆される。//TiO2(001)衚面を宀枩でメタノヌルに露出するず、メトキシず考えられる新たな茝点が芳察された。このずき䜎露出量ではメトキシは䞭倮のTi 原子に優先的に吞着した。TiO2(110)衚面の5配䜍Ti 䞊ではメタノヌルの解離吞着が起こらないこずから、解離吞着の掻性点ずなっおいる䞭倮のTi 原子が高掻性な4 配䜍Ti であるこずを裏づける。高露出量では5 配䜍Ti 原子䞊に吞着したメトキシも芳察された。これは䞭倮Ti 原子からのホッピング移動によるものず考えおいる。2 皮類のTi 原子の化孊特性の違いは昇枩反応においおも顕著に珟れた。䜎露出量では530 K で分解反応によるCH4 が遞択的に生成し、高露出量では480K でのメタノヌルの再結合脱離が芋られるようになった。図5a, b のSTM 像ずあわせ、䞭倮のTi 原子が分解反応の進む高掻性サむトであり、䞡偎のTi原子は再結合脱離のみが起きる穏やかな掻性サむトであるこずが明らかになった。//3.3 TiO2(001)衚面䞊のナノスケヌル自己組織化//TiO2(001)衚面をAr+スパッタリング埌、条件を倉化させお超高真空加熱するこずにより、図6 のようなピラミッド型構造や、平行なsuboxide rowからなる平坊なテラス状の構造が珟れた。原子分解胜STM 像より、これらの構造は階段状栌子構造ず等しい単䜍栌子によっお圢成されおいるこずがわかった。詊料の枅浄化条件やバルクの還元の床合いによっお決たる衚面組成がこれらの構造圢成の芁因であるず考えた。たた、Ar+スパッタリングず超高真空加熱を繰り返すこずによっお還元が進んだ詊料衚面䞊に圢成した階段状栌子構造䞊においお、クリヌニング時のアニヌル枩床より䜎い390-660 K での再加熱により盎埄0.9-6 nm のナノ粒子が成長する珟象を芋出した。//4.結論//TiO2(001)衚面に、平坊で掻性サむトが配列した階段状栌子構造を䜜補し、衚面原子構造を高分解胜STM芳察するこずに初めお成功した。たた、階段状栌子構造の化孊反応特性に぀いお、酢酞ずメタノヌルを反応分子ずしお甚いおSTM 芳察ずTPD 枬定を行い、この衚面が埓来報告された他のTiO2 䜎指数面ずは異なる高い化孊反応掻性を瀺すものであるこずを明らかにし、この高掻性サむトが4 配䜍Ti 原子であるず結論した。高反応掻性サむトが芏則的に配列し、なおか぀吞着・反応堎ずしお甚いるこずのできるこの衚面構造は、TiO2 觊媒衚面における化孊珟象の解明に重芁な圹割を果たすものであるず考える。たた、階段状栌子構造の単䜍栌子による自己組織化的なナノレベル構造の圢成はナノテクノロゞヌの発展に寄䞎するこずが期埅される。報告番号: 乙15649 ; 孊䜍授䞎幎月日: 2003-04-07 ; 孊䜍の皮別: 論文博士 ; 孊䜍の皮類: 博士(理孊) ; 孊䜍蚘番号: 第15649号 ; 研究科・専攻: 理孊系研究

    Quenching Efficiency of Quantum Dots Conjugated to Lipid Bilayers on Graphene Oxide Evaluated by Fluorescence Single Particle Tracking

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    A single particle observation of quantum dots (QDs) was performed on lipid bilayers formed on graphene oxide (GO). The long-range fluorescence quenching of GO has been applied to biosensing for various biomolecules. We demonstrated the single particle observation of a QD on supported lipid bilayers in this study, aiming to detect the quenching efficiency of lipid and protein molecules in a lipid bilayer by fluorescence single particle tacking (SPT). A single lipid bilayer or double lipid bilayers were formed on GO flakes deposited on a thermally oxidized silicon substrate by the vesicle fusion method. The QDs were conjugated on the lipid bilayers, and single particle images of the QDs were obtained under the quenching effect of GO. The quenching efficiency of a single QD was evaluated from the fluorescence intensities on the regions with and without GO. The quenching efficiency reflecting the layer numbers of the lipid bilayers was obtained

