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    「いちかわ かぞえうた」プロジェクト活動報告(1)

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     近年、市川市は、高い人口流動率による地域への関心の薄さ等、首都近郊特有の地域課題を抱えている。そこで市川市内にある保育者養成課程を有する大学に在籍する筆者らは、令和2年(2020)度大学コンソーシアム市川産官学連携プラットフォーム協議会共同研究助成を受け、「いちかわ かぞえうた」プロジェクトを立ち上げた。本プロジェクトは、和洋女子大学と昭和学院短期大学の学生と教員が連携、協働し、市川で育つ子どもが地域に親しみ愛着が持てる遊び歌とそれに付随する「遊びバリエーション」の創作と普及活動を通じ、地域文化遺産の利活用と地域活性化に資する学生の教育、育成の2点を目的としている。 創作した遊び歌を、地域の子どもを通じて家庭や地域コミュニティーに広めることにより、「地域愛」を育むと共に、地域文化遺産の利活用を促す。また、市川で学ぶ学生が「いちかわ」を題材にした遊び歌とそれに付随する児童文化財や身体表現を創作し、保育所、幼稚園、認定こども園や地域で開催されるイベントでの実演を通じ地域の人と関わることで、地域活性化に資する人材の養成、育成を目指している。本稿は、これまでに創作した遊び歌とそれに付随する児童文化財、身体表現の制作、創作活動に焦点を当て報告する
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