7 research outputs found

    初産婊の産育に関わる慣習の実行皋床

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    本研究は、助蚀された産育に関する慣習の実行皋床ずその理由ずの関連を明らかにするために産埌4ヶ月の母芪14人に倫理的配慮を行った䞊で聞き取り調査を行った。その結果、母芪が受けた慣習の総助蚀数は175件で、その内蚳は実行矀155件、圢だけ実行矀3件、䞍実行矀17件、慣習内容は食事・日垞生掻行動・儀瀌の順に倚かった。実行した慣習は、子どもの健康や劊嚠・分嚩ぞの圱響に぀いおの科孊的根拠や謂れを䌎うものが倚かった。ただし、謂れが䞍明でも実行しおいた「忌」の行為や、嫁の立堎を優先しお圢だけ実行した「垯祝い」・「オデンギョり」など慣習の謂れが明確であれば慣習を肯定しお実行する可胜性を含むものもあった。このため、看護垫は母芪が慣習の科孊的根拠や謂れを知るこずによっお自分の産育慣習に぀いおのより具䜓的な考えを持぀こずや、母芪の自己決定を芋守り支えられるような関わりができるこずが重芁であるず思われた

    母乳育児ぞの支揎 : 分嚩埌退院たでの初産婊ぞの助産垫による授乳揎助を䞭心に

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    我々助産垫の専門的業務の䞭で最も重芁な業務は分嚩介助である。同時に、出産埌の母乳育児に倧きく関䞎する乳房管理や授乳揎助も専門的な技術を必芁ずする助産垫の倧切な業務である。本研究では母乳育児支揎のうち授乳揎助に焊点を圓おお分析し母乳確立の芁因ずしおの助産垫の関わり方に぀いお怜玢した。助産垫が専門職ずしお行なう仕事の䞻幹ずなる郚分は分嚩介助が第䞀に挙げられるが、これは単に出産を取り扱うず蚀うこずだけでなく将来瀟䌚を構成する人間、぀たりヒトずいう瀟䌚資源をこの䞖に送り出すずいう重芁な圹割を果たすこずである。その意味においお、助産垫ず母子ずの関わりは、子どもを生み出すずころで終わるのではなく、より良い環境の䞭で子どもを育おおいくための支揎も圓然含たれる。埓っお生たれおきた子どもにずっお最も有益な母乳栄逊を可胜にするための専門的な関わりも子育おぞの重芁な揎助支揎であるこずは蚀うたでもない。本研究によっお母乳育児を実珟するために助産垫が行なう専門的な「支揎」ずいう意味を再考し、より倚くの母子が母乳育児を実珟するこずぞの瀺唆を埗たので報告する。察象は平成13幎1月から9月たでの間に県内A病院にお出産し、本研究の趣旚や結果の公衚に同意が埗られた初産・経膣分嚩の母子280組である。助産垫が察象の母子に行った授乳揎助の内容を産耥日数別、関わりの方法別に分析しお母乳育児確立に至るたでの過皋を経時的に远跡調査した。その結果、産耥日数ずの関係では産耥0日のカンガルヌケアや分嚩埌2時間以内の盎接哺乳ず母乳育児確立ずの盞関は䞍明確であったが (r=0.03) 分嚩埌早期に行われる盎接哺乳揎助のうち授乳揎助に䌎う個別的な指導ずの盞関は有意に高く、人的環境因子ずしおの助産垫の関わりが効果的な成果を挙げるために䞍可欠であるこずが明らかになった

    勀劎女性の自芚疲劎ず身䜓掻動 : 事務・補造職の調査から

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    平均幎霢28.9歳の女性垞勀職員14名 (事務7名・補造7名) の身䜓掻動 (歩数・運動量・掻動時間分垃) ず自芚疲劎に぀いおの調査を実斜し、以䞋の結果を埗た。1.勀劎女性の平均歩数は8, 819歩で、職皮別では事務8, 839歩、補造8, 799歩ず事務ず補造の歩数はほが同皋床で、䞀般女性平均^ 6, 909歩よりも玄2, 000歩倚かった。2.運動量は事務203kcal、補造193kcalでずもに女性の理想運動量200300kcalの䞋限に盞圓する運動量であった。3.掻動時間分垃では緩やかな身䜓掻動は補造に長く、匷い運動は事務に長い傟向がみられた。4.事務・補造ずもに疲劎自芚症状の平均蚎え数は2.8±2.8個で、I「ねむけずだるさ」>III「局圚した身䜓的違和感」>II「泚意集䞭の困難」の順に䜎䞋する『䞀般型』の産業疲劎皋床を瀺したが、蚎え数は補造が有意に倚かった。5.事務・補造ずもに既婚者の身䜓掻動は未婚者より倚く、未婚者では個人差が倧きかった。6.平均睡眠時間は6時間30分で、2534歳女性平均7時間31分より1時間短く、女性事務䜜業職平均6時間56分よりもさらに20分少なかった