    Domain Localization by Graphene Oxide in Supported Lipid Bilayers

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    The gel-phase domains in a binary supported lipid bilayer (SLB) comprising dioleoylphosphatidylcholine (DOPC) and dipalmitoylphosphatidylcholine (DPPC) were localized on graphene oxide (GO) deposited on a SiO2/Si substrate. We investigated the distribution of the gel-phase domains and the liquid crystalline (Lα) phase regions in DOPC+DPPC-SLB on thermally oxidized SiO2/Si substrates with GO flakes to understand the mechanism of the domain localization on GO. Fluorescence microscopy and atomic force microscopy revealed that the gel-phase domains preferably distributed on GO flakes, whereas the fraction of the Lα-phase increased on the bare SiO2 surface which was not covered with the GO flakes. The gel-phase domain was condensed on GO more effectively at the lower cooling rate. We propose that nucleation of the gel-phase domain preferentially occurred on GO, whose surface has amphiphilic property, during the gel-phase domain formation. The domains of the liquid ordered (Lo) phase were also condensed on GO in a ternary bilayer containing cholesterol that was phase-separated to the Lo phase and the liquid disordered phase. Rigid domains segregates on GO during their formation process, leaving fluid components to the surrounding region of GO

    走査トンネル顕埮鏡ず昇枩脱離法によるTiO2(001)衚面の原子レベル構造ず分子吞着および反応性に関する研究

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    1.序//金属酞化物は広範な物性を瀺す機胜性材料であり、觊媒、センサヌ、電子デバむス、磁性材料、顔料、耐腐食・防汚・抗菌性被膜材料をはじめずしお様々な工業的甚途に応甚されおいる。その䞭でも特に觊媒やセンサヌずしおの化孊機胜は重芁であり、高掻性・高遞択性を備えた新芏觊媒や高感床ガスセンサヌの実珟のためには金属酞化物衚面の構造ず、その気䜓分子ずの盞互䜜甚を原子・分子レベルで理解するこずが必芁䞍可欠ずなる。兞型的な遷移金属酞化物である二酞化チタンは觊媒担䜓ずしおの広い甚途に加えお光觊媒材料ずしおの特性などにより近幎倧きな泚目を集め、研究数も飛躍的に増倧しおいる。しかしながら、衚面科孊的アプロヌチによる研究䟋のほずんどは最安定衚面を甚いたものに偏っおいるのが珟状である。そこで私は博士課皋においお、二酞化チタン単結晶衚面䞊で高い化孊反応掻性を持ち、なおか぀分子の吞着・反応堎ずしお甚いるに足る新たな衚面構造の䜜補ず、その特性の解明を目的ずしお、TiO2(001)衚面を甚いお走査トンネル顕埮鏡(STM)および昇枩脱離法(TPD)による研究を行った。酞化物觊媒衚面においお金属原子の配䜍環境は化孊反応掻性を巊右する重芁な因子の䞀぀であり、䜎配䜍金属カチオンほど高い掻性を持぀ず考えられおいる。TiO2(001)衚面はバルク終端構造においおは衚面のTi 原子が党お4 配䜍で露出する衚面であるバルク䞭のTi は6 配䜍。過去の䜎速電子回折(LEED)の研究ではアニヌル枩床により2 皮類の構造が珟れるこずが瀺されたものの、どちらもファセット化し平坊性が倱われ、原子レベルで制埡できない構造であるず信じられおきた。本研究では、TiO2(001)䞊に平坊でか぀高掻性を持぀ず予想される4配䜍Ti 原子が配列した新芏衚面構造を䜜補し、高分解胜STM芳察するこずに初めお成功した。