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ショウガッコウ コクゴカ ニオケル デントウテキ ナ ゲンゴ ブンカ キョウイク ノ ゲンジョウ ト カダイ ゲンコウ ノ ショウガッコウ コクゴカ ケンテイズミ キョウカショ ノ ヒカク カラ ワカル コト
平成20年度版学習指導要領が作成された際に、初めて伝統的な言語文化に関する事項が国語科教育の中で新設された。本論文では伝統的な言語文化の授業の現状について小学校国語科検定済教科書を調査・比較することで問題点を明らかにした。その結果、低学年で昔話、中学年で俳句・短歌、高学年で古文・漢文を配置しながら、各社それぞれ少しずつ特徴的な教科書になっていることがわかった。しかし、伝統的な言語文化学習の入門期の小学生には内容的な制約や教科書の紙幅の都合もあり、詳しい内容の教材提供は難しいこともわかった。ゆえに、小学生に伝統的な言語文化のおもしろさや表現を理解してもらうためには、教科書以外の副読本が必要であると考えた。その理由は、伝統的な言語文化の入り口だけではなく、もう少し踏み込んだ内容や本文・表現を小学生に提供し、伝統的な言語文化の世界を認識し、学習の充実をはかることができると考えたからである
ショウガッコウ チュウガッコウ コクゴカ ニオケル ワガ クニ ノ ゲンゴ ブンカ キョウイク デントウ テキ ナ ゲンゴ ブンカ キョウイク カラ ノ ケイショウ ト テンカイ ニ ツイテ
我が国の言語文化教育を新旧学習指導要領と対照させた結果、小学校段階では「触れる」レベルであったものが、「親しむ」「楽しむ」「理解する」レベルまで進展し、中学校では3年間を通じて「古典の世界に親しむ」に統一され、小学校からの系統性を一貫させた内容に改訂されていることを明らかにした。次に、現行の中学校国語科教科書の分析から、9 年間の伝統的な言語文化教育の中で定番教材が重複して学習されている現状と課題を突き止めた。この解決には、中教審答申の 6 点の枠組みの②「何を学ぶか」、③「どのように学ぶか」の観点が有効である。さらに、教員の教材中心の授業から学習方法中心の授業へと意識改革することが最重要であると指摘した。そして、「古典に親しむ」授業づくりのためには小・中・高等学校の12年間において、より系統的な教材の配置と指導が必要であり、またそれは各学校・各教員によって個々に策定する必要があると提言した
Effects of periodic robot rehabilitation using the Hybrid Assistive Limb for a year on gait function in chronic stroke patients
Using a robot for gait training in stroke patients has attracted attention for the last several decades. Previous studies reported positive effects of robot rehabilitation on gait function in the short term. However, the long-term effects of robot rehabilitation for stroke patients are still unclear. The purpose of the present study was to investigate the long-term effects of periodic gait training using the Hybrid Assistive Limb (HAL) on gait function in chronic stroke patients. Seven chronic stroke patients performed 8 gait training sessions using the HAL 3 times every few months. The maximal 10-m walk test and the 2-minute walking distance (2MWD) were measured before the first intervention and after the first, second, and third interventions. Gait speed, stride length, and cadence were calculated from the 10-m walk test. Repeated one-way analysis of variance showed a significant main effect on evaluation time of gait speed (F = 7.69, p < 0.01), 2MWD (F = 7.52, p < 0.01), stride length (F = 5.24, p < 0.01), and cadence (F = 8.43, p < 0.01). The effect sizes after the first, second, and third interventions compared to pre-intervention in gait speed (d = 0.39, 0.52, and 0.59) and 2MWD (d = 0.35, 0.46, and 0.57) showed a gradual improvement of gait function at every intervention. The results of the present study showed that gait function of chronic stroke patients improved over a year with periodic gait training using the HAL every few months
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