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    保育所幼児の栄養摂取状況と腸内細菌叢との関連

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    【目的】我が国では、幼児期の栄養素等摂取量を定量的に示した研究が少なく、日本人の食事摂取基準(2015年版)では小児の十分な資料が存在しない場合は、成人の値から外挿して栄養素等の基準値が求められている。本研究では、保育所幼児の栄養素等の摂取状況を明らかにし、食生活、生活習慣と関わりのある腸内細菌叢を評価指標として検討した。【方法】調査期間は平成26年12月から平成27年3月である。調査対象者は福岡県上毛町の同意が得られた保育所幼児83名である。調査内容は1)食事の実態調査は秤量記録法で食品名を食事記録ノートに記入および同日の食前食後の料理写真撮影、2)排便調査、3)採便後の腸内細菌叢の分析である。分析は(株)テクノスルガ・ラボに依頼し、Nagashima法によりT-RFLPで解析した。解析はすべて統計解析ソフトSPSS Statistics ver.22を用いた。この研究は中村学園大学の倫理委員会から承諾を得ている。【結果】1日あたりの栄養摂取状況で、男女ともに推定エネルギー必要量、たんぱく質の推奨量、脂質と食塩相当量の目標量は基準値よりも高い数値を示した。食物繊維、炭水化物の目標量、カルシウムと鉄、ビタミンAの推奨量は基準値に対して低い数値を示した。栄養素と腸内細菌叢の関連をみるとカルシウムのBifidobacteriumの割合は低摂取群に比べ高摂取群が有意に高い数値を示した。特に、食物繊維の摂取量では基準値に対して不足している人が38.3%を占め、食物繊維摂取量と腸内細菌叢の関連をみると基準値である中摂取群が低摂取群に比べ、推定される群菌のLactobacillales目の割合が高い数値であった。【考察】幼児の健康増進や生活習慣病予防には腸内環境改善が重要であり、栄養的にバランスのよい食事の摂取が不可欠であると考えられる

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