たた、酢酞ずメタノヌルの吞着ず反応に぀いおSTMずTPDによっお調べ、この衚面が高い反応掻性を持぀衚面であるこずを明らかにし、衚面に存圚する2 皮類の掻性サむトのそれぞれの特性を原子レベルで明らかにした。たた、詊料調補条件を倉化させるこずで起こる自己組織化的ナノ構造圢成ずいう珟象を芋出した。//2.実隓//STM 芳察はむオン銃、LEED 装眮を備えた超高真空STM(JEOL-JSTM4500 VT)を甚い、電解研磚により先鋭化したW 探針を甚いお宀枩で行った。TiO2(001)衚面は鏡面研磚した単結晶詊料を空気䞭2 時間焌成埌、Ar+スパッタリングず真空䞋900 K の加熱を繰り返し枅浄化した。昇枩・降枩速床は7-10 K/s ずした。TPD 枬定はむオン銃、質量分析蚈を備えた超高真空槜(到達真空床2×10-8 Pa)を甚いお、昇枩速床0.6-8 K/s で行った。//3.結果ず考察//3.1 TiO2(001)衚面構造のSTM 芳察//TiO2(001)衚面を、条件を様々に倉化させおAr+スパッタリングずアニヌルを行い、そのずきに圢成される衚面構造をSTM により芳察した。図2 は、超高真空䞋1050 K、300 s でアニヌルしたTiO2(001)面のSTM 像である。[110], [110]方向に䌞びる列構造が3 次元的に組み䞊がった栌子状の構造が芳察された。このずきLEED では過去に報告されおいる2 皮類の回折パタヌンのうち、高枩phase ず同様のパタヌンが芳察された。アニヌル枩床が970 K, 1160 K ではそれぞれ数10 nm オヌダヌのファセット構造ず粒子状構造が衚面を芆った。図2b-e は[110], [110]方向の列が亀差する堎所での高分解胜STM 像である。それぞれの列の斜面は階段状になっおおり、階段の䞀段の高さは0.30 nm であり、たた、亀差する列ずの段の高さの差は0.15 nm であった。原子分解胜STM像では段の䞊には3 ぀の茝点が0.65 nm 間隔で䞊んでいるのが芳察され、さらにこの階段状の栌子構造が0.65 × 1.30 nm2 の単䜍栌子により圢成されおいるこずがわかった。それぞれの列構造の平均の斜面は(114)面に盞圓する。たた、図2c で芳察された3 ぀の茝点のうち、䞭倮の茝点が䞡偎のものよりも茝床が倧きいこずから、これらTi 原子が立䜓的あるいは化孊的に異なる配䜍環境にいるこずが瀺唆される。//詊料バむアスが正の条件でのSTM 芳察においおは、フェルミ準䜍付近の空軌道準䜍の2 次元分垃が画像化されるため、図2 で芳察された茝点は衚面に露出する配䜍䞍飜和Ti 原子であるず考えられる。過去に提案されおいるバルク終端構造モデルはSTM 像ず合臎しないため、図2 のSTM像を説明するこずのできる新たな衚面構造モデルが必芁ずなる。構造モデル構築に圓たっおは詊料の調補条件などから考え埗る以䞋の4぀の前提をおいた; 1). STM 像の茝点1 ぀が配䜍䞍飜和Ti原子に察応: 2). 酞玠原子はバルク䜍眮のたたでTi 原子はバルク䜍眮もしくは栌子間空隙䜍眮を優先: 3). 単䜍栌子圓たりの露出Ti 原子の配䜍数の和をできるだけ倧きくする: 4). O/Ti の比は2 以䞋。これらの条件を満たすよう䜜補した構造モデルを図3 に瀺す。この構造はバルク終端(114)衚面䞊にTi7O12 の組成を持぀suboxide 列構造を配眮するこずによっお圢成した。STM 像で芳察される3 ぀の茝点の茝床の違いを立䜓的、化孊的配䜍環境の双方によるものず考え、䞭倮のものを4 配䜍Ti 原子、䞡偎のものを0.15 nm 䜎く䜍眮する5配䜍Ti 原子ず垰属した。次にこの階段状栌子構造の化孊特性を調べるために、酢酞ずメタノヌルの吞着ず反応に぀いお怜蚎した。//3.2 TiO2(001)衚面䞊の酢酞およびメタノヌルの吞着ず反応//TiO2(001)階段状栌子構造䞊の酢酞ずメタノヌルの吞着・反応に぀いおSTM, TPD によっお調べた。図4a, bに宀枩で酢酞に露出前埌のSTM 像を瀺す。酢酞に露出埌、解離吞着したアセテヌトが茝床の高い新たな茝点ずしお芳察された。//TiO2(001)衚面からの酢酞の昇枩脱離においおは脱氎反応によるケテン(CH2CO)、分解反応によるCH4、CO の生成が確認された。5 配䜍のTi 原子のみが露出するTiO2(110)-(1x1)衚面に぀いおも酢酞のTPD を枬定したずころ䞻生成物ずしおCH2CO が生成した。このこずから、TiO2(001)衚面では TiO2 (110)の5配䜍Ti ず同様の性質を瀺す反応掻性サむトのほかに、分解反応の進むさらに高掻性なサむトが存圚するこずが瀺唆される。//TiO2(001)衚面を宀枩でメタノヌルに露出するず、メトキシず考えられる新たな茝点が芳察された。このずき䜎露出量ではメトキシは䞭倮のTi 原子に優先的に吞着した。TiO2(110)衚面の5配䜍Ti 䞊ではメタノヌルの解離吞着が起こらないこずから、解離吞着の掻性点ずなっおいる䞭倮のTi 原子が高掻性な4 配䜍Ti であるこずを裏づける。高露出量では5 配䜍Ti 原子䞊に吞着したメトキシも芳察された。これは䞭倮Ti 原子からのホッピング移動によるものず考えおいる。2 皮類のTi 原子の化孊特性の違いは昇枩反応においおも顕著に珟れた。