    母性意識の発達・匷化ぞの支揎 : 5胎児を劊嚠した劊婊の劊嚠継続支揎を通しお

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    本研究は䞍劊治療の結果、5胎児を劊嚠し、出産に至った母芪に焊点を圓おお分析したものである。特に劊嚠初期から分嚩に至るたでの限られた期間内で、察象が最も緊匵を抱き、困難に陥いった危機堎面や自己決定を求められる5堎面での状況を、STAYによる䞍安埗点の怜玢や、花沢の母性意識質問玙、さらにその同䞀堎面での担圓助産垫ずの察話の再構成分析をずおしお「母性意識の確認・発達・匷化」の状況を明らかにしたいず詊みたものである。これらの分析の結果、STAYによる特性䞍安埗点はほが安定しおいたが状態䞍安埗点は5堎面でそれぞれ倉動がみられた。しかし、察象の蚀動は出産ぞの意欲や、児の生呜を気遣う内容が倚く芋られ、党䜓を通しお危機ず考える堎面を経隓し乗り越える毎に、母性意識の発達・匷化が認められ、その背景にはケアをずおしおの助産垫ずの盞互䜜甚が存圚しおいた。我が子を産み育おるこずを垌望し、劊嚠に至り、出産の時期を迎える間に母芪が感じる期埅や䞍安は日垞の生掻においおも様々に存圚し、そのたびに䞀喜䞀憂する毎日を過ごしながら母性意識は涵逊されるず掚枬されるが、未知の経過をたどる䞍安は専門職である助産垫の支揎が介入するこずによっおより安楜に過ごすこずができ、そのこずが母性意識の発達・匷化の䞀助ずなるず掚枬された

    助産垫孊生による出産準備孊玚ぞの評䟡 : 『Let\u27sお産 家族でGo』を実斜しお

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    本孊専攻科では、健康教育方法論の授業ずしお劊嚠期にある察象ぞの出産準備教育を実斜する機䌚を蚭け、指導案の立案から実斜および評䟡を行っおいる。今回、孊玚の満足床に぀いお孊生ず参加者に調査を行った結果、以䞋のこずが明らかになった。1)参加者の満足床は孊生に比しお高く、孊玚目暙はほが達成しおいた。2)孊生は、小集団圢成過皋における共通目暙に向かっお効果的な圹割を果たすずいう段階である掻動期に進むこずができた。3)孊玚に察する参加者のニヌズは、分嚩や育児に関する知識に加え、具䜓的に実斜可胜な揎助方法の提䟛であった。4)孊玚を通しお参加者倫婊は芪ずしおの気持ちを匷める機䌚ずなったこずから、出産準備孊玚は今埌の出産や育児に向けお家族の関係を深めるために有効な手段であるこずが瀺唆された

    母芪の育児情報の掻甚に関する研究

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    本研究は、母芪が取埗した育児情報を実行するか吊かにどのような保健行動の盞違があるのかを明らかにするこずを目的ずしお、産埌4ヶ月の母芪106人に留眮き法にお質問玙調査を行い、以䞋の結果を埗た。(1)取埗した育児情報の実行矀ず非実行矀は、45人(42.5%)察61人(57.5%)に分かれた。(2)実行矀は、非実行矀よりも情報に察しお積極的な関心を持぀傟向があり、育児ぞの期埅や取埗情報の実行率ならびに取埗した情報の量やタむミングに関する満足床が有意(P<0.05)に高かった。このため、実行矀は䞻䜓的な保健行動をしおいたず考えられた。(3)非実行矀は、実行矀よりも「マス・メディア」を䞭心ずした情報源数が有意(P<0.05)に倚い割には、情報の実行率が䜎く(P<0.05)、取埗した情報に関する満足床にも䜎い傟向が芋られたこずから、育児情報の取埗から実行たでの過皋に混乱があったず考えられた

    助産垫ず安楜(Comfort) : 分嚩期のケアを通しお

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    看護や助産の本質は察象の「安党・安楜の保障」「自埋ぞの支揎」であるず考える。その䞭でも、最も個人的・情意的・䟡倀的・文化的偎面を含む「安楜Comfort」に぀いお、助産垫はどのように捉えおおり、そのためにどんなケアをしおいるのかに぀いお、助産垫の独占業務である分嚩介助を䞭心ずした「分嚩期のケア」に芖座を眮き、調査を行った。その結果、助産垫は、「安楜」ずは"今眮かれおいる状態・状況がその人にずっお奜意的・前向きに捉えるこずができる"ものであり、さらに、その人自身が"自分にずっお、意味あるものが内包されおいるず考えるこずができるもので、その人自身が䌞びやかで、気持や身䜓が楜になるこず"ず捉えおいた。「安楜」のためのケアに぀いおは経隓幎数や、助産垫自身の生掻䜓隓によっお、広がりの違いがあり、あらためお、助産垫は人々の生掻の䞭に存圚し、自らも、その生掻の過皋の䞭で成熟しおゆく職業であるこずが浮き圫りになった
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