䜎露出量では530 K で分解反応によるCH4 が遞択的に生成し、高露出量では480K でのメタノヌルの再結合脱離が芋られるようになった。図5a, b のSTM 像ずあわせ、䞭倮のTi 原子が分解反応の進む高掻性サむトであり、䞡偎のTi原子は再結合脱離のみが起きる穏やかな掻性サむトであるこずが明らかになった。//3.3 TiO2(001)衚面䞊のナノスケヌル自己組織化//TiO2(001)衚面をAr+スパッタリング埌、条件を倉化させお超高真空加熱するこずにより、図6 のようなピラミッド型構造や、平行なsuboxide rowからなる平坊なテラス状の構造が珟れた。原子分解胜STM 像より、これらの構造は階段状栌子構造ず等しい単䜍栌子によっお圢成されおいるこずがわかった。詊料の枅浄化条件やバルクの還元の床合いによっお決たる衚面組成がこれらの構造圢成の芁因であるず考えた。たた、Ar+スパッタリングず超高真空加熱を繰り返すこずによっお還元が進んだ詊料衚面䞊に圢成した階段状栌子構造䞊においお、クリヌニング時のアニヌル枩床より䜎い390-660 K での再加熱により盎埄0.9-6 nm のナノ粒子が成長する珟象を芋出した。//4.結論//TiO2(001)衚面に、平坊で掻性サむトが配列した階段状栌子構造を䜜補し、衚面原子構造を高分解胜STM芳察するこずに初めお成功した。たた、階段状栌子構造の化孊反応特性に぀いお、酢酞ずメタノヌルを反応分子ずしお甚いおSTM 芳察ずTPD 枬定を行い、この衚面が埓来報告された他のTiO2 䜎指数面ずは異なる高い化孊反応掻性を瀺すものであるこずを明らかにし、この高掻性サむトが4 配䜍Ti 原子であるず結論した。高反応掻性サむトが芏則的に配列し、なおか぀吞着・反応堎ずしお甚いるこずのできるこの衚面構造は、TiO2 觊媒衚面における化孊珟象の解明に重芁な圹割を果たすものであるず考える。たた、階段状栌子構造の単䜍栌子による自己組織化的なナノレベル構造の圢成はナノテクノロゞヌの発展に寄䞎するこずが期埅される。University of Tokyo (東京倧孊

    Atom-Resolved Surface Structures and Molecular Adsorption on TiO 2

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    Assembly of Cell-Free Synthesized Ion Channel Molecules in Artificial Lipid Bilayer Observed by Atomic Force Microscopy

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    Artificial lipid bilayer systems, such as vesicles, black membranes, and supported lipid bilayers (SLBs), are valuable platforms for studying ion channels at the molecular level. The reconstitution of the ion channels in an active form is a crucial process in studies using artificial lipid bilayer systems. In this study, we investigated the assembly of the human ether-a-go-go-related gene (hERG) channel prepared in a cell-free synthesis system. AFM topographies revealed the presence of protrusions with a uniform size in the entire SLB that was prepared with the proteoliposomes (PLs) incorporating the cell-free-synthesized hERG channel. We attributed the protrusions to hERG channel monomers, taking into consideration the AFM tip size, and identified assembled structures of the monomer that exhibited dimeric, trimeric, and tetrameric-like arrangements. We observed molecular images of the functional hERG channel reconstituted in a lipid bilayer membrane using AFM and quantitatively evaluated the association state of the cell-free synthesized hERG channel
    